バビロンの新作が出来た。そうとう軽くて持ち運びしやすいやつ。
三段階板の高さを変えられる。
パームが乗るレベルの大きな板でも乗せられる。
マウススペースもOK(挟む板は自分で自由に決めてよい、
厚さ1センチに対応)。
さらに細い板で、パームなしでやってみている。
胴体に前腕を付けた状態ならば、
パームの代わりになり、かつ手首が自由に動くので、
かえって疲れないのでは?というテスト。
運動量自体は多くなるが、
手首を固定して変なねじれを発生させないので、
これくらい自由度があったほうがむしろ全体に疲れない、という仮説でやってみている。
しかしこのフル装備状態、
恥ずかしいのか、かっこいいのかどっちだ。
みたこともないのがヘンテコすぎる。
変態と言われればそれまでだが、
透明だからオシャレといえないこともない。
だが視線は高いから肩や首は楽だし、
腕は水平になり胴体に付くから自由で楽できる。
マウスの位置だけ迷いどころだけど、
どうせそんなに使わないからいいや。
これで長文を書くと、疲れが最小化できるのでは?
というのが目下の実験対象。
で、
たしかに全然疲れない。
ていうか、モニタやキーボードや机や椅子とすべて一体化して、
自分自身が「書く物体」になったかのような錯覚すらある。
紙に手書きで書いているときは、
時折そういう感覚になることがあるが、
キーボードやタブレットだと、
他人事のような感覚は抜けなかった。
しかしこの体勢ならば、
かなり一体化している感覚になってきた。
目の高さがいいこと、腕の高さがいいこと、
そしてコンベックスキーキャップで、
手自体の動きがいいことがあげられようか。
とにかく複合的に、
これが統合入力環境として、
最適なエンドゲームでは?
などと感じている。
逆に、これ以上やることってある?
って感じになってきた。
微調整はあるかもしれないが、
原理的にはここまで追い詰めたことは今までなかった。
これをモバイルでやろうとしてる人もいるまい。
やっと完成した、という感じかもね。
パームレストがないと不安かと思いきや、
案外いけている感じがある。
一日、数日やらないと、こういうことは結果がでないため、
しばらくやってみることにしたい。
机の上で、
普通にキーボードを打つことが、
これを経験するとばかばかしくなる。
この目線をいったん覚えると、
机の上にタブレットやノートのモニタを見ることは、
首への自殺行為であることがよくわかる。
また、
姿勢的な寝返りをすぐに打てることがすばらしい。
ゲーミングチェアなどの後傾姿勢では、
寝返りを打ってずっと続けることはわりと困難だ。
これなら普通の恰好ゆえに、
いくらでも座り方で調整できるので、
浅く座ったり深く座ったり足を組んだりして、
いかようにも座り方を変えながら打ち続けられるため、
長時間作業むけじゃないかと思う。
大人の腕は一本3キロ以上ある。
それを吊り続けるから、
肩が疲れるのだ。
手首を机に乗せたって、腕自体は肩から吊っていることに変わりない。
だからいっそ胴体につけて脇を軽くしめながら、
きちんとした姿勢で打っていったほうが、
人体の構造上軽々打てるのでは?
という仮説の答えがこれだ。
15分くらい打つと、
ちょっと休憩したくなる。
腕を別のところに動かすとちょうどよい。
膝の上に乗せるとか、腕を組むとか。
でもそれで書けなくなることはなくて、
30秒くらいでまた復活するので、
それを繰り返せばいけると思う。
多分ピアニストと同じようなことをしているはずだ。
姿勢はよく、手は動くような高さに。
違うのは、撫で打ちであるところだろうか。
ピアノは体重をある程度鍵にかけないと鳴らないが、
キーボードはアクチュエーションまで押し下げられればOKだ。
そのためには、なるべく力がかからないほうがいい。
どんな角度からでも押せて、
動線の積分が最小になるコンベックスキーキャップと、
摩擦が極限までないウムピエ素材のPeralioと、
極限まで軽い37グラムバネで、
だいぶエンドゲームなんじゃないかなあ。
2022年11月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック