2022年12月11日

打鍵姿勢について考えてみた【キーボードAdvent Calender 2022】

この記事は キーボードAdvent Calender 2022 の記事です。
昨日はtechmechさんの「OLSK60とGH60互換ケースのいろいろ」でした。


キーボードについて考えることは、
キーボード部分だけでは不十分だ。

「それを人間はどう打っているのか」観察・研究が足りてないのでは。
指だけでなく、手の動き(ローリング、ヨーイングなど)、
前腕や肘、肩の動きは、まだ全然議論されていない。
そしてそもそも「どういう姿勢であるべきか」という、
【打鍵姿勢】の観察・研究も未到達だと思う。

真のエルゴノミクスにたどり着くために、
あまり議論されていない、打鍵姿勢について考えてみた。


三面図を考える。

上から見たときの、
自作キーボード界隈、エルゴノミクス界隈の答えは、
共通して2つに絞られていると思う。
「左右を分割せよ」
「ロウスタッガードはやめて、左右を対称にせよ」
だ。
01.jpg
02.jpg

キーボードは割るべきである。このことに異論はあるまい。
一体型でも左右部分は開けるべきだろう。
そこに仏陀スペースをつくってもよいし、
アルチザン置き場やテンキーやポインティングデバイスを入れても良い。


そしてロウスタッガードがなぜそうなっているか、
キーボードマニアでも語れる人は少ない。
タイプライター各キーの下についたのアームの、
互いの干渉を避けるためである。
03.jpg
04.jpg

(図ではまだもう一列入るようになっているよね。
ここに数字段のアームがはいってびっちりになる)

このアームを使わなくてよくなったのに、
まだずらしている理由って何?
左手ひねりすぎじゃない?
(僕が最初にやった腱鞘炎はこれが原因だった)
左右対称ロウスタッガードや格子配列や、
コラムスタッガードなどが理想だろう。

「上から見た場合の打鍵姿勢」については、
このへんに答えがあると思う。

しかし、
横から見た場合の打鍵姿勢については、
まだ議論がなされていないことが多い。



では本題に入ります。




まず、手首をつけるべきか、つけない(浮かす)べきか?
という議論をしよう。

【手首を浮かすスタイル】
00.jpg

ピアノの打ち方、タイプライターの打ち方。
ある程度の押下圧が必要
(ピアノは60グラム前後に調整されているものが多いそうだ。
いわゆる黒軸、高級軸はこれを目指している?)
それは物理的に弦を叩いたり、
インクを印字する必要があるからだ。

そのためには、
垂直に手ごと落とすように打ち下ろす必要がある。
伝統的なタイピングはこれを模して、
打ち下ろすスタイルで、手首を浮かすべきだとした。
(親指シフトは、猫の手、お化けの手、
という口伝でこれを伝えている)

パームレストは本来、疲れたときの「止まり木」らしい。
基本ずっと浮いてて、
疲れたら手首を置いてやすむためのものであると。

しかしこれを1時間も2時間も打ち続けることは、
かなり疲れるのではと思う。


【手首をつけるスタイル】
06.jpg

そんな浮かしてたら疲れるやんけ、
手首をずっとつけ続けるべきだ、
というのがこちらの派閥だ。

パームレストないし机にずっと手首を置き、
たまに浮かすことはあっても9割以上手首はつけ続けることになる。
長時間打てる方法論であるが、
ずっとやっていると、実は腱鞘炎の恐れが高くなる。

なぜなら、支点が手首と肩に固定されて、
肘を微妙に動かして調整しないといけなくなるからだ。
僕はここに熱を持つこともあり、
ずっと肘が痛かった。
作家にありがちの腱鞘炎は、実はここが痛んでいることが多い。

薙刀式での打鍵動画だけど、
これを見ると肘と肩が微妙に動き続けていることがわかる。
https://youtu.be/NFYsG9E7mfg
の13:36〜から8倍速で観察できる。

手首がテコの支点になってしまい、
手を動かすのに肘や肩が力点になる、
と考えられる。


・手首は浮かしたほうが、自由に動けるために腱鞘炎にはなりにくい。
 けど浮かしたら疲れる。
・手首はつけたほうが疲れにくいが、内部を痛めることになる。

このトレードオフが、まずは前提だと考えられる。



【机のへりに前腕をつける】
07.jpg

第三の方法が、前腕を机のへりにつけて、
手首を浮かせて打つ方法だ。

これはタイパーに多い打ち方で、
RTC(Real Force Typing Championship国内最高峰のタイピング大会)
チャンピオンのmiriさんをはじめ、
RTCではこのフォームをとっている人を見ることができる。
チルトスタンドを立てて、
腕の角度が仰角になるようにする感じだ。

