2022年09月24日

【薙刀式】慣れるにしたがって最適化される

新しく導入した運指は、
慣れていないせいか、打つのに時間がかかる。
しかし慣れてくると勝手に打ちやすくなってくるという不思議。
適応現象的な。


今回新しく配列を変更した部分では、
慣れていないと、「ぜん」とかがすごく打ちづらい。
しかし慣れてくると、いつのまにかするっと打てるようになっている。

どうなっているのか観察すると、
打ちづらいときは、指に力が入っているときで、
するっと打てているときは、指の力が抜けているときっぽい。

慣れていないときは力を入れて、
指を制御しているのかもしれない。
そのうち慣れてきた運指、
たとえば「せ」関係でも「せい」はアルペジオになっているから、
そういうものは、力の抜けが速い。

「せん」に関しても、
すべての「せん」で力が入ってしまうのではなく、
「全然」とかはちょっと練習したから、
これが来るときは比較的力が抜ける。
しかし、「完全に」「全部」なんてときはまだ力が入っているようだ。

いつ力が抜けて打てるのか、さらに観察すると、
その運指にたどり着く前、ということがわかる。

その運指が来るな、
と頭が察知している少し前から指が準備していないと、
力が入るっぽい。

力が入ってしまうのは、
「うわ、『せ』が来た、打たなきゃ」って思う感じのときで、
力が抜けているのは、
「あ、『せ』が来るのね、知っているよ」
というときだと思う。

これはつまり、
前後の関係を体で理解していて、
力の抜き加減を分かっているときだと思われる。

なめらかにつながるのは慣れた運指がつながるときで、
つながらないのは、そこに新顔がいて緊張している感じだろうか。

それが全部力が抜けたら、
すべてがスムーズに打てるのだろう。


でもまだファ行とか構えないと打てないか。
いや、そもそも外来音はだいたい慣れていないから、
そんなには速く打てず、力が入ってしまうかな。

ディレクターとか、打ち慣れた単語は打てるが、
ディズニーランドとかの「ディ」は力が入ってしまうな。
同じ音でも前後関係でだいぶかわってしまうっぽい。
「せ」関係でも同じくだから、
どれだけそのカナで前後関係を打ったかで決まるような気がする。



剣の達人が力が抜けて動けるのは、
つまり色んな動きをたくさんしてきたからに違いない。
まあ、剣ほどではないが、
たくさん日本語を書いていれば、誰でもそういう境地にいくんだろう。

qwertyでもそのように打てる人は、
なめらかに日本語が書けてしかも疲れないのかもしれない。
そういう意味では、
僕はqweertyで力を抜いて打つことは出来ないから、
僕にはまったく合わない配列であることはたしかだ。


まだ完全に慣れているわけではないが、
今回のv15(仮)はかなりいい感じで指がつながる感覚があるので、
使いこなせればわりといいんじゃないかと思っている。

結局、左薬指を改良したあとは、
右薬指を改良することになってしまった。
薬指というのは難しい指なんだなあ。
この指を力を抜いて使うのは、かなり難しいのかもしれない。
posted by おおおかとしひこ at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック