新しく導入した運指は、
慣れていないせいか、打つのに時間がかかる。
しかし慣れてくると勝手に打ちやすくなってくるという不思議。
適応現象的な。
今回新しく配列を変更した部分では、
慣れていないと、「ぜん」とかがすごく打ちづらい。
しかし慣れてくると、いつのまにかするっと打てるようになっている。
どうなっているのか観察すると、
打ちづらいときは、指に力が入っているときで、
するっと打てているときは、指の力が抜けているときっぽい。
慣れていないときは力を入れて、
指を制御しているのかもしれない。
そのうち慣れてきた運指、
たとえば「せ」関係でも「せい」はアルペジオになっているから、
そういうものは、力の抜けが速い。
「せん」に関しても、
すべての「せん」で力が入ってしまうのではなく、
「全然」とかはちょっと練習したから、
これが来るときは比較的力が抜ける。
しかし、「完全に」「全部」なんてときはまだ力が入っているようだ。
いつ力が抜けて打てるのか、さらに観察すると、
その運指にたどり着く前、ということがわかる。
その運指が来るな、
と頭が察知している少し前から指が準備していないと、
力が入るっぽい。
力が入ってしまうのは、
「うわ、『せ』が来た、打たなきゃ」って思う感じのときで、
力が抜けているのは、
「あ、『せ』が来るのね、知っているよ」
というときだと思う。
これはつまり、
前後の関係を体で理解していて、
力の抜き加減を分かっているときだと思われる。
なめらかにつながるのは慣れた運指がつながるときで、
つながらないのは、そこに新顔がいて緊張している感じだろうか。
それが全部力が抜けたら、
すべてがスムーズに打てるのだろう。
でもまだファ行とか構えないと打てないか。
いや、そもそも外来音はだいたい慣れていないから、
そんなには速く打てず、力が入ってしまうかな。
ディレクターとか、打ち慣れた単語は打てるが、
ディズニーランドとかの「ディ」は力が入ってしまうな。
同じ音でも前後関係でだいぶかわってしまうっぽい。
「せ」関係でも同じくだから、
どれだけそのカナで前後関係を打ったかで決まるような気がする。
剣の達人が力が抜けて動けるのは、
つまり色んな動きをたくさんしてきたからに違いない。
まあ、剣ほどではないが、
たくさん日本語を書いていれば、誰でもそういう境地にいくんだろう。
qwertyでもそのように打てる人は、
なめらかに日本語が書けてしかも疲れないのかもしれない。
そういう意味では、
僕はqweertyで力を抜いて打つことは出来ないから、
僕にはまったく合わない配列であることはたしかだ。
まだ完全に慣れているわけではないが、
今回のv15(仮)はかなりいい感じで指がつながる感覚があるので、
使いこなせればわりといいんじゃないかと思っている。
結局、左薬指を改良したあとは、
右薬指を改良することになってしまった。
薬指というのは難しい指なんだなあ。
この指を力を抜いて使うのは、かなり難しいのかもしれない。
2022年09月24日
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