2022年09月29日

【薙刀式】最先端とは、つくる都合を無視すること

「これしかできない」が、最先端にいけるとは思えない。
「ここまでいけんの?」こそが、最先端だからだ。

アップルのデザインは、そうしたものの代表だ。
以下のようなツイートを見かけたので。
> masa5dai@masa5dai
> Appleのプロダクトは、デザインの学生とかが生産とか全く知らずに考えて、プロのデザイナーに鼻で笑われるような無茶苦茶なデザインをそのまま実現してしまってるような感じで、オレたちのやってきた事って一体何なんだろうなという気分になる。

プロは採算とかを考えちゃう。
アマチュアこそが採算度外視だ。
最先端はどっちか、という話だよね。


もちろん、アマチュアの採算度外視は、
ハズレもたくさんある。
ていうか、当たりなんてほとんどない。

でも、最先端があるとしたらそっちなんだよね。

採算や現実性を意識した、
プロのプロダクトデザインは、
最先端の少し後方にいる。

そして安全性能とかsDGSとか言い出して、
もっと最先端から遠ざかっている。

最先端とはオリンピック憲章と同様だ。
より速く、より高く、より遠く。
たったこれだけのことを、
どれだけ一番先にいるか、
ということにすぎないのだ。


僕が自作キーボード界隈が楽しいと思っているのは、
まさにそこで、
採算度外視(アルミ削り出しに何十万ブッコム人がいるんだぜ)で、
「僕の考えた最強のキーボード」を、
一番エッジの立った状態でつくってるからなんだよね。

もちろん、商売っけがある人は、
きちんとデザインされてて、
儲けもでる範囲に収めてあるんだけど、
ときどき針の振り切れたものが、
ちょいちょい出てくることが、
最高だなと思うわけ。

だからアップルはいいのさ。

Macはいつも少し先の未来にいて、
こういう風に現実を整理した方がスマートだろ?
と語りかけてくる。

Windowsは散らかった部屋で、
まだ片付いてないのに次の服を買ってきた、
ダメな人の部屋になっている。
だから嫌い。


論理配列も僕は同じだと思っていて、
カナの連接や日本語というものを、
このように整理するべきじゃない?
だと思うんだよね。

薙刀式は、そんな配列でもある気がするんだよな。
飛鳥は泥臭いけど、薙刀式はスマートな気がする。
現実に対処して特化した事務のおばちゃんや工事のおっちゃんと、
Macの哲学の差で言うと、
前者が飛鳥で後者が薙刀式ではないかと勝手に思っている。

たぶん、
一から整理して体系立ててあり、
理路整然と一から最後まで語れるか、
ということと関係している気がする。

アップルに感じるのはそこなんだよね。
学生のような遊び心満載なのに、
哲学者のようにきっちり整理整頓がされてる感じがね。
ジョブズがミニマリズム好きだったのは、
たいへんよくわかる。


まあ、そういうやつは、
つくるのが大変なんだよな。
だからみんなやらないし、
でもやり通したやつだけが、時代を変える資格があるんだよな。
posted by おおおかとしひこ at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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