現在の僕は、1500前後で創作打鍵をしている。
動画に残ってるやつだと最高平均1600くらいで、
部分的には1900行ってる所もあるが、
行ってない時は1200ぐらいなので、
まあ1500と言える感じだろう。
でもこれでもまだ遅いと思ってて、
とりあえず2000というキリのいい数字を目標としている。
で、実際2000の動画ってあるんだろうか?
というのを疑問に思った。
パソ活さんの1934の、コピー打鍵動画を参考にしてみる。
https://m.youtube.com/watch?v=1qYrmM8cBVk&t=58s
勿論問題文があるため、
文章内容を考えながらではない。
僕は、
内容を考えつつ、
これくらいの速度で記していきたいと考えている。
僕の脳内がこれくらいで回っているからだ。
ところが、
ずっとこれを見ていると、
時々自分の思考を超えた速度の部分が出てくる。
つまり、平均すると、
僕の思考速度は2000ないかも、
という疑いが出てきた。
たとえば思考が詰まるとき。
その時手は動かないから、
平均速度は落ちる。
あるいは、言い換えをするとき。
こうじゃないなと違うルートへいくとき。
BSしていくから、そこも落ちるだろう。
そうしたことを含めての、
平均速度だと思う。
「自分の思考速度」を考える時、
こうした部分が想定に入ってなくて、
「調子良くスルスルと考えられている時」
しかイメージできてないのでは?
って思ったんだよね。
つまり、2000というのはトップスピードじゃないか、
って思ったわけ。
そういう意味で言えば、
おそらく現在の薙刀式は、2000のトップ部分には、
ほぼ追随してるのではないかと思う。
考えを取りこぼすことはほぼないからだ。
で、
結局少し立ち止まって考えたり、
文章を直したり、
そもそもトップギアで考えないところなどで、
平均1500〜1600に落ち着いているのでは?
などと想像した。
パソ活さんの1900のペースで10分間考えるだけでも、
かなり辛い気がした。
実際には6分くらいしか打ってないが、
もう4分続くとしたら、
さらに10分、20分としたら、
脳の回転が大変そうと思った。
もっと落ち着いて考えたい時が、
結構沢山あったんだよね。
なるほど、
平均2000ほどに速くなくてもいいかもしれない。
1800?
1700?
目標の下方修正はするとしても、
どこを目指すべきかが分からなくなってきた。
1500のqwerty創作文は見たことがある。
(現在それは見れなくなっている)
それは僕の現在のタイピングとほぼ同じで、
非常にわかりやすく、
しかし思考はもっと早い瞬間があるな、
と思った。
だからもっと速くなるべきでは、
と考えている。
(指の回転はqwertyなので薙刀式より全然速く、
僕の指的には不可能だと思った。
薙刀式なら、動画で見せているように追随できる)
どこかに1800の創作文が転がっていたら教えてください。
創作文っていっても小説や詞などのクリエイティブなものではなく、
「自分の思うことをふつうに記述していく」
だけでよいので。
それが1800で回る様が、まだ僕はイメージできない。
「そうそう、これくらい」と思えるかを、
知りたいんだよな。
コピー打鍵の世界では、
2000越えはあるそうだ。
しかし当の本人はその速度で創作文は書けないらしい。
人間の技能について考えさせられる。
果たして人類は2000で創作文が書けるのか?
1800だとどうなのか?
