なぜあなたは論理的な文章が書けないのか。
それは、論理を書いてるつもりでも、
論理を実は書いていないから、の可能性がある。
これをチェックするために、
「接続詞抜きで文章を書く」を試してみなさい。
文章を書いているとしよう。
「つまり」「要するに」「なので」「だから」
「しかし」「一方」など、
なんらかの接続詞を書きたくなったとしよう。
そこに「○○○」などと書いて、
接続詞は書かずに文章を続けてみなさい。
最後まで書けたとしよう。
その時、
「○○○」をブロックの境目だとしよう。
あなたの文章は、
ブロック1、2、…Nに分割されているわけだ。
あらためて、
1と2、2と3…の関係を改めてみたまえ。
1と2が逆の関係ならば、
逆に、しかし、だが、一方、など、
合う逆接を入れなさい。
順接の関係ならば、
だから、ゆえに、そして、などを入れなさい。
並列の関係ならば、
別の例を見れば、などを入れてみなさい。
比喩の関係ならば、
たとえば、などを入れてみなさい。
入れる接続詞はあなたのセンスにまかせる。
で。
あなたの文章は、
当初書こうとしていた接続詞を入れても、
文意が通るかね?
それとも、
順接だと思っていたものは順接でなかったりしたかね?
下手な人は、
論理を書いてるつもりでも、
論理を書いてなかったりする、
というのはこういうことだ。
接続詞は、
ブロックとブロックがどのような関係になっているかを、
明示する役割がある。
そのように書いているか?
下手な人は、
「要するに」「つまり」で、
その後を要約できなかったりするぜ。
「逆に」で、
逆のことを話してないぜ。
「たとえば」で、
例を出してないぜ。
「第一に」いうといて、
第二以降が出てこないぜ。
下手な人の接続詞は、
ブロックとブロックの論理関係を明示する役割ではなく、
間投詞であることが多い。
つまり、「あー」とか「えーっと」と同じ役割で、
考えているがまだ言葉になってない、
間を埋める道具にすぎないのかもしれないよ。
さて、
接続詞を列挙しておこう。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/接続詞
これらが出てきたら一旦「○○○」と書きなさい。
あなたの接続詞は、
論理関係を示すものか?
それとも「アチョイト」と合いの手を入れているだけか?
後者の人は、
ブロックとブロックの関係を意識できるようになろう。
2022年11月21日
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