qwertyタイパーの指さばきはすごい。
まるでマシンガンである。
正確で速い動きは、反復横跳びが苦手な僕には、
人間業とは思えない。
だが僕は称賛しない。
人間業ではないものでしか扱えないキーボードって、
システムとして馬鹿な道具だとしか思えないんだよね。
思う事を普通に書くとき、
僕は手書きならば900字(変換後)/10分のペースで書く。
それをqwertyで書いたら、
わりととてつもない速度で指を動かす必要がある。
それは馬鹿だと思うんだ。
なぜ手書きでそこそこの速度が出るかというと、
「線を繋げる」によるものである。
続け字や崩し字を駆使して、
ミミズが這ったような曲線を書くから、
こっちの使うエネルギーが最小で、
最短距離をペンが進むわけである。
キーボードも、そのようになるべきだろう。
毎パソチャンピオンの松鶴れいらさんの指使いは、
マシンガンのように刻み、動き回る。
これは動線計画としては誤りである。
なぜもっと動線を最小化しないのか?
動線の時間関数fを積分したものを、
最小化するべきだろう。
理想は剣の達人である。
達人は動きが小さい。
大きな動きは無駄で、疲れて何人も切れなくなるからだ。
つまり、ひとつの仕事に対して、
エネルギー最小が実現している。
一文を書くのに、
タイパーみたいな猛烈なピストン運動をするべきか?
僕は剣の達人のように、
ぬるりと動いただけですでに一文が完成しているべきだと思う。
タイパーはどんな手段を用いてもいいから、
速度のみを競う人々のことだ。
それでは沢山の人を継続して切れまい。
僕は、
速度/エネルギーを競いたい。
エネルギーが測定できないのが残念だ。
いつか筋電図みたいなもので総量を測れるようになるだろうか。
剣の達人になるには、
身体を作り替えるわけだ。
あらゆる部位の動きに無駄がないように、
どんどんと動きを縮め、省略し、繋げるわけだ。
キーボードは、作り替えられない。
キーの場所が決まってて、動きそのものを縮められない。
僕はこれを馬鹿だと思う。
そして、作り替えられる、
エミュレータやら自作キーボードにいった。
qwertyのままでは、
どんな剣の達人でも、
あの無駄な動きをしなければ文が書けない。
そんな馬鹿な。
そんな無駄をしてるやつは馬鹿だ。
動きを省略して、
なるべく繋がるように。
気づいたら起こり、繋がり、
気づいたら完了するように。
万人がそこにたどり着くには、
マシンガンになることではなく、
「剣の達人のような動線」を用意することだと思う。
それは可能か。
少なくとも薙刀式くらいまでは可能のようだ。
最新の動画を見ればわかるけど、
僕はほとんど手や指を動かしていない。
この程度の最小の動きで、
創作文で1400字(変換後)/10分で書いている。
ちなみに松鶴れいらさんは、
コピー打鍵で2500くらいの速度だそう。
両者の手の動きを比較すれば、
速度比以上の動線の開きがあることがわかると思う。
薙刀式: https://youtu.be/697VmJ70KiU
れいらさん: https://twitter.com/PFU_HHKB/status/1566722577799983106?s=20&t=aaRiL-1JCuzJjyjhmftDjQ
薙刀式では時々考えるために手を止めてて、
れいらさんはコピー打鍵なので間断無く打ち続けている。
その差もあるかもだけど、
両者の動線の差は明らかだ。
剣の達人ならもっとゆらり、といけるのかもしれないが、
僕は行けるところはタタタッと行ってしまうね。
そこがまだ未熟なのかも知れない。
残念ながら新配列系の動画で、
ここまで長くかつ動線が無駄がなく、
1500前後の速度を出しているものは、
薙刀式のみだ。
(以前qwertyの方が上げてくれた動画は現在見れない模様)
月林檎が次にあるが、900で、
いろは坂は1200ぐらいであった。
その後しばらく音沙汰がないため、
どのような進化をしてるかは不明だ。
いや、ほかに絶対達人いるんでしょ?
動画を見せてくれよ。
俺が一番ってことは絶対ないでしょ。
飛鳥でもっとスラスラ書いてる人いるんでしょ?
新下駄でスラスラやってる人いるでしょ?
まだ見ぬ、もっと無駄なく効率的な書き方してる人、
沢山いるんでしょ?
僕が配列沼に入沼したのは2chで配列が盛り上がった後だったから、
その時の基準がわからない。
もしかしたら今の僕の薙刀式は、
その頃の基準を上回ってるのか?
もっと速い人がいるイメージなのだが。
僕は世の中の剣の達人のような動きが見たい。
ごにゃごにゃってやったらヌルヌルヌルって文字が出るやつ。
(ステノワードは二人組の段階で実用を諦めた)
和音漢直は衝撃を受けたが、創作文がないので、
実用がどれくらいなのかまだ未知数だ。
薙刀式がエネルギー最小配列だとは、
思ってない。
もっと無駄を省いた例を知りたい。
2022年09月08日
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