ので、薙刀式では、句読点確定をデフォにしたいと思う。
これまで、v14までは、
読点確定(「。確定」)にしてきた。
これは、
文末は体言止めでない限りひらがな数文字で終わることがとても多く、
ゆえにそこだけ入力して確定するのは効率が悪いと感じたからだ。
どうせ「。」で終わるのだから、これを確定マークがわりに使えばいいではないか、
という発想だ。
これを「、」まで拡張しなかったのは、
長い文章を入力して変換するとき、
「、」をまたげないのでは、と思っていたからである。
だが、実践において、
そんな長い文を変換するまえに、
さっさと変換して確定していったほうが、
結果長く書けることがわかってきた。
ならば、現状に合わせて、
「、確定」も導入しようということ。
句読点「変換」を採用している配列もある。
それもありだと思うが、
文末のひらがな部分を下手に変換してしまうのが、
僕はいやなんだなあ。
今書いた「いやなんだなあ。」も、
読点変換をしたら、
「嫌なんだなあ。」に変換される恐れがある。
(今やってみたらそうなった)
日本語にはひらがなを表現として選ぶ自由がある。
僕はそれには変換をかまさない、
という積極的な選択肢を持たせたほうがいいと思ったのだ。
(そもそも候補を出すのになぜスペースを2回おさないといけないんだ?
1回でええやんとずっと思ってるのだが)
こうした一意的な文章を書きたい、
IMEにお伺いを立てたくない、
というときに、
句読点変換は効率が悪いと思う。
好きなときに変換して、好きなときに変換を拒否する、
と選択できたほうがいいと思う。
ということで、好きに変換して、
確定したいときだけ句読点ないしエンターでよい、
という自由度が、
一番効率がよくて、打ちやすい、
ということに気づいたわけだ。
なので、以降は、
「、確定」「。確定」をデフォルトとしたい。
導入最初は、
句読点のあと一回エンターを多めに押して、
改行してしまうことが多発するが、
慣れてくるにしたがってうまくいくようになるはず。
基本は、
1 句読点抜きで文章を打ち、
2 変換したかったらスペース、無変換ならばなにもしない
3 句読点を区切りと思って確定する
という段取りを踏めばいいので、
慣れればこれが最短手順になると思われる。
ていうか、僕はそうなった。
そもそも句読点を変換する文章の中に入れていることがおかしなことだと思う。
「、。」はそれ以上候補がないだろうに。
ブロックの境目として、
?!……ーーなどを候補に出してくれるならいいけど、
全角のコンマとピリオドしか変換候補がないってどういう了見の狭さよ。
ということで、文章の組み立てとして、
句読点単位のブロックか、
それより小さな語の単位で変換をかけていくスタイルが、
薙刀式の推奨である。
長文節変換のほうが漢字変換は効率がいいが、
それをやって二周してチェックすると、
思考が分裂してしまうのが、
とてもよくないと思った。
僕は大阪人のイラチなので、
結論がすぐに出ないものは嫌いだ。
(大阪人だけが、エレベーターのボタンを連打してはよこいという習慣があるのだそうだ。
え、みんなやんないの? 早く来ないのはわかっているが、
イライラをそれでおさめるんだな)
IMEの間違っているかどうかわからないものをチェックすることは、
文章を書くのにとてもノイズになる。
だったら逐語的にチェックしていく、
短文節変換スタイルのほうがいいのでは?
と最近経験的に思う。
もちろん、使っているIMEの賢さにも依存するかもしれない。
いちおうデフォルトのMS-IMEでの動作を想定しているので、
このやり方が一番エネルギーを少なく、文章を書ける、
と考えた。
ということで、v15では、
句読点確定できまりとします。
改造はそんなに難しくないだろうから、
句読点確定がいやな人は、エンター部分を外せばよい、
ということにしておきます。
僕はエンターをなるべく打ちたくなくて、
変換後次の文字を書けば自動で確定する、
自動確定を使っているのだが、
なぜかエンターを押したくなる。
「おれはこう言いたいのだ」と、
決めたいのだろう。
自動確定だとハイハイ次々、みたいなよそよそしさがあるような気がする。
どれくらいみなさんが自動確定を使っているのか、
参考にしたいのだが、
コピー打鍵での自動確定と、
創作打鍵での自動確定はだいぶ違うと思うので、
創作文での自動確定を見てみたいんだよな。
コピー打鍵では、
なるべく長い文節を打ってしまい、
変換してチェックして、
よければ自動確定で次を打つ、
というリズムがよさそうだが、
創作文ではどうもそういうわけにはいかない気がするんだよな……。
たぶん、思考というのは、もっと逐語的に出てくるものなのでは?ということだ。
まとまった思考はあれど、
実際の言葉になるのは逐語的、というイメージだけど。
その、細切れの節々に、
句読点確定が役に立つと思うのだ。
2022年11月09日
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仮安定版で、確定ではないですが、
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にあげたものが現在です。