流石デイリーポータルZ、
笑いやネタも含めてたのしく理解できた。
何も知らない人向けに、
最も2ボル式がわかる解説としても優秀。
ていうか僕は子音母音だけでないことも、
これで初めて知ったし。
https://dailyportalz.jp/kiji/sekai-no-keyboard-kankoku-go
しかし韓国語は合字とはいえ、
これでひらがなを生成して完成なんだな。
日本語はこれに漢字変換があるのか。
そりゃITに遅れを取って当然だ。
その代わり出来上がった日本語には、
ニュアンスの微妙なところや、
絵のように見て大体わかるところがあるなど、
左脳言語を超えた部分があることが知られている。
だから僕は日本語が好きなんだけどね。
そう、つまり僕は日本語を愛していて、
その日本語をうまく入力できないキーボード体系に、
ずっとイラついているのかもしれない。
韓国語は合理的に打鍵に分解できそうな言語である。
ていうか人工合成的なハングルは、
そのために作られたはずだ。
だからIT化と相性がいい。
そうではない言語である代表の日本語は、
このようにはいくまい。
いろはを50音に合理的に整理したかのように見えて、
実は濁音半濁音、拗音小書き、外来音の例外があり、
実質130種類あり、
それがカタカナで倍に増えて、
さらに漢字を2000字常用している。
そして訓読み音読みがあり、それも複数あるやつがある。
外人が倒れるのは当然だろうなあ。
ならば漢直は合理か?
という難しい問いがある。
覚えればOKにしては負荷が高すぎるが、
漢字変換の手間も非合理だ。
同音意義だけでなく、
文脈に応じて変換候補を前後するAIは一向に生まれないし。
(たぶん衰退した日本のメーカーは、作る努力をしていない)
合理で、配列を推し進めれば、
僕はいずれ「日本語を使わず、ITはオール英語」
になるんじゃないかと考えている。
それでも書道のようなものは残ってきた。
合理だけではないものを人は大事にする。
その動機のひとつは、美しさだろう。
僕は薙刀式による日本語入力がわりと好きで、
指の動きが美しいから、
という理由な気がする。
もちろん合理が優先だろうけど、
合理でかつ美しいなら、
美しい方を取るんじゃないかね。
オチで各国語キーボードが並んでるけど、
オチのためのネタで、
全部やることはないんだろうなあ。
世界各国の言語がどのように打たれているのか、
とても気になる。
InterSterno出場者が解説とかしてくれないかなあ。
僕は言語に興味があるのではなく、
「どのようなシステムでどのようなものが入力されているのか」
に興味があるが、
それを調べるためだけに各国語を勉強するのは、
あまりにも迂遠すぎるので…
世界各国の言語入力法は、
以下のような4レベルの手間に分けられるだろう。
レベル1: キーボードにあるキーの単打だけで打てる
存在しない、または50音カナの銀行入力など
レベル2: ほとんどは単打で打てるが、一部はシフトなどを押しながら打つ
英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語
レベル3: 組み合わせで1文字を打つ、変換しない
韓国語、中国語と台湾語(ピンイン、ソウケツなど)、
日本語漢直
レベル4: 同上、変換操作あり(候補選択、文節伸長、確定など)
日本語(ローマ字、カナ入力、フリック)
うーむ、日本語だけが異常に難しいのでは?
他にレベル4の言語があるのか、
世界の言語のレベル分布などを知りたいが、
僕は各国語に明るくない。
(モンゴル語が一番難しいって、外大出身の先生が言ってたような)
はたして先行研究はあるのか?
基礎的に知っておきたいことではある。
とりあえずヨーロッパ言語、中国、台湾、韓国を比較したものはみつけた。
http://www.fl.reitaku-u.ac.jp/~schiba/2004fl/No3_input.pdf
ざっくりいうとぱっと見の言語の複雑さに、
手間が比例しているように見えるな。
2022年10月14日
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