小川謙三さんが「ふ」L裏版を試しているらしい。
https://jigendaddy.hatenablog.com/entry/2022/09/03/124532
僕は「こう」が「ぷ」に化けるので、
ちょっと使いづらいなあと感じた。
「こうしたほうがいい」とかは、
すらっと一気に打てるのに、
その最初の方で誤打してると萎えるので、
高速で打ちたい部分だからね。
そもそも「から」が「ぶ」に化けるのがスタートだったので、
「ぷに化けます」は、徹底してない感じもするし。
あと致命的な問題を書き忘れていたが、
「う」と「ふ」が同じところにあると、
ウィ、ウェ、ウォと、フィ、フェ、フォの、
定義が被ってしまう。
それぞれ別定義を設ける手もあるのだが、
どんどんスマートさがなくなるなあと思い、
この版は捨てました。
運指の感覚は結構いいんだけどね。
あと、「わ」「む」の位置なんだけど、
「む」の連接が、中指下段裏のほうが良かった。
薬指下段裏にすると、どうもつながりが悪い感じがした。
また、「わ」を中指下段裏にすると、
「すわる」「わすれる」「わずか」の、「すわ」「わす」が、
,Oという打ちづらい連接になるため、
それがあんまり好きじゃなかったのがある。
同指段越えとどちらを嫌うかなんだけど。
あと「われわれ」が、中指小指の、
最も打ちづらいアルペジオになるのも気に入らなかったな。
もうこの段階まで来ると、
一個のカナの出現率よりも、
「そのカナを使う主な言葉が打ちやすくなる位置」
のほうが重視されている段階のような気がする。
その出現率の微差よりも、
「すわる」「わすれる」「わずか」「われわれ」
「よどむ」「いどむ」「むすかしい」「むかし」
などが打ちやすい流れの方を取ったわけ。
あとは感覚かなあ。薬指終わりの終止形が、
あんまり好きじゃないんだな、多分。
2022年09月04日
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おっしゃる通り「こう」が「ぷ」に化ける問題が気になっているので、今日の最新版では定義を行わないという荒業に出ました。
本来清濁同置を大原則とする薙刀式の本質に反するverを上げていることで気を悪くされているのではと少し心配しています。
「わ」を中指に配置するのは強い違和感があります。これまでの変更と比較してもかなり強い抵抗です。慣れで吸収できるものなのか、もう少し試してから決断しようと思います。
薙刀式にはMacイズム的なものがあって、
「シンプルな方が正解」みたいな原理的なものがあります。
なので例外を持たずにシンプル化しよう、
ということで「ぷ」だけ例外にするのもなあ、
などと考えています。
個人で使う改造はご自由に、なんですが、そこは美学ということで。
「わ」は頻度的には中指下段は妥当なんですが、
連接なのかなんなのか、僕も好きじゃなかったんですね。
なので現在の版に落ち着いています。