今回の改装では左手部はほぼないのだが、
気になる悪運指は、まだ残ってはいる。
左薬指の連続がらみだ。
Xの「ひ」がらみが多いかな。
左薬指は、
きぬ けめ ひ
の5カナ。
【】をセンター連続シフト、()を同時打鍵として。
広げる XA(SJ)I
広める XA【S】I
引き抜く XW【W】H
引き抜き XW【W】W
悲劇 X(SJ)W
喜劇 W(SJ)W
忌引き W(XJ)W
置き引き 【N】W(XJ)W
きびきび W(XJ)W(XJ)
ピキピキ (XM)W(XM)W
めげる 【S】(SJ)I
目抜き通り 【SW】W(DJ)【NE】
ぬけぬけと 【W】S【W】SD
ぬめぬめ 【WSWS】
単純に僕は左薬指が苦手だから、
どのカナがXに来たとしても、
それがらみの言葉がこのような目にあうだろう、
とは思う。
0にするには、
左薬指不使用にする以外ないよね。
(カタナ式はそうだった)
仮にSしか使わないとしても、
S裏との二連打があれば不幸になりそうだし、
左薬指は不使用ないし使うにしても1カナ、
みたいなことにしない限り、
この不幸は存在するわけだ。
そのわりには、
そこまで良く使う言葉ではないから、
この不幸は「起こりづらい」ということは出来る。
ただ「確実に起こる」ではあるんだよなあ。
英語やローマ字と異なり、
カナ同士はどうとでも繋がる性質がある。
とくに日本語は複合語をつくるため、
「引き抜き」なんてワーストケースをすぐにつくれる。
「ひき」と「ぬき」だけだったらまだ許せても、
複合語にして一続きにしたときにううむ、となってしまう。
だから「必ず起こる、確率の低い事故」と、
必要悪になるのだろうと予測している。
他の名作配列の左薬指連続に目を向けてみる。
飛鳥配列:
ーべひ しおあ ちぐね
ぐちぐち ねちねち おちおち ぐねぐね あぐねる あしおと
ベヒーモス オーシャン ひしひし しおしお
ベーグル 大味 大広間 大部屋 シアー
安倍氏 大岡 青し 青島 押し合う 芦部
薙刀式よりは多いね。
飛鳥がどうにも苦手だったのはこの違和感だった。
新下駄:
にごめ とじさ まぞざ
とじこめ めざめ さまざま まざまざと
じとじと 午後五時 午後二時 ごとごと
まさに さまざまに 〜にごめん
さぞ面倒 さぞ時間 さぞ残念(など)
孫と 孫に ままごと まめまめしい まめに まとめ
まとまる 目覚め 目覚ましい 土佐日記
すごい使うわけではないが、
微妙なものが入っている。
まさに、まとめ、まとまる、とじこめ、めざめ、さまざま、
あたりは重要度が高そう。
1キーに3カナだから、
どうやったって2面の配列よりかは、
待ちが広くなってしまうのはしょうがないか。
(そもそも左薬指をそれほどダメな指と思ってない節もある)
2面配列はどうだろう。
新JIS:
け゜ かへ こぇ
ぺかぺか ぺこぺこ べこべこ げこげこ
過去へ かけがえ 掛け替える
こげかける こけかける
シフト側がかなりマイナーなので、
薙刀式よりも薬指連続は少なさそうだ。
このへんは万人向けっぽい。
ただしヘビー級の「か」「こ」がいること自体は、
辛そうに見える。
複合語を許すと、
組み合わせの可能性はどんどん増える。
「一気に打てる一連」が伸びれば伸びるほど、
こうした不具合的な組み合わせも増えていくことになる。
速度限界は、
こうした「一連で打てる限界」で決まるかも知れない。
僕の場合は左薬指がボトルネックになっているが、
他の配列をみるとそこまででもないんだよな。
長期戦と短期?戦のスパンの違いだろうか。
それとも僕だけがこんなに左薬指が嫌なのか。
ピアノでも左薬指は最後まで鍛えられない指だそうだし、
人類共通の不具合ではあるが、
その度合いは個人差がある部分かもしれない。
(ピアニストはそれを幼少期に克服するが、
歳をとってからは矯正できないらしいので、
僕は一生これ以上左薬指は動かないと思われる)
2022年10月12日
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