最適化運指やら、数字段を打てる人、
あるいはピアニストなどは、
キーの絶対位置のようなものが、
空間感覚としてあるんだろうか?
僕はないんだよね。
僕の場合、
手首をつけることが絶対で、
そこを基準にホームポジションを定めて、
手首が動いたら二度と位置がわからなくなるんだよね。
手首はたまに動かすけど、
その時は親指を動かさずにいたり、
他の指をホームポジションに置いといたりして、
なんとか「いや、動いてないです」
という状況をつくらないと、
キーの配置なんてすぐにわからなくなる。
つまり僕は、
キーの絶対位置を把握していない。
手首の位置からの相対位置しかわからない。
体を動かしても、手首の位置は動かさない。
でもこのやり方だと、
最適化運指は難しい。
外来語など、一個まれにやるくらいなのは構わないけど、
常用したら位置の把握は無理になる。
元に戻らないと多分迷子になる。
ピアニストはどうなんだろう。
この音をこの指で取る、
なんてのは決まってるわけではないから、
なるべく滑らかになるように、
楽譜によって最適化運指をするのだろう。
その時に最初は指と鍵盤を見ながらやるのかな。
それとももう大体把握してて、
「あそこを押せばあの音が出る」から、
「この指で取ればあとの展開が楽になるから、
○指で取っとくか」
みたいなことを瞬時に判断するのかしら。
初級者、中級者とこのように進化してきて、
上級者ともなれば、
「ハイハイこのパターンね」と、
あまり考えずとも指が勝手に取りに行くのだろうか?
その時のホームポジションって、
椅子の位置とかになるんかなあ。
ピアノの手元動画を見ても、
その空間感覚と手の関係はちっとも分からない。
「あの辺にあの音」という絶対感覚と、
「この音をこの指で抑えているときに、
あの音はこのへんにある」という、
相対感覚を組み合わせてるのかしらね。
つまり、
手首を動かしちゃいけない僕の感覚では、
ピアノは絶対弾けなさそうなんだよね。
PCのキーボードもキーボードだし、
ピアノ的なキーボードもキーボードだ。
同じ言葉をつかいながら、
僕は弾き方が全く異なるのでは?
と思った。
いや、逆に、僕が、
手書き基準の「手首の位置を中心に円を描く」
というやり方でしか、
キーボードを扱えないだけで、
本来はピアノの弾き方が、
PCのブラインドタッチのやり方なのかも知れない。
手書きの場合は、手首の位置を徐々にずらしていくことで、
文字を進めていく。
キーボードの場合は手首の位置はそのまま。
その違いはあれど、
手首の小指側を紙や机につけて、
そこを中心にすることは同じな使い方を、
少なくとも僕はしているようだ。
だから、右は得意で左はいつまでたっても右手に追いつかないのかも知れない。
ピアノのような弾き方ならば、
いずれ左右は縮まるのかも知れない。
じゃあピアノ的な弾き方を、
いまさらマスターするべきなのかな?
手首を浮かす派閥の人たちは、
ピアノ的な弾き方でキーボードを打ってるのかしら?
周りにピアノが出来る人がいないため、
あるいはブラインドタッチが出来る人すらいないので、
この話は周囲に聞けない…
つまり、
「俺のブラインドタッチのやり方はそもそも間違ってるのでは?
ピアノ的なやり方でやるべきなのでは?」
というところに来ている。
僕が数字段を打てない理由、
あるいは小指伸ばしを把握できない理由は、
手首を浮かせたら分からなくなってしまうからだ、
ということに気づいた。
めんめんつさんは、
「次に打つキーが光るイメージで、
近い指で取りに行く」と言っていたが、
それはまさにピアニスト的な空間把握の仕方ではないか、
と思うわけだ。
それは少なくとも1U単位の解像度で、
空間感覚がないと厳しいだろう。
僕の解像度は、
基準位置の上下のみだからね。
(人差し指のみ、内側中段と内側下段があり、
内側上段に至っては把握していない)
見た目の結果は似たようなものかも知れないが、
そこにたどり着くルートが真逆で違う気がする、
この空間感覚。
タイパーや職業タイピストは、
ピアニスト側なのだろうか。
となると、
体の使い方や疲労のあり方も、
全然違うのかしら。
僕のやり方だと、
上下しかないのは手書きからしたら単純すぎるから、
1指あたり永字六方のように横方向にも拡張していいんじゃないの?
くらいは思っている。
CharaChorderのようにレバーを倒す感覚は、
それに近いだろうとも思う。
8方向拡張もいいだろうね。
これはピアニストには逆に難しいのでは、
などと思うわけだ。
はて、この想像は正しいのだろうか。
空間感覚はこう違う、
みたいなことを言葉で表現した例を知らないので、
とりあえず書きつけてみた。
2022年09月28日
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