色々名前があってややこしいが、
今使ってるやつがわりとバランスが良く、
しばらく変更してないため、仮安定版と称してみる。
以下のようなもの。
【単打】ヴ追加以外変更なし。
ヴきてし← →削るすへ
ろけとかっ くあいうー
ほひはこそ たなんられ
【シフト】フ、サ、ワに関して変更。
ぬりね< >フよえゆ
せめにまち やのもサつ
を、み お。むワ
元々、「から」が「ぶ」に化けることがある問題で、
「ら」の裏は濁音になるカナを持ってこない、
というアイデアから、
「わ」を持ってきたことがスタート。
弾かれた「ふ」の行き先を色々検討した結果、
U位置に落ち着きつつある。
玉突きが起こるため、
色々検討した結果、
ほぼ玉突きが最小限に収まった版が、
いま安定して使えている模様。
やはりU位置は人差し指を伸ばすのもめんどくさいが、
もともと「さ」のあった位置で、
頻度的には、さ>ふであることに気づく。
久しぶりに15A版(「さ」「ふ」は14と同じ)を、
使ってみたところ、
やはりUに伸ばすのめんどくせえな、
と同じことを思ったため、
その頻度自体は減ったようだ。
ただ、「ふ」は「ふん」「ぶん」「ぷん」と、
頻繁に「ん」と連接をつくるため、
U,という運指をどれだけ面倒と思うかだなあ。
ホームポジションから人差し指は伸ばして中指は縮めるという、
アクロバティックな指の動きが、
面倒といえば面倒。
とはいえ、かつては「さん」「ざん」でもやっていたから、
そこまで嫌ではないはず。
ちなみにkouyさんの100万字統計によれば、
ふん142 ぶん2046 ぷん72 計2260
さん2526 ざん188 計2694
なので、
U,自体は減ることになる。はず。
ただこれくらいの差なら、
文体や話題によって逆転はするかもしれない。
それくらい、
使ってる感覚だとそれほど差はない感じ。
でも差はなくて使えてるということは、
改良は成功したといえるかもね。
あとこの位置の「ふ」は、
「ファ」(VJU)に最適化運指が必要で、
咄嗟にはまだできない。
「フォ」(VMU)の最適化運指も、
咄嗟にはまだできない。
でもワンテンポあれば出来るので、
そのうち慣れてくることを期待している感じかな。
もともと、どういう時に「から」が「ぶ」に化けていたのか、
少し調べてみた。
(ほぼ化けない)
から だから
(かなり確実に化ける)
わからない からだ ちから
(微妙)
これから それから
おそらく、方向性や理由を意味する「から」の、
二連接がはっきりしてるものは無意識に意識できるが、
言葉の一部に埋め込まれてて、
偶然「か」と「ら」が繋がってるものは、
意識できずにロールオーバーしてしまうのだと、
考えられる。
また、方向性や理由の「から」を意識できたとしても、
その前にロールオーバー「これ」「それ」があると、
勢いで「から」も減速せずにロールオーバーしてしまい、
「これから」が「これぶ」に化けるのだろう。
勢いよく駆け抜けたいときに、
減速するのは嫌だからねえ。
逆に、「わからない」「ちから」のように、
「から」の前にシフトがあると、
シフトで減速しているぶん、
単打で勢いを取り戻そうとして、
「から」で加速しようとしてしまうのではないか、
と考えられる。
だから「わぶ」「ちぶ」と化けてしまうのだろう。
意味や、その前のリズムによって、
「から」がロールオーバーするかしないかが決まる。
ざっくりいうとそんな感じ。
ということは、
それを制御することは無意識レベルでは難しいね。
文章を書く時にそこを意識するべきではなく、
少なくとも意味だけを考えたいわけなので。
ということで、
14、15Aよりも、
15(仮安定版)のほうが改良が進んだ、
と言えると思う。
「わ」が下段に落とされたことで、
やや悪化はしているが、
「ふ」に関する改良の方が有効と考える。
「われわれ」が【././】の4連続シフトアルベジオなのが、
楽で気に入ってる部分ではある。
(「れ」の裏にシフトはないので「れ」がシフトでも出る仕様)
「つ」が小指なのが気にはなっているものの、
実は「さ」と「つ」は同頻度のため、
入れ替えても恩恵がない。
それどころか、「さん」の悪運指が【;】,と嫌になるため、
共産主義的、ワーストを救う原則から、
「つ」の移動は見送った。
毎度L裏に持ってくる改良を検討するのだが、
;に妥当な候補がないため、
毎回我慢になるなあ。
毎日色々アイデアを思いつき、
検討はしてないことはないんだけど、
これに勝てないということがわかってきたため、
現在一週間は安定している。
これ以上はあり得るのか、
あるいは外来音が気になるのかは、
まだ分からない。
ぶっちゃけ、「ふ」と「さ」が移動したことの実感って、
30分打ち続けても体感数回くらいなんだよね。
だから「そういえば移動させたわ」、
と気づくまで時間がかかり、
無意識に定着が出来ないレベルなんだよなあ。
なのでもう少し長く使わないと、
連接のネットワーク形成が出来ないと思われる。
色々なネットワークが出来てようやく、
これでいいのかと再検討する日が来るのではないか。
それでいうと、
1.1%(「ふ」)以下のカナなどは、
なかなか打つ機会がないカナになるのだろう。
ただしいざ出番がある時に、
使いにくくなっているべきではない、
というのが改訂の方針ということか。
メジャーカナや単打に関しては、
薙刀式はとても便利だからすでに動かす気配はないと思う。
1.1%以下の微調整をやり続けているということか。
懸案の「ね」はすでにR裏に居場所を見つけた感じで、
これで安定してくれるといいのだが。
配列のバランスって、
1000文字書いたくらいじゃわからなくて、
1万字くらい書いてみないと、
全体のバランスの感覚が分からないと思う。
それを数セットやらないと、
バージョンの比較も出来ないので、
沢山書くまでの時間がかかってしょうがない。
一日5000字書いたとしても一週間くらいは普通にかかるわけか。
体感でしかないから、
それらを数回評価を回さないと、
大数の法則発動にはならないので、
なかなかに難しいね。
新JISや親指シフトなどがつくられたとき、
そのような長期間長文の評価打鍵やったのかな。
人件費の問題でやってないだろうな。
出現率1%などは合理で切り捨てただろうと考えられる。
しかしその1%以下の部分が、
「痒いところに手が届く」になってるかどうかの、
完成度や格に影響すると思うのだ。
単なる工業製品か、職人の万年筆かの違いだろうか。
2022年10月13日
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