2022年11月10日

ト書きに書きづらい笑い

笑いというのは、タイミングやビジュアルも大事だから、
なかなかト書きだけで笑わせるのって難しいんだよね。
以下の動画は笑ったが、
これをト書きに起こすレッスンをしてみよう。

https://mobile.twitter.com/hkok08/status/1589982801235177472?s=20&t=mwN3sacp9W7XAdsczPTsmw

はいやってみて。


以下、僕の回答。


空港。
停止したジャンボの羽の上に止まる鳩。
ジャンボ、動き出す。
滑走路を加速していくジャンボ。
前を向き、気流の流れに耐える鳩。
しかしスーッと後ろに滑っていく。


ううむ、文章だけで笑わせるのはむずかしい。

キモは羽の上がツルツルで滑ることだが、
ここを伏線として表現するかで迷うよね。
でも滑った時点で、「そうか、ツルツルだもんな」
と理解して笑いが起こるから、
伏せとくべきだと考えた。

このように、
笑いはなぜ起こっているかを理解しないと、
ト書きは書けないわけだ。


スーッと無抵抗で滑っていくのは面白いが、
これは動画を見ない限り思いつかない笑いだよね。

参考にされたい。
posted by おおおかとしひこ at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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