手首をつけたら手の動きが制限されるから手を浮かしたいが、
不安定な状態だとキーの位置が不正確になるから、
どこか近場でつけておきたい、
という折衷案だろう。

ただこの状態では長い時間、たとえば10分や3時間もたないんだよなあ。
外国のカスタムキーボードの打鍵動画では、
このフォームをよく見る。パームレストなしのときが多いね。
僕は個人的にこの姿勢で数時間やるのは、
疲れるので無理だった。


【膝上打鍵】
08.jpg

膝上にキーボードを置き、打鍵するやり方も悪くない。
しかし一体型ならいいけど、
左右分割を安定して置く方法がない。
僕はそれ用のお盆を、木を削り出したりしてつくったりしていたが、
左右分割はぐらぐらして安定しないんだよね。
(「一体型で左右に開きがあるやつ」ならよかったかもだが、未テスト)

あと僕は足が短いので、
椅子に座ったときに太ももの角度が下がり気味になり、
奥チルト状態になる。
それ自体は悪くないのだが、
好みの角度になることはめったになく、
たいていつま先を上げないといけない。
ハイヒールを履いて出かければこの悲劇は避けられるが、
俺のハイヒール姿は変態そのものだ。

僕は家だけでなく、ノマドで文章を書きたいので、
いろんな机といろんな椅子での、
安定的な打鍵法を開発したい。
膝上スタイルは「異なる椅子での不安定さ」があった。

あと、ちょいちょい足を組みたいときに、
まったく対応できなくなるのも嫌だったな。
有線キーボードだと、トイレとか行きたいときに絶妙に厄介だし。


【後傾姿勢】
10.jpg

ひとつの最適解。
腰によくて、首も安心できて、
アームレストに肘をつけて、
手首は浮かせるスタイルが、
ずっと書き続けて負担がない理想のような気がする。

だが僕はノマド族だ。
この椅子を持ち歩くことはできない。

アームレストについた分割キーボードを持ち歩き、
カフェの机や椅子にクランプなどでセットすることも考えた。
うまいデザインが考えられなかったので、
もしそれを実現した人がいたら感想を聞きたい。

机と膝の間くらいの高さの、
机から下げる懸架板のようなものがあればよいのでは?
ということを思いつき、のちのバビロンへ結実する。


【腕を伸ばして腰を浅くするスタイル】
09.jpg

机の上で打っていると、
なぜかどんどんケツが前に出て、
どんどんこういう姿勢に近づいていくことがある。
なんで?
腰には明らかに悪いこの姿勢になる原因がわからない。



で、仮説が出てくる。

「前腕は、水平になりたがっているのでは?」
だ。



タイプライターができたころの広告を見ると、
前腕を水平にしている写真が多い。
これはピアノの打鍵姿勢そのものだ。
typewriter-ad21.jpg
typewriter-ad22a.jpg
typewriter-ad50a.jpg
typewriter-ad78a.jpg

(引用元 安岡さんの記事 「タイプライターに見せられた男たち/女たち」より
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/columncat/%e8%96%80%e8%93%84/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%bf%e3%83%bc
タイプ用の机というのは、
日本の事務机よりもはるかに低い位置にある。
タイプライターを構えたときに、
前腕が水平になるような高さだ。
日本の事務机は紙の上で字を書くための高さだ。
これはキーボードには高すぎると僕は考えている。


【昇降デスク】

昇降デスクをつかえば、
この位置に机を置いて、
肘から先の前腕をべったり置く、という方法がある。
しかし昇降デスクを持ち歩くのは(以下略)

【昇降デスクがわりに】

座布団でだいぶ椅子をあげればいいのでは?
→不安定でした。足がぶらぶらするのが面倒だった。

ちなみに富士通の打鍵姿勢の推奨では、
「足台」が答えらしいが、
カフェに持ち込める「コンパクトな足台と座布団」はないやろ。
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【ピアノ姿勢をとるために】

「キーボード空中庭園バビロン」というギアをつくった。
1センチの厚みの板ならば自由に挟むことができて、
クランプによって机から低い位置に下げることができる。

椅子と机の組み合わせがいろいろ違う時用に、
三段階板の高さを変えられるようにした。
机の厚みは1センチ〜5・5センチ、
机面から板の高さまでは、
マイナス7センチ、8・5センチ、10センチに対応している。