誰も検証してないなら、
俺がやるしかないのかなあ。
(追記)
「文末のひらがなが多い所→。→文頭のひらがな部分」
を一気に打って、漢字が出てきたらそこまでを一旦無変換確定して、
次の漢字を打って変換、というテクニックが、
何回か出てきている。
たしかにコピー打鍵においてこれは速度稼ぎに重要だけど、
思考を表すときにはこれは無理で、
精々「。」までで一旦無変換確定するだろうな、
と思った。
「思考速度より速く打っている」と感じた所に特に多かったため、
思考はやはり文単位なんだろうなあ、と感じた。
コピー打鍵と創作打鍵は違う、
と言われるときに、このことは案外大きいかも。
2022年10月14日
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その意味なら、創作文1500だったとしても打鍵については同等のレベルだという認識で良いんじゃないでしょうか。
結局、思考速度が絡んでくると、
・このコメント欄 → トップ2000、創作500
・定型的なメール返信 → トップ2000,創作1800
みたいな違いが出てしまうし、大岡さんと他のほとんどの人では思考のアウトプットに関して練度がかなり違うので、創作文の満足いく比較は難しそうだなと思いました。
>精々「。」までで一旦無変換確定するだろうな、
→そのとおりです。創作文だと思考の単位なのでそれが普通ですね。
ただ、創作文で次に打つ内容がすでに思考されているなら、違いはスペースキー1打だけなので、ほぼロスは増えず、しかも改行以外でEnterを使わなくなるので、場合によってはコピー打鍵よりも創作文のほうが速くなります。
(漢字かひらがなかは学習済みなので、Enterで確定する必要がない)
あと「。」をまたいで一気に打つのは、コピー打鍵のセオリーではなくて、コピー打鍵特有の漢字変換を、ほとんど鍛錬していない自分にとってコスパが良い方法なので使っています。「Enterに手を伸ばすロス」と「鍛錬するコストが嫌。今後人生で役に立つウェイトが低い」を天秤にかけて決めるイメージで。
大会のために部活で毎日コピー打鍵を練習する人なら、辞書の初期学習の癖を把握して、変換してもひらがなのままかどうかによって使い分けたほうが良いでしょうね。JISキーボードかUSキーボードで出場しないといけない大会だったら、Enterキー打鍵のロスを無くすために、かなりの鍛錬コストを支払うかもしれません。
>コピー打鍵は常に答えが用意されていて思考部分がゼロなので
ここの所が全然わかんないんですよねえ。
右から来たものを左に受け流すイメージですかねえ。
僕は前も書いたけど、一度自分の中に飲み込まないとコピーできないので、
体の中に入れるよりも手前でさばかないと、
コピーは速くならないのではとずっと考えています。
速読は実は内容が頭に入ってないみたいなことかなあ。
>その意味なら、創作文1500だったとしても打鍵については同等のレベル
結果論的にはそうかもですが、
あの指の速さはすごいなと思いました。
打鍵音だけ聞いてると僕には不可能なトップスピードです。
qwertyは使うものが限られてるから速いという説もありながら、
純粋な指の能力で無理と思いますね。
ノールック確定するにはIMEの出力予測に確信が必要、
というのは僕がいつも心配しながらやってるやつだ。
ここにいくばくかの神経を取られるので、
全思考を使えないなあと最近とくに思っています。
>大会のために部活で
学習オフで、変換の回数で覚えるテクニックか…
その後使うことあるのかなあ、といつも疑問です。
大会のためのねじれというか。
PCもキーボードも持ち込みOK
(辞書登録も配列も自作もなんでも可)の、
なんでもあり部門もつくればいいのに、
といつも妄想しております。
もともとタイプライター社が早打ちコンテストのスポンサーになって、
現代でもリアルフォースがスポンサーになって、
というのはわかるんですがね。
→前もこんな話をしたかもしれませんね。言うこと変わってるかもしれませんが。
受け流すんではなく、単純に処理の速さと、余分な処理を削ることだと思います。
文字数をなるべく稼ぐコピー打鍵の場合は「文字を写すことが目的」で、文章の意味を咀嚼することがマイナスになるため、
@文字を認識(意味は咀嚼せずに)
A打鍵
の繰り返しになると思います。この途中で文章の意味が頭の中に流れ込んでくると、邪魔になります。
このとき、@A@A@A……と順番に処理していたら、思考時間がゼロに見えません。
実際は@→(Aをしながら@)を繰り返します。思考時間ゼロというのは見かけですね。
「Aをしながら@なんて無理だよ」というのが普通の感想だと思いますが、両方がんばるんじゃなく、Aに脳のリソースをほとんど持っていかれないようにします。
これは、こうすればできるよ、という方法論じゃなく、鍛錬を重ねて打鍵時の脳の消費量を減らしていくことです。
日常生活だと歯磨き、着替えなど、幼少期は頑張ってもなかなかうまくできないけど、大人になったら無意識にやっているものですね。
タイパーがタイピングソフトでやっている練習はこのAにかかるエネルギーを減らすのに向いています。
たとえばタイプウェルで700打/分だったら、500打/分では脳にかなりの余裕が生まれます。
速弾きをテンポ200まで鍛錬している人だと、一般人から見て速い160を余裕でミス無く弾けます。それを真似して一般人が160をギリギリ弾けても、エネルギー消費量が大きすぎて続けられません。
タイパーは、「速い=使っているエネルギーが多い」という誤解を受けがちですが、それは限界に挑戦しているときだけで、少し速度を落とすだけで脳に余裕が生まれて、長時間ぶっ続けでも疲れなくなります。限界から80%に落とすと、脳の疲れ具合はそれよりも大幅に楽になります。速度を落としたら指の動線も変わって、あらかじめ打鍵する場所から下ろすだけみたいになって、同じ打鍵数でも指の疲れ具合がまったく違います。タイパーの疲れ具合は打鍵数ではわかりません。
競技が10分であればそれに見合ったエネルギー消費量にしますが、それが60分だったら同じ消費量にはしません。それが5時間だったら、休憩の有無を考慮して決めたり。
他にはコピー打鍵の思考時間ゼロに見える処理って、ピアノの初見弾きに似てそうですね。譜面を読んでからどこを打鍵するのか瞬時に判断して、打鍵しているときにはすでに次の譜面を先読みしているので、
@→(Aをしながら@)
と似ていると思います。
ーーー
というか@Aについて書いていて気づいたんですが、大岡さんも創作文だとAをしながら@ができているような状態じゃないですか?
