カナ配列で、外来語が得意というのはあまり効かない。
元にしている統計が、
日本語のカナ連接の方が圧倒的に多いからだ。
そもそも音の流れがまったく違うから、
日本語のカナ連接を大事にしてればしてるほど、
打ちにくくなると思う。
これは元になる統計が、
日本語>外来語だからで、
まあ普通の文章はそうだからいい。
とはいえ、マイナーカナの設計方針では、
「とはいえ使う時は指がもつれるのはなあ」
がある。
ただ、
こうした外来語でのカナ連接に言及した配列は、
たぶんないと思われる。
マイナーだからいいよね、
的なある種の割り切りかなあ。
よく見る外来語対策は、以下のような。
・「ー」を単打、打ちやすい位置に
・ファ行を打ちやすくする
・ァィゥェォを規則的に並べて記憶負荷を減らす
でもァィゥェォはマイナーゆえに、
大抵は端っこの冷遇された位置にあるので、
いざ使う時はとてもゆっくりになる。
まあそれでもトータルでスピードが確保されればいいや、
という考えだろう。
とはいえ、
ふつうによく使う語ぐらいは、
スルッと打てるべきだと思うんだよね。
薙刀式の外来音同時押しは、
そこに配慮されてるかな。
なにせ、あいうえおは全て右手なので、
それと同時押し+半濁音ないし濁音の3キー同時で、
外来音は小書きを経由せずに出せる。
とくによく使う、チェックとか、
僕はもう普通の言葉なみの速度で打てるので、
小書きを別に打たなくていいので楽だなあと思う。
しかし全ての外来音が押しやすい配置ではないところが、
悩みの種。
v15(仮安定版)は、
ファがVJU、フォがVNUと、最適化運指を必要とする。
「フォルダのファイル」なんてのはだいぶもつれるかも。
「ふ」を;裏にした版では、
fr、pr、br、fl、pl、bl系の言葉が全て打ちづらかったため、
却下となった。
しかしこちらの方が日本語においては書きやすいんだよね。
いまだにこっちの方がいいんじゃないか、
とやってみては、外来語が弱くて戻ったりする。
日本語にない音のつながりについて、
カナ配列ではほとんど言及されない。
「ー」が全体統計では0.3%なのに、
外来語では最多カナになるため、
単打でまあまあ打ちやすいところへ、
という優遇から比べると、
その他の考慮がされていないともいえる。
頻度は漢語ほどではないが、
外来語のカナの繋がりまで考えた配列ってないのかしら。
どういう二連接に気を配るべきか知りたい。
カタカナ語だけの2gram統計ってないんかね。
パッと調べてもなかった。
プログラムを組めばカタカナ文字だけ抽出することは簡単そうだが、
どなたかやった例はないのだろうか…
(モーラ単位だとありがたい)
2022年11月19日
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