ここにキーボードとマウスをおけば、
色々な椅子と机の組み合わせでも、
前腕を水平にする、
ピアノスタイルがとれる、というわけだ。
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で、ここで手首をまた浮かすの?
ということになる。
12.jpg

それを避けるための僕のアイデアが、
肘を胴体(真横というよりは斜め前の肋あたり)につけて、
手首を浮かした状態として使う、
というもの。
11.jpg

つまりアームレストをマイ胴体でやる、
という考え方だ。

これだと、
ピアノを扱うように前腕を水平にできて、
しかも浮かしつづけることに疲れがなくなる。
手首をつけて肘が痛くなることもない。

動画を撮ってみた。
これまでの集大成のような姿勢で、
1400字(変換後)/10分のペースで、
カナ配列薙刀式で書いている。
https://youtu.be/AJ1OUieiir0

動画後半でも半あぐらの姿勢を見せたが、
下半身はどうなってるか?
ということも今後考えるべきことかもしれない。
(まあ時々立って体操しろ、でもいいけどね)



いろいろな打鍵姿勢をあげてみた。

すべて僕のためしたものなので、
何が自分にとって、無理がなく、
体を痛めず、
しかも長時間集中力をもって作業できるか、
を評価してきた。

もちろん、
僕にとってのベストがあなたにとってベストである保証がないので、
どこにそのような違いがあるのか、
あるいはどういう特徴がどういう打鍵姿勢に向くのか、
という調査も必要かもしれない。


あと並行してつくったのは、首を痛めないための、
持ち運び自由なタブレットスタンド。
タブレットの最下部を机から9センチ上にあげられます。9mm厚限定。
9mm以下のタブレットはゴム足を挟めばいける?
(○mm厚に対応して欲しい方がいたらコメントください)
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これらのものはDMM.makeで頒布中。
透明レジンの3Dプリントなのでちょっとお高いです…利益はほぼない…
キーボード空中庭園バビロン 15950円 https://make.dmm.com/item/1476920/
タブレットスタンド     13750円 https://make.dmm.com/item/1473623/
あと遊舎さんとかに行くときは大抵持ち歩いてるので、
僕を捕まえて触らせてっていえばOKです。



この記事は、
MiniAxe+透明レジン3Dプリントケース、
アクリル3Dプリント製オールコンベックスキーキャップ、
セミサイレント改造Zeal PC Pearlioに、
Wuque WSTS530の3ステージバネを2ステージにカットして、
35g程度にしたバネを入れたもの、ルブ無し、
そしてかな配列薙刀式で、そしてバビロンの上で、
胴体に肘をつける姿勢で前腕を水平にして書きました。


明日はまーびい(溺死)さんの「なんかかきます」です。


なお、オールコンベックスキーキャップ(透明レジン版)、
DMM.makeで頒布中です!

MiniAxeセット36個(親指左右各1、1Ux34)……7700円
1Uセット12個…………………………………………………3300円
長いセット6個(1.25U、1.5U、1.75U各2)……2420円
親指セット6個(親指左右各1、1Ux4)……………2200円

各ページでどうぞ。
https://make.dmm.com/item/1488271/
https://make.dmm.com/item/1488272/
https://make.dmm.com/item/1488273/
https://make.dmm.com/item/1488274/

撫で打ちで運指距離を最小化することと、
同じ打ち方で指の姿勢が固定化するのを避けて、
打鍵の寝返りが打てる感じです。
僕はずっとなるべく寝返りが打てるように考えてるっぽいですね。

キー部1%のLTで理屈は話しました。
https://m.youtube.com/watch?v=JL7zHeL1Q0k
の27:52から。
posted by おおおかとしひこ at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>机の上で打っていると、なぜかどんどんケツが前に出て、どんどんこういう姿勢に近づいていくことがある。なんで?腰には明らかに悪いこの姿勢になる原因がわからない。

こちらについては、おそらくは、「背骨のS字カーブが一時的でない」「骨盤が後傾になっている」が原因だと思われます。骨盤が後傾だと上半身の重みを支えられずに下半身が前方にスライドしていきます。

この問題に特化したデスクチェアは意外に少ないので、ハーマンミラーのアーロンチェアとエンボディチェア以外の椅子では、この問題が頻繁に発生すると思われます。オカムラのフラッグシップモデルのコンテッサ2ですら、ランバーサポートが簡易的についているだけです。後傾姿勢で頭部、背中、腰を全てチェアに預けるスタイルを数ヶ月試しましたが、慢性の首凝りが発生しました。骨盤の後傾→下半身の前方スライド→首が支点になり負荷がかかる→首凝り、というメカニズムだと今は考えています。