コピー打鍵は大岡さんの方向性と全然合っていないのでやる意義を感じないだろうし、コピー打鍵の@に必要なスキルを習得するモチベーションも生まれないってことじゃないでしょうか。
習得したところで、「こんなことできても仕方ないよな」って感じそうだし。
OCRできない品質のファックスや、手書きのメモ、口述筆記など、まわりのITレベルが追いついていないために労力を負担する場面では、コピー打鍵が大いに役に立つので、事務仕事だったら十分に価値があるんですよね。それなら習得コストを支払うのも良いと思いますが。
詳しい解説ありがとうございます。
大体予想していたことが具体的に書かれていて、
とても参考になります。
僕の感覚でいうと、自分の中に入れずに、
ただ右から左に運ぶ、みたいな感覚ですね。
いや、それが「文章を読むこと」かと言われると全く違ってて、
でも作業の効率化だけを考えると、
「心を入れてはいけない」ってことなんだなあ、
と改めて理解する感じです。
事務仕事の人は、やっぱ心を入れてないんだな。
あんな無駄な動線さっさと整理すればいいのに、
と僕は弊社の事務を見てて思いますね。笑
僕の仕事は心を入れないとやれない仕事なので、
仕事観そのものが逆を向いてるような気がしました。
そうそう、議事録をたまにできる人がいるのが、
僕はとても不思議で、
いるんだから会議に参加しろよ、
つまりアイデアを出せよと思ってたんですが、
心に入れなければ議事録は可能だな、
じゃアイツやっぱ本質的にはさぼってんのか、と僕は思いましたです。
僕の打鍵は「なるべく楽をする」ことによって獲得したものなので、
薙刀式の動線でない限り、あそこまでの結果的速度や、
脳に負荷をかけてない感じにはならないのですよ。
qwertyやその他の配列でも無理だと思います。
僕は薙刀式を使う時は、心(脳?)とモニタの文字が繋がっているだけ、
のような意識になっています。
だから打鍵のことはなんも考えてなくて、意味や気持ちだけを100%考えたいんですよね。
タイパーの80%とかがそんな感じになるんだろうか。
タイパーの技術そのものはすごいと思うので、
何かに使えばいいのになあと、
勿体無いと思ってしまいますね。
業務メールとかで使ってはいるんだろうけど、
走るのが速い人が、都会の生活ではあまり使えないのと同じような、
もどかしさを感じます。
文字起こしはだいぶAIが出来るようになったし、
リアルタイム字幕や裁判記録みたいなのはだいぶ限られそうだしなあ。
→心を入れるときは入れりゃいいじゃん、という感じですね。
あくまでコピー打鍵で咀嚼を捨ててでも速度と正確性が要求されるなら、心を入れないほうが良いときがありますが、ケースバイケースなのでなんともいえません。
議事録は単なる文字起こしじゃなく、文章を多少組み立てるだろうから、割と考えながら打鍵することになるんじゃないですかね。
というか必然、複数人の会話の文字起こしは無理があるし、文字起こしがしたいなら録音しろよ案件なので、咀嚼して要点を記録していくのが普通じゃないでしょうか。だったら心を入れずにやるのは無理だと思います。
会議に参加する人が議事録を取ると、リソースが分散されるので、発言か議事録、どちらかの品質が落ちる可能性がありますね。議事録係をしたらアイデアが出にくくなるのは当然だろうなと。周りから見て負担がわかりにくいので評価されにくいですが、損な役回りだなと思います。
だいたい、リアルタイムでタイピングで文章だけ記録していくって非効率な情報の写し取りなので、手書きで図解も含めて書いたほうがまだマシじゃね?と思う状況もありますね。
だったら「タイピングや手書きが録音のタイミングと同期されるメモアプリ」を使うのがひとつの解決策だと思います。
もうひとつ、事務仕事とひと言で言っても、ひたすらデータ入力だったら心を入れずにやると思いますが、メール返信は特定の相手、掲示文書は一定範囲のコミュニティなど、誰に伝えるのか、文章を考えながらタイピングすることになるので、コピー打鍵ばかりが仕事になるかどうかは、業務内容によります。
>タイパーの80%とかがそんな感じになるんだろうか。
