普段こんなもん晒さないが、これはやってもいいレベル。
てんぐ探偵、第一稿脱稿。
十年近く書いて来て、やっと「完」までたどりついた。
最初から108話構成、
ラスト3話は連続にすることは決まっていた。
この何ヶ月か、
ずっとこの3話を書いていて、
真のクライマックスのテンションに、
時にボロボロになりながら頑張っていた。
思えばドラマ風魔の小次郎以来、
ようやく真のオリジナルの物語を、
まっすぐ書けたように思う。
皆さんのお披露目までは、
これからリライトしたりするので、
もう少し先になるだろうが、
あの日東銀座のホームで第一話を書き終えた、
僕のひらめきは、
ようやく完結という形を迎えられた。
面白い話がないなら、
書けばいいじゃない。
映画は書いても書いても、
商売になるならない、その時の芸能事務所の力関係で左右される、
水物になる。
だったら思うものを、誰にも左右されない小説にしたれ、
どうせ映画化不可能やろ、
と、
思いついてしまったシリーズを、
下手くそな小説ながら書いてきた。
今おおもとの第一話とか見るのが怖い。
少なくともそこからは上達したからだ。
だからずっとリライトしたい欲望があって、
だけどそれに囚われて進まないことを恐怖して、
それよりは前に進むことだけを考えて、
ずっと一人で闘ってきた。
闘うというのも変だな。
俺の頭の中にある、出してくれというやつらを、
解放してあげた感じなんだよな。
まあ、仕事の合間を縫い、
休みを全部潰すのは、闘うともいえるか。
もう少しネタは残っているが、
この辺が綺麗にまとまる頃合いだろう。
完結しなかったベルセルクより、
ましな作品になったぜ。
2023年の発表をめざして、
一回寝かせて、第八章完結篇全体の、
リライトをしなければならない。
とにかく手が疲れた。
なにせ最終3話で、原稿用紙158枚相当。
それでも文庫一冊の6割くらいだぜ。
小説って大変だな…
2022年11月15日
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リライトなど残ってる作業もあるとは思いますが、まずは祝辞とねぎらいの言葉を言わせてください。
十年もかけて作品を作られていたことに驚愕を感じました。
大岡監督がてんぐ探偵を執筆しつつ、お仕事もしつつ、ブログを更新してくれたおかげで、僕は完結することの大変さと大切さをこのブログで勉強できたと思っております。
なので言わせてください。
お疲れさまでした。
完結おめでとうございます。
とりあえずありがとうございます。
いうてまだ第一稿なので、
これから寝かせて、自分の中の熱を取って冷静に評価して、
それから筆を入れ直す段階があるので、
まったく終わった気はしてないんですが、
「着いた」という感覚だけですね。
ここから数回はリライトしないとなあ。