ではどうすればいいのか?というと、@長時間連続で座らないAハーマンミラーのチェアを使うBバランスボールをチェアにするなどだと思います。今私はストレッチや休息を正しく行う前提で、AにするかBにするかを検討しているところです。
Posted by かみだい at 2022年12月21日 11:15
>かみだいさん

背骨に関する姿勢だとその説明は分かるんですが、
同じ程度手書きで作業してても決してこの姿勢にはならないんですよ。
キーボード限定でなる。
ということは、
腕の筋肉を楽にするために本能的に姿勢変更している、
という仮説から、
キーボード筋には、前腕水平ないし腕全体水平がよいのでは?
という仮説にたどり着いています。

手書きだと、
この姿勢になると紙が見えないからならない、
だけかもですが。
ただ明らかにキーボードを打つ時に使う筋肉と、
手書きで使う筋肉は異なりますね。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月21日 11:33
そうですね。手書きとキーボードではかなり異なると思います。

おそらくですが、手書きは前傾姿勢になるため、背骨S字を維持しやすく、骨盤も前傾を保ちやすいです。

ではなぜキーボードでは「猫背、骨盤後傾、顎が上がる」になりやすいかというと、いくつか原因がありますが@肩が体より前にでる→A前腕の内旋に伴って、胸筋が縮んで猫背になる→B背骨のS字カーブが崩れる→C骨盤が後傾し、下半身が前方スライド→D最後に、首の重みを支えられなくなっているので顎が上に上がる、という流れが考えられます。実際のメカニズムはこれとは少し違うのかもしれませんが、@とAは実際に整体師さんに何度か指摘されました。
Posted by かみだい at 2022年12月21日 12:00
私の今のコメントに説明不十分な点があるので補足します。

「手書きとキーボードで前腕の内旋も肩の位置も同じなのに...」という反論も考えられると思います。これについては手書きでも肩こりになる方もおられるようです。体の癖や筋肉のバランス、使い方はそれぞれなので、大岡さんの場合手書きでは(無意識の部分も含めて)良い姿勢を保てている可能性があります。するとキーボードでの姿勢とどこが違うのか?という話になり、ここで大岡さんの分析通り、肩の位置や腕の角度などを手書きに近づけるのは理にかなっていると思われます。
Posted by かみだい at 2022年12月21日 12:11
>かみだいさん

以前「紙が机で水平なんだから、
タブレットを水平に置けばいいのでは?
(モニタの反射は無視するとして)」
を試したことがあるんですが、
ものすごく疲れました。30分で二時間分くらい疲れたかな。

左右対称の姿勢を強制されるからかと当時は考えましたが、
手書きの時は右手はだいぶテントしてるなあ、
と思った次第。
じゃあその角度にキーボードをテントして、
タブレット水平置き(縦置きのほうが両手距離取りやすい)にしたら、
手書きと同等か、となると多分ダメそう。
紙を抑える左手に秘密があったりして。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月21日 12:34
>かみだいさん

で、自分の手書きの姿勢を観察してると、
寝返りを打ちまくってる気がするんですよね。
腰の位置もズルズル変えるし、
足は右も左も組むし、胴体も45度ひねる時もある。

机の奥で書くときも手前で書くときも、
なんなら膝の上で書くときもあるし。
ペンの持ち方も適宜変えてる気がします。

にも関わらずキーボードは同じ場所に同じ姿勢で手を置き、
同じモニタを見てるから、凝りやすいのかもです。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月21日 12:40
すごく試行錯誤されてますね...。

話を聞いた感じでは以下がポイントかと思います。

@手書きでは指を動かさない。手首の動き。(キーボードは指。)
A前腕の内旋は手書きもキーボードも同様。ということは「内旋 + 指の動き」が良くない。

これは私の「筋肉が緊張状態でさらに負荷をかけるのは良くない」という話とも一致します。

一応、私はkeyballのテントによって、前腕の筋肉の問題は解決しました。(それまでは慢性的な痛みが常に発生していました。)
Posted by かみだい at 2022年12月21日 13:55
>かみだいさん

「自分にとって唯一のベストの姿勢がある」のか、
「自分は寝返りを打ち続けるべきである」なのかは、
全然わかんないですよね。
前腕が楽になっても今度は腰に気づくかも知れないし。
なので試行錯誤しかないなあと考えます。

手書きの姿勢は学校で教えてくれるのが、
これまでの淘汰を含めたベストだけど、
キーボードは全然わかってないと思うので…
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月21日 15:42
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