2022年11月08日

【薙刀式】下手くそ動画を録画する

おすすめの練習方法。

自分はどこでつまづいているのか、
自分はどこが得意なのか、
それを確認するために動画を撮ることをおすすめする。
やり方は簡単。
Win+Gで立ち上がる、gamebarを使用する方法。


gamebarはアクティブなウィンドウを、
ひとつだけ録画してくれるWin10以降のデフォルトアプリだ。
(変換候補ウィンドウは録画しない)

優秀なのはマイクをオンに出来ること。
つまり自分の打鍵音を、
文字入力にシンクロして録画できる。

他人に見せるものでなければ、
多少ノイズがいても構わないだろう。
静かな環境で撮れるに越したことはないが。

で、
文字が入力されている、
打鍵音つきの動画ができたとしよう。
そしたらそれを見て「反省会」ができるわけ。

理想は手元動画もあるほうがいいけど、
ブラインドタッチで手元なんて見てないから、
文字部分だけで大体手元は想像できるはず。


反省会のやり方。

大体の打鍵の間隔(秒nカナ)を把握して、
その平均よりも、遅いところ、速いところを観察する。
打鍵音が入ってると指の感覚がわかりやすい。
音だけでテンポがわかるからね。

1. 遅くなってる部分を確認する。
 何が下手なのだろう、どういうミスをしたのだろうと確認する。

2. 速くなってる部分を確認する。
 これは加速してるぞ、いいぞ、という悦に入る部分。


エディタのファイルを二つたちあげる。

ひとつは、
加速してる部分をもう一回打ってえへへと悦に入るやつ。
何回も得意部分を打って更に加速できるようにしてもよい。

もうひとつは、
弱点部分を抜き出すファイル。
下手な運指の部分の練習ファイルだ。

悪運指になってる部分はしょうがない。
合理的な配列ほど、レアな言葉が悪運指になるように配慮されているが、
だからといって0には原理上ならない
(連接しないカナの組み合わせがほぼないため)ので、
出る運命にある。
なので、ある程度の悪運指でも、
つまづかない程度には練習しておく必要がある。

その文章で特異的に悪運指単語が連発される不運もあるし。
(たとえばギリシャ悲劇についての文章は、
薙刀式の左薬指3連「ひげき」が連発になるだろう…)


あるいは、「出来たはずなのにつまづいたところ」
は、もう一押し練習するとスムーズにいくはずだ。
そうしたら、それは得意ファイルに移動になるだろう。


実用文では変換のタイミングもある。

長すぎて文節伸張する必要が出てくるくらいなら、
ぼくは短文節気味に変換をかけてしまう。
ここはIMEの癖や調教具合を調整していく感覚だね。
一発で候補が出なかった時の対処や、
うっかり確定したときに戻って再変換するなどは、
薙刀式動画でいくつも見ることができる。

まあ間違えてもBSでガンガン修正かければいいんだから、
U位置のBSはどんどん使うべき。
英語の時に使えないのは残念だが、
僕はLower+UにBSを入れてるので英語時はそれを使う。
同じ位置にBSがあるほうが直感的になるね。


などなどやっていると、
不得意ファイルと得意ファイルができあがるだろう。
確認のために自分の打鍵動画をもう一度みても良い。

で、もう一回打鍵動画を撮ると良い。
同じ文章のコピー打鍵をするのだ。
そうすると、
苦手だったところがどれだけスムーズにできるかをチェックしたり、
得意なところで加速する快感、
行けたはずのところを加速できる快感、
などを味わうことが出来ると思う。

で、ほんとにそれが出来たかを、
再び録画したものを見ることで確認するのだ。

打った直後のものならば、
自分はどう考えてこうしたのかを、
なんとなく覚えているはずだから、
「なぜミスしたんだろう」を分析しやすいはず。
「あ、ここで苦手なのが来るとわかってて緊張したからだ」
などと原因を分析できるはずだ。
物理だけでなく心理的影響もあるからね。


で、
1回目の録画よりも、2回目の録画の方が、
よくなってればヨシ、
と思えば良い。
もちろん、これをn回繰り返すことも可能だ。
納得いくまでやってもよい。
ただ僕は飽き性なので3回はやらない。
次の文章へ行く感じかな。
その辺はやりやすい方でいいんじゃないか。


書道で沢山の書き損じがあり、
沢山半紙を捨てたことを思い出そう。
字を書くことは、そういうことだと僕は思っている。
先生が朱を入れてくれたことを思い出すね。
自分で朱を入れて、
もう一回練習すればいいだけのことだ。

赤坂の魚弁当屋で、
近所の習字教室の書き損じを、
包み紙にしてくれてる洒落た店がある。
金兵衛だったかな。
ただコロナ以降それをやめて普通の包み紙になってて、
情緒がなくなってしまったのが残念。
小学生の字の時もあるし、
大人のめっちゃ達筆もあって、毎回楽しみだったんだがなあ。

ま、弁当の包み紙になるくらい、
練習というのはしておくとよい、という話だ。



初期の頃の打鍵動画は、
僕は今でも取ってある。
ああ、こんなに俺遅かったんだなあ、
と最新の動画の感覚から見て満足することがある。
そういうのにも、
下手な頃の動画を取っておくのはいいぞ。

gamebarの使い方に関しては各自調べてください。
画質は低めでも十分。
posted by おおおかとしひこ at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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