2022年09月29日

【薙刀式】なんで親指シフト専用親指キー単体がなかったのか?

今や3Dプリントで簡単につくれてしまう
(設計半日プリント数日)、
背の高い親指シフト専用キー。
(ちなみにMX用軸で薙刀式SHOPで販売してます)

おやうちくん(東プレ軸専用)以外に、
どうして換装用の親指キーが発売されなかったんやろ?


というのも、以下のようなツイートを見たから。

> こでけん@kodeken
> 個人的には「親指シフトは専用キーボードじゃなくても導入できるよ!」っていう謳い文句は、
> 結局専用キーボードじやないが故の使い勝手の悪さが出てしまい、
> 最終的に「親指シフトやりにくい」という対する悪評につながってしまった可能性があるのではないかと思っている。

たしかに古参の方ほど専用キーボードを勧めて、
エミュレータによる通常キーボードでの親指シフトは、
眉をひそめて見ないフリをしているような感じがある。
決して「JISキーボードでも親指シフトは快適!」
と言ってない気がする。


それはやはり、
仮にB割れであったとしても、
「背の高い親指キーでないと、
上段や人差し指伸ばしキーとの同時押しが難しい」ことや、
「押下圧35g程度」が実現できてないと、
親指シフトが打ちやすいキーボードと言えない、
という思いがあったからだろう。
(もちろんJapanistというIMEとの組み合わせなどの、
ソフト的な要素もあるだろうが、
とりあえず物理の話をする)


押下圧35g自体は、
リベルタッチなどがあったし、
へたってきたメンブレンは40gぐらいになるし、
分解してゴムシートに穴を開ければ、
押下圧自体は改造できるはず。
パソ活さんはそうやってリアルフォースを改造していたし、
他にやってる人もいたから、
何個か壊す覚悟なら出来ることだと思う。


じゃああとは、
「背の高い親指キー」だと思うんだな。


たしかシン蜂蜜小梅の141Fさんは、
ゴムを親指キーに貼りつけて高くしていた。
親指と他のキーの同時打鍵をやりやすくするのは、
背が高い方がよいのだろう。

こうしたDIY派に頼る前に、
なぜ富士通なりサードパーティなりが、
「親指シフト専用ハイプロファイルキー」ないし、
「2.25〜2.5Uキーの上に被せるアダプタ」
みたいなものを販売しなかったのか、
大変疑問に思う。


金型がないとプラスチック製品がつくれない、
という縛りがあったからだろうか?
ガレージキットのやり方でつくれなかったのかな?


今の感覚からすれば、
そんなに親指シフト存続させたいなら、
個人でそれを作って頒布すればいいのに、
って思ってしまうのだが、
誰一人やらなかったんだろうか?

なぜやらなかったのかとても不思議に思う。
歴史に詳しい方がいたら教えてください。


ステム側の精度を出すことは結構難しいから、
既製品から軸だけいただいて、
上に被せる方式ならすぐに作れただろうに。
事実僕は木を削りだして両面テープで貼り付けるのを、
HHKBのスペースキーでためしたくらいだし。

横幅違いや天面のアール違いで、
すべてのキーボードにハマるやつは難しいだろうけど、
○○キーボード対応品くらいなら、
レジンで作れたんじゃないか、
と思っちゃうんだよね。


ていうか俺ならやるけどな。
俺がいなかっただけ?
posted by おおおかとしひこ at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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