そういえば昔のバージョンでは、
シフトを押しながらでも濁音が出せた。
「ので」をスペースキーを押しながら打ってたことを思い出す。
連続シフトは打鍵速度が遅い時に便利、
なのかもしれない。
センター連続シフトを【】、濁音同時を()とすると、
ので 【J(EJ)】 【J】(EJ)
の、どっちが打ちやすく、速い?
という議論。
打鍵速度がゆっくりのときは、
たぶん前者の方が楽で、
打鍵速度が上がってくるにつれて、
後者の方が楽になる気がする。
スペースを離す勢いを利用して、
次の同時打鍵を打つ感覚は、
打鍵速度がゆっくりのときはあまり恩恵を感じないけど、
速いときはテンポが確保できると思う。
連続シフトは、
押しっぱなしで楽な安心感がいいのだが、
離すタイミングがなかなか難しくて、
慣れないとうまくいかないと思う。
で、そもそも連続シフトは初心者向きだと思う。
上級者は離すタイミングを気にしなくて良い、
逐次シフトを好むだろう。
ただ、疲労度でいうと、
逐次シフトのほうがあると思うので、
薙刀式では連続シフトを採用している。
だから薙刀式は、
このせいで速度競争では上に行けないと考える。
(でも1600字(変換後)/10分のペースで書けて、
実戦で遅いということはあるまい。
僕より全然短距離の速い逐次シフト方式の人の、
僕より速い自由文を見てみたいのだが、
残念ながら存在しないようだ)
連続シフトは、だから、
せいぜい秒6カナくらいまでしか通用しないと思う。
秒7からだと離しのタイミングで、
ミスしそうな気がするな。
まあそこまで行ってから心配すればいいか。
そんなにオッサンの指は速くならんやろ。
飛鳥配列は同時連続シフトを切り開いた先駆者だが、
実際どれくらいの速度帯だったのか、
記録に残っていないからわからない。
派生版のかえであすかしか自由文動画がなく、
tomoemonさんのタイプウェル動画くらいしか存在しないので、
飛鳥がどれくらいの実戦速度で文章を書いてるのかが、
まったく分からない。
Rayさん自体は秒4カナもいかないみたいな発言をどこかで聞いたので、
猛烈に速い速度での打鍵は、
そもそも想定されていなかったのではと思う。
秒4なら、連続シフトはかなり軽快に使えると思うな。
連続シフトの最初の配列は、
新JISであろう。
(厳密にはJISカナもだが、連続シフトを使って書く文章がないので、
実用上の連続シフトの話だ)
新JISの目標は600字(変換後)/10分であったから、
この速度帯ならば連続シフトは気持ちいいはず。
そもそもなんで600なんだろうね。
手書きの平均が300程度だから、
手書きの倍あれば楽々打ててる感覚になる、
という読みだったんだろうか。
もし新JISが普及してれば、
少なくともブラインドタッチができれば600でカナ入力ができるわけで、
相当楽な世界になってたろうなあ。
それでも速度が欲しい人は、
連続シフトがない配列に転向したかもね。
その時にqwertyローマ字が再発見されたりして。
連続シフトは、
実戦の文章を書くのには役立つと思うが、
短距離走には向かないと思う。
飛鳥、TRON、新JIS、薙刀式以外に連続シフトを採用してる配列がないのは、
短距離走で測定ばかりしてたからでは?
と穿った見方をしてみる。
タイプウェルの測定ではなく、
「その配列で自由に文章を入力している動画をあげる」
という競争だったら、
連続シフトのほうが有利だと思うんだよな。
そして配列の目的は、タイプウェルで好成績をあげることではあるまい。
2022年11月22日
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