逆をやればいい。
キャラ立ちしたい、
テーマが立っているものにしたい、
世界観が立ちたい、
ストーリー展開が目立ちたい、
などと思うだろう。
しかしどうやっていいか分からないだろう。
そのとき、「逆」をやるといい。
なんの逆か?
普通と逆、を考えれば良い。
たとえばキャラを立たせようとしようか。
「ケツを出してるキャラ」をつくろう。
普通の人はずっとケツを出さない。
だからケツを出すのは目立つ。
逆だからだ。
しかしここで「順」、つまり常識が邪魔をする。
ずっとケツを出してる人はおらんやろ、と。
だから「常識の範囲でその理由を作る」のである。
たとえば、
「ローライズが好きなのだが、
かがんだりしたときに限ってケツが見えてしまう」
ような、えっちな女の子を作ることはすぐ出来る。
「ミニスカが好きなのだが、以下同」でもよい。
あるいは、
開脚180度が出来る体操選手なのだが、
それをするとズボンが破けてしまう。
だが人助けのために開脚をしてしまい、
ズボンが破けて尻丸出しになる、
ということも作れるだろう。
激しいダンスでパンツが破れてしまい、
ケツ丸出しになり、
オーディションに落ちたと思いきや、
そのダンスで合格する、
というシーンを作ることもできるよね。
古い話だが「Dr. スランプ」では、
ニコちゃん大魔王というキャラがいて、
頭の上にケツがあるという宇宙人設定であった。
ケツ丸出しには、こういうやり方もある。
僕はあまりケツフェチではないが、
BLの世界ではケツチラやケツのラインが出ることは、
とてもいいことになっているだろう。
女子の世界でも垂れてるケツよりも、
キリッと上がってるケツが好き、
という話は聞くよね。
だから、どうにかしてケツ丸出しを作ることは、
とても面白いことになる。
スーパーマンのような衣装があり、
ケツが破れてケツ丸出しになっているのだが、
なんとかマントで隠してバレなかったのだが、
トラックが通ってマントがめくれ、
ケツ丸出しがバレる、
というシーンだってつくれるだろう。
ケツ丸出しの恥ずかしさを辱めに使う手もある。
悪役のズボンがどうにかして破れて、
ケツ丸出しシーンが敗北シーンに重なればよい。
ケツ丸出しという「逆」を考えるだけで、
これくらいのバリエーションはすぐに出てくる。
では、
どのような「逆」をつくればいいか?
面白い逆とはなにか?
逆に、常識ってなんだ?
こういう時にはこうするものだ、
というセオリー、定石を、「逆」で破ればいいのだ。
面白いことを考える人は、
いつも「ここで逆をやったらどうなるだろう?」
と妄想する人のことである、
と考えてもよい。
つまりは危険人物なんだね。
ここでチンコ出したらどうなるか、から、
ここで首相を殺したらどうなるか、まで、
色々な妄想を頭の中で常にしている、
危険人物であるわけだ。
なんでもかんでも逆張りする人も、
同じ思想の中にいる。
でも、単に逆張りしたドヤーで終わらずに、
「どうしたらその逆を常識の範囲で出せるか?」
を考え尽くすとよい。
その言い訳さえあれば、
その逆で爆発可能だぞ。
英国の仮面パーティーなんか、
「身元がしっかりして、仮面をつけてさえいれば乱交しても構わない」
というルールのもとにめちゃくちゃするように出来ている。
逆をやるための、なんらかの常識をまとめられれば、
逆で爆発可能であるわけだ。
常に逆を考えよう。
何でもかんでも面白い逆があるわけではない。
常識のひっくり返し方で、
面白い逆も、そうじゃない逆もある。
つまり逆の面白さとは、
「ひっくり返される常識」側にあると言っても良い。
それを何個も思いつけ。
そしてメモしておけ。
どうやったらそれが成立するか、
うまく考えろ。
どうやったらケツ丸出しになるかを考えたようにだ。
面白い逆があること。
そしてそれが流れるように成立すること。
この二つがあれば、
完璧に目立てる。
2022年11月05日
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