作者のkouyさんが原理的な部分からのまとめをしているので。
https://y-koutarou.hatenablog.com/entry/2022/11/20/151437
これまでのローマ字テーブルのものに、
{!}という同時押しタイマーが拡張されたもの、
と理解するのがわかりやすいかな。
Google日本語入力のローマ字テーブルは、
MS-IMEの定義の仕方と異なり、
かなり自由度が高いことで知られる。
うまく定義すればカタナ式の清音部分が実装できるはずなんだけど、
機能部分(カーソル、エンター、BS)と、
SandS(Space and Shift)を用いた、
濁音シフトが実装できないため、
追いかけるのをやめていた過去がある。
あと編集モードも欲しいしね。
この「次の入力」は{!}でネストできるのかな。
だとすると定義を書くのが複雑だが、
3キー同時押し、nキー同時押し
(n!通りの定義を書けば良い)が実装できるはずだ。
そうすればかわせみ配列がいける。
残念ながら薙刀式の実装には、
さらにSandSが必要なので無理だけど、
親指部分の不要な2キー同時配列、
よだか配列、下駄配列の実装は見えたね。
欲を言えば薙刀式の編集モードがほしいので、
DFを押しながらJのような機構に拡張できると、
さらにヨシであるが多分無理そう。
入力キーのほうに、
親指側のキーを含められれば、
親指シフトと蜂蜜小梅配列(シンは無理だよな)が、
実装できるリストに入る。
同時かつ連続の配列、飛鳥やTRONは、
先の課題になるだろうなあ。
こういうときには、実装が簡単な配列ほど得をするなあ。
シフト機構が複雑な配列は、
「その簡単なシフト機構では実現できない入力感覚」
を目指してつくられたから、
後発ほど実装しづらいという矛盾。
それにしても配列史において、
これはかなりターニングポイントになる大事件。
誰も親指シフトより先に新下駄がGoogle日本語入力で使えるなんて、
想像もしてなかったよね。
キー配列カスタマイズは、
沢山のやり方がこれまで民間の個人で開発されてきた。
それはひとえに、
qwertyローマ字も、JISカナ配列も、
日本語を書くのに全然足りてない配列だからだ。
これはqwerty英語と同様に、
あるメーカーが十分な議論なく作ったものが、
たまたま支配的になってしまったゆえに、
もはや後戻りできないデッドロックを起こしている、
悪しき例である。
Google日本語入力が、
その人類の愚かさを切り裂く光であれ。
2022年11月20日
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