→タイパー的な鍛錬をしていたら、Aの打鍵コストが限りなく低いので、意味や気持ちだけを100%考えられると思うし、自分はそうなってると思うんですけどね。タイパーでも違ったりするんだろうか。
>タイパーの技術そのものはすごいと思うので、何かに使えばいいのになあと、勿体無いと思ってしまいますね。
→「そんだけ速いならうんぬん」「もったいないうんぬん」は、意味がないんですよね。タイパーから見れば魅力的じゃないから余計なお世話だと思ってしまう心理もあるわけで。ともすれば価値観の押し付けにも見えてしまうので、お互いに意気投合するのは難しそうに見えます。
>
>>事務仕事の人は、やっぱ心を入れてないんだな。
>→心を入れるときは入れりゃいいじゃん、という感じですね。
世の中の事務職はそうかもですね。
少なくとも弊社の事務方と議事録はだいぶ目が死んでて、
弊社いよいよ危ないなと日々思ってますね…
>→「そんだけ速いならうんぬん」「もったいないうんぬん」は、意味がないんですよね。
たまに会社に書道すごい人いるじゃないですか。
でも年賀状書くのにしか使ってないって聞いて、
なんかもったいないと思う感じですかね。
実際タイパーの人はメールやチャットが速かったりして、
微妙に少しずつ得してるのかもですが、
それは僕からは見えてないしなあ。
逆にタイパーから見たら、タイピング遅い人は損してるように見えるかもですね。
目的が損得ではないにせよ。
→経験では、まったく逆でした。
他のタイパーの意見はわかりませんが、自分が思うのは、e-typing200点で派遣のテスト通過するし、300もあれば平均より速いほうで、社会生活全体の多数派にとっては十分なんですよね。
事務職だと200点でもそれが原因で損するという構造じゃないことがあります。結局、処理する速度に応じて仕事量も変わるし、時給か月給なので、処理しただけ給料が増えるわけじゃないし。
むしろ速すぎたら
・本当にえげつない量を頼まれる
・なまじ"パソコンが使える"と認識されるので、未経験のプログラミングを使った業務効率化を気軽に頼まれる
※しかも上司が、どれだけ大変なのかよく分かってなくて簡単に頼んでくると、説明するのにエネルギーを使い、「本当はできるのに仕事を避けようとしている」という評価が下され、コミュニケーションが取りづらくなる。
という感じなので、損することのほうが多いと思いますよ。「外注は金もったいないから社内でやらせよう」で相場観や労力がわかってないと悲惨です。
完全出来高の仕事だったら速ければ速いほうが良いですが、組織内でデータ入力するなら完全な出来高制ではないだろうし、単純な内容だったら単価も低いでしょう。
じゃあもう個人事業主でテープ起こしするとか、タイピングの速さだけじゃない付加価値を付けたりなどなど。自分で仕事取ってくるとなると、タイピングの速さとは関係ないことをたくさん覚えないといけません。
結論、タイピングが速いだけで社会生活がお得になる可能性は低い(条件が合致する人が少ない)と言わざるを得ません。
むしろ習得コストをかけていないぶん、タイピング遅い人のほうが相対的に得してるんじゃないか?と感じることが多いです。
タイパーレベルでタイピングが速くていろいろなソフトが使える人は、次に身につけるのは、断る力や交渉力のほうが良いとさえ思いますね。
でもそういうのは一度痛い目みないと肌感覚がわからないからどうしようもありません。学生のうちはスキルが高ければちやほやされるので、そういう経験をするのは難しいでしょう。
なるほど、なかなか知り得ない、
よくある会社の肌感が分かって興味深いです。
(僕はそういうところを避けた仕事に就いたので)
タイピング云々ではなく、
完全に日本の会社文化の問題といえるでしょうね。
会社で出世するのは能力者じゃなくて潤滑油ですからねえ。
あくまでタイピングは趣味なので、
と謙遜する裏にはそういうことがあるのかあ。
じゃあタイパーには小説家になってもらって、
面白い話を量産してもらうかないな。
(別の訓練が必要)
僕は今、年に一回くらいしかない、
死んでも書きたいモードになってて、
腕が疲れるのがすごい嫌なんですよ。
書く時間をセーブしなきゃいけない。
今だけZタイパーの力が欲しい…