2022年09月28日

【風魔】古参のファンの方の心配に答える

Twitterで心配してる方がいたので、
真面目に答えてみる。


> 風小次ドラマ、折角買ったのに、実は観るのが怖いのでなかなか視聴出ない⋯。小龍の設定がだいぶ自分の中のイメージ(漫画から受ける印象)と違うっぽいから。観ちゃうと混乱しそうで笑。小龍に対する想いはそれなりにあるので(ファンだから)難しいな⋯。みんなカッコいいし面白そうだとは思うんだけど


その気持ちはとてもわかります。
最初に出たフライヤーだって、
「こんなホストみたいなチャラチャラしたのが、
風魔なわけねえじゃん、風魔はもっと硬派で…」
なんて反発がたくさんあった。

でもね、動いてるのを見ればそれも変わるんですよ。
ポスターやジャケットや設定を風魔に近づけたのではなくて、
僕は「ドラマ」で風魔を表現したので。



たくさんの要素を改変しました。
実写化というジャンルでは、
変えすぎというレベルかも知れません。
でも、
ドラマを面白くして、
しかもなぜか風魔の魂を見ている気がする、
という感覚になるのは間違いないと思います。

似せることで近づき、結局偽物になる実写化が多い中、
似せないことで、別ルートから原作に肉迫する、
という手法を取っております。

古参のファンがたくさんいるのはわかってたから、
そこに出して恥ずかしくないものは目指したつもり。


ざっくりいえば、
僕の二次創作、くらいの気持ちで見ていただくのがちょうど良くて、
公式作品、と思わないくらいでいいかもですね。

ああ、あなたの小龍の解釈はそうなのね、
公式はあくまで原作のみで、
派生作品のひとつなのね、
という見え方で十分かと。

ちなみに舞台版はドラマ準拠ではあるものの、
脚本家も演出家も異なるので、
また別のパラレルワールドだと僕は考えています。


何度か実写化されたり、舞台化されたりすれば、
「ああ、○○版はこうだけど○○版はこうだ」
みたいな落ち着きも生まれるでしょう。
それは二次創作でも同じかなあと想像します。

たまに二次創作してる人が、
「ウチの△△はこうなんだけど、○○さんの△△はまた違う解釈なんよねえ」
なんて話してますが、
まあそんな感じとして見ていただければ幸いです。


なお小龍役の坂本和弥は当時ただの歌手で、
お芝居初挑戦なので、
大目に見ないと恋するレベルにはなんないだろうなあ。
双子でしかも歌が上手い、というレアケースを愛でましょう。

公式作品の神話レベルである、ではなくて、
深夜にやったゆるゆるドラマにしては、
本気でアイツらやりやがった、
くらいの作品だと思うので、
楽しんで見てみようか、で良いのではないでしょうか。

そもそも小龍も霧風も漫画の中の理想的人物で、
現実の誰がやったってその人そのものにはならんのですよ。
実在しないからそのキャラクターなわけで。
それを受肉させるのが実写化という行為だからなあ。
誰なら小龍を託せる?ジャニーズ?
具体を探れば探るほど、その本人はどこにもいないことに気づくはず…



まあ小龍は5話まで出てこないので、
4話までの感じが気に入らないなら、
やめといたほうがいいと思いますよ。
2話までで大体は分かるので、そこからは好きにどうぞ。

お金を出していただいたので、
ボロクソにいう権利も、劇褒めする権利もございます。
(もともとタダでオンエアなので、
タダで見てもボロクソにいう権利も劇褒めする権利もある)


なお小龍回の5話は、オンエア当時最も人気のある回でした。
古参ファンの反応は分離できてませんが、
小龍の新しい解釈として、おおむね大人な受け入れ方をされたのでは、
と考えております。

お口に合いますかどうか、まずは1話だけでも。
「ふむ、苦しゅうない」なら2話を、
「ほほう」となるなら3話を、
「ふむふむ」となるなら4話を。4話は項羽回です。
「ここまで来たならまあ信用してやるわ、
皿ごと毒を喰ろうてみるか」と思えば5話をどうぞ。
お金はないけど手は抜いてない、魂の勝負が待っております。
posted by おおおかとしひこ at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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