バビロンの最新版ができてしまった。
もうこれでエンドゲームか?
横からの写真の、前腕の水平ぶりに注目だ。
subdivision surfaceを駆使して、
有機的な形にしてみた。かわいいでしょ。
キーボード空中庭園バビロンは、
何度かバージョンを経ながら改良されている。
現在のバージョンは、
1センチ厚みの板ならばなんでも挟めて、
なおかつ三段階の高さを調整できる(挟む高さを変えるだけ)、
というすぐれものだ。
三段空母型と勝手に呼んでる。宇宙戦艦ヤマトにそういうのが出てきたんだよな。
しかも板の広さを自由に選べることで、
パームレスト込みの奥付や、マウスを使うスペース込みでの板をはさむ自由がある。
ちなみに写真のものは、
幅38センチ、奥付が20センチ程度の、
かなり広い板である。
左右分割キーボードを載せても、
なお左右を開く余裕がある感じ。
(とはいえ、机の上に比べてそこまで左右に開かなくていいようだ。
腹前にキーボードがあると、
そこまで左右分割距離がいらないっぽい)
基本的な、「万力構造で机にかまして、
板を机より低い高さにする」
という構造は変わっていない。
それはつまり、
「ピアノを打つ高さは、
もともと日本の事務机よりもずいぶん低い」
事に端を発している。
僕がこのバビロンを使っている高さは、
キーボードが大体へそ上くらいの高さになっている。
それくらいだとちょうど前腕が水平になり、
無駄な力が腕や肘にかからない形になりやすい。
あるいは、手首をつけすぎて手首自身が痛くなるときは、
キーボードを手前に持ってきて手首を浮かしてしまう、
という打鍵法がある。肘を胴体につければ、
比較的疲労は軽減される。
机や椅子によって、
とくにノマドでいろいろなものを使う用に、
自由に高さを調整できるようにした。
(とはいえ、みっつの高さから選ぶだけだけど)
これまでのバビロンでは高さの変更ができなかったので、
合わない机や椅子では机の上で打鍵するしかなかったが、
これならパームレスト込みで、
思い通りの高さに大体なるのだよ!
とはいえ、持ち運びがとても便利、
というわけでもないのが残念だな。
もっと折り畳み式にならないかなあ。
板がかさばるから結局難しいし、
しっかり固定するためには、根本の関節はしっかりしてる必要があるしなあ…
あとは3Dブリントの価格の問題がある。
一番レジンのプリント代だけで1万6000円。
(最初透明レジンで作ろうとしたら4.5万でそっとじ)
板がいいやつを買うと3000円くらいだから、
ワンセットで3万円を覚悟する必要がある。
そこまでかけるべきものか、と言われると、
僕はその価値があるとは思うが、
お試しで払うにはちょっと冒険過ぎるよね。
次回のキー部にはもちろん持っていく。
(より改良が進んでいるかもしれないが)
これを体験することで、
「キーボードを打つ高さ、ありすぎるのでは?」
に気づいてほしいんだよね。
キーボードは机の上に置くべきではない。
そこがおかしいのに、
チルトスタンドとかをつけて、
前腕を水平より仰角をつけて打ってしまっている。
それが疲労になると思う。
前腕は水平なのが一番自然な体勢で、
それがエルゴノミクスだと思うが、
その打鍵姿勢について言及している人はとても少ない。
板がデカいから、板に両腕を預けられるのがとてもよい。
それが疲れない原因になっているような気がする。
そもそも腕は重いのだ。数キロはあるよな。
それをどこで支えるかで変わってくると思う。
自分で支えると負荷で、
アームレストやパームレストに腕重を預けられれば、
その分負荷が減るのではないだろうか。
色々また追試していくことにしたい。
軽量化したいが、細く薄くすると、
両腕の重さを支えられなくなるので、
どうやって軽量化すればいいか悩み中。
板の部分をアルミとかアクリルにすればいい?
たわみとの戦いなんだよな。
2022年09月20日
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