2022年09月20日

【薙刀式】ブラインドタッチを始めれば、誰でも秒3〜4打はいく

と、僕は思うんです。

ただ、
qwertyローマ字だとそれが秒1.8〜2.4カナに落ちて、
薙刀式だと秒3〜4カナ打てるよ、という違い。


もちろんJISカナでも、
秒3〜4カナだけど、
数字段と小指外全キーをブラインドタッチ出来ることが前提で、
それは事実上無理だと考えたほうがいい。

とくに小指外の8キー、
つまり横1列4キー、その外の下段を除く3キー、
そしてさらに外の最上段1キーを、
右小指担当のP;/3キーに加えて計11キーを打ち分け、
なおかつBSとエンターを右小指というのは、
ふつうのひとには無理だ。
(右小指にはあと右シフトの役目もある)

だから、
カナ配列のブラインドタッチをやりたいなら、
JISカナ配列以外の、
新配列を使うしかない。


カナ配列系新配列を使えば、
それはブラインドタッチ前提にデザインされているから、
秒3〜4カナは誰でも到達可能だ。

ただし同時押しが苦手な人は、
やや落ちるかもしれない。
同時押しを使わない新配列もあるから、
そっちを使う手もある。
(月配列、新JIS、月林檎など)

合理的な順次打鍵の新配列ならば、
指の動きが滑らかにつながるようになってるから、
qwertyと指が同じ速度でも、
動線が滑らかなので、
結果秒あたりのカナはたくさんうてる。

秒3〜4カナは、順次打鍵といえども全然いけると思う。

カナ配列でなくとも、
合理的なローマ字配列でも秒3〜4カナは全然可能な範囲。
実際tomisuke配列はそのあたりに来ている。


僕は、
ブラインドタッチは、
秒3〜4カナくらいいかないと、
やる意味がないと思う。
コスパが悪すぎると思うからだ。

qwertyで秒3〜4カナ打てるようになるには、
秒5.1〜6.8打鍵できるようになる必要があり、
動線の悪さを考慮すると、
これはかなりの「修行」が必要だ。

たとえば年単位必要で、
年単位文章が書けないのは現実的じゃないと思う。


目的に対して道具を選ぶべきで、
qwertyは「母国語で文章を書く」には、
とても悪い道具だ。

秒20打鍵打ちたいならqwertyを勧めるけど、
それ以外にqwertyの利点ってなんだっけ。
デフォルトで使えること以外の、
配列そのもののメリットはひとつもないと思う。



日本のブラインドタッチの普及率が悪いのは、
ブラインドタッチしにくい配列のせいだと考える。

すべての人が秒3〜4カナ打てるようになる配列が、
いい配列の定義なんじゃないかとすら思うね。

そういうものを普及させるべきだ。
薙刀式は、そのグループの中に入ると思う。


ほかはなんだろ。
新JIS、月配列系列、かわせみ配列、phoenixかな配列、
New Stickneyあたりかな。
あと行段系ローマ字配列も大体入る。

シン蜂蜜小梅は当落線上かなと思った。
「誰でも」にはちょっと複雑な気がする。
ふつうの文章くらいならいいけれど、
8×3マトリックスの例外の多さがややしんどい。
(まあ使わなきゃいいんだが)

親指シフトは落選。運指のつなぎが悪いと思った。
たとえ最上の親指シフトキーボードを使っても、
なお指の動線効率は悪いと感じる。

運指効率では圧倒的な新下駄と飛鳥は、
万人にはお勧めしないという意味で特別枠扱いかなあ。

もちろん異論は全然あると思う。
僕の知らないことも沢山あると思うし。


その人が最も合理的で楽に使える配列なら、
別になんでもいいとは思う。
世の中には100以上1000オーダー以下くらいの配列があり、
個人カスタムも全然ありだ。

だが、
「すべての人が秒3〜4カナでブラインドタッチできる」
を基準にすると、
シンプルでマスターしやすく、
例外の記憶の必要がなく、
しかも運指効率がいいものがいいのではないかと思う。
打鍵範囲も狭めがいいよね。

クルマに例えればカスタムは全然いいんだけど、
じゃあ真ん中のトヨタ車みたいなのは、
なんであるべきか?ってこと。


母国語をそこそこの速度でブラインドタッチすることが、
こんなに困難な言語はないんじゃない?
日本人はもっと、デジタル日本語入力を作った人に怒っていい。
怒ったあと、じゃあどうするべきかを考えたほうがいい。
posted by おおおかとしひこ at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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