2022年09月30日

【薙刀式】昔の自作キーボード?

親指シフト化キットのことを調べていたら、
個人でこれだけこだわって自作してる人がいた。
cherryの特許が切れて各メーカーがメカニカルスイッチを沢山出して、
ProMicroとQMKで制御する、現在の枠組みとは異なる、
むかしの?自作キーボード。
http://hieroglyphe.blog47.fc2.com/blog-category-1.html


結局はプラスチックの削り出しとか、
パテみたいなことしかなかったんだなあ、
と色んな工夫を見ていて思う。

それからしたら、
シリコンで型取りしてレジンでつくるとか、
3Dプリントを個人でやるとか、
設計データをネットで投げて、
業者にプリントしてもらって家まで届けるとか、
そんな時代になるとは誰も思ってなかったのかもね。

3Dプリントはものづくりの民主化だ、
なんて議論がやっと実感できたかなあ。

個人で作るものは削り出しのワンオフしかなくて、
職人的に量産するしかなくて、
設計データを正確に大量生産するようなやり方は、
3Dプリント以前になかったのだと、
これらの工夫を見ていて感じた。


しかし当時の、
「純正品親指シフトキーボードは高くて、
これが参入障壁になるくらいならば、
廉価版アダプタをつくろう」
という動機と異なり、
純正品が消失してしまった現在では、
「まったく同じものを再現しよう」
「再現することで、何をしようとしていたのか理解したい」
「なんなら越えたろ」
という動機が主流だと思う。

道具以上に、
背景や動機が変わってしまってるのかもしれない。



僕自身は、
実機も触った上での比較だが、
今の自分のMiniAxeのほうが、
長く打てて疲れないと思っている。

だけどその親指キーの、まだ理解してない何かがあるかも、
とは思ってて、
にしては高さや角度の話する人いないなあ、
と不思議なんだよね。

そもそも親指キーは、
シリンドリカルのように奥に傾いてるべきか?
それとも、
自作キーボード派がよくやるように、
手前に傾いているべきか?

パームレストがあれば前者、なければ後者、
と住み分けている気がしなくもないが、
それすら議論の対象になってない気がするんだよな。
posted by おおおかとしひこ at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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