2022年11月19日

【薙刀式】入力キャンセル

薙刀式の編集モード、DF+Pの「入力キャンセル」は、
とても便利なのだが、
同じ機能をkouyさんがCtrl+BSに当てているそうな。
https://twitter.com/y_koutarou/status/1593184030379618305?s=20&t=hCcO-IqoW610dAOjFnC2Fg

IMEの設定に「キャンセル」という機能があるのか。
へえ、知らんかった。


ESCが遠いというのはもちろん同意で、
しかもESCの機能ってややこしい。

1. 確定前の状態で、注目文節を変換前に戻す
2. 入力したもの全部を、未変換状態に戻す
3. 入力前に戻し、未入力状態にする

の三段階を細かく戻すので、
どの段階でも「今の入力全無し(未入力に戻す)」を選ぶには、
ESCを三連打でええやろ、というのが、
編集モードに実装した「入力キャンセル」だ。

(最大2回ESCが空打ちされるが、
エディタの未入力状態でESCが何かに割り当てられてることは、
ほぼないので)

文節、ないし文を書き始めたが、
やっぱなし、とするときにとても便利なので、
この入力キャンセルはかなり使える。


ちなみに昔作った状態遷移図。
細かく設定できてるのはいいのだが、
こんな粒度でIME操作してる人、いないとおもうよ。
2CC044EB-9E8C-49AD-82E4-5A61846825B4.jpeg

なんかぱっと見ですごくわかりにくい。
これ外人に見せたら発狂でしょ。


で、
この機能がそもそもOSにあるとはしらなんだ。
その言葉が「キャンセル」とは、
すごい分かりにくい用語だな。
何をキャンセルするかわからん。
IMEの機能にあるんなら、最初からつけとけばいいのに。

タイプ速度が遅い人はこの恩恵がないかもだけど、
1ワード1〜2秒で打ってるときは、
これはとても便利。
「言葉の途中で言い間違えても、
最初からそれを言い直す」
みたいな感覚に近いので。



kouyさんの設定ではこれを、
英数(Capsキー)+:か。
なるほど使いやすそう。

こういうIME操作もふくめて、
全部で配列だと僕は思う。
カナ部分と操作部分は分離するとしても、
オススメ設定は併記したほうが、
参考になると思うんだよね。

ちなみに薙刀式の編集モードは、
テキストだけだと表現しづらい。
でも一回テキストのみで整理してみるか…
posted by おおおかとしひこ at 14:56| Comment(2) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
IMEの入力キャンセルは、「IME Cancel」としてウィンドウズの開発文書にあるみたいです。

MS-IMEでは「全消去」、ATOKでは「全文字消去」、Google 日本語入力では「入力キャンセル」の名で設定できます。

これを「Ctrl+BS」に割り当てるのはすごくいいアイデアだなあ。
Hachikuでは「Crtl+Shift+無変換」に割り当てたけど、秀丸エディタで問題が出たので。


ちなみにIMEの確定は「IME Complete〜」なんだとか。


薙刀式「DF+I」の再変換は使いやすいですよね。
私はこれが利かない某メーカーのノートパソコンに触るとちょっとパニックになります。
どうしても「変換キー」や「Win+/」に手がいかなくて。
Posted by とる at 2022年11月19日 20:55
>とるさん

詳しい解説ありがとうございます。
なるほどねえ。結局、仕様上これはつかうべき、という設計時の情報が現在に伝承されていない気がしますね。
もう誰も全貌を把握していないみずほのシステムみたいになっている気がするなあ。

色々個別のアイデアはすぐれたものがありながら、
全体の統合が出来ていない気がしますね。動線がまったく整理されていない感じ。
薙刀式の編集モードは、それを全体統合することが目的ですね。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年11月19日 21:01
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