2022年11月22日

【薙刀式】連続シフトと打鍵速度

そういえば昔のバージョンでは、
シフトを押しながらでも濁音が出せた。
「ので」をスペースキーを押しながら打ってたことを思い出す。

連続シフトは打鍵速度が遅い時に便利、
なのかもしれない。


センター連続シフトを【】、濁音同時を()とすると、

ので 【J(EJ)】 【J】(EJ)

の、どっちが打ちやすく、速い?
という議論。
打鍵速度がゆっくりのときは、
たぶん前者の方が楽で、
打鍵速度が上がってくるにつれて、
後者の方が楽になる気がする。

スペースを離す勢いを利用して、
次の同時打鍵を打つ感覚は、
打鍵速度がゆっくりのときはあまり恩恵を感じないけど、
速いときはテンポが確保できると思う。

連続シフトは、
押しっぱなしで楽な安心感がいいのだが、
離すタイミングがなかなか難しくて、
慣れないとうまくいかないと思う。

で、そもそも連続シフトは初心者向きだと思う。
上級者は離すタイミングを気にしなくて良い、
逐次シフトを好むだろう。

ただ、疲労度でいうと、
逐次シフトのほうがあると思うので、
薙刀式では連続シフトを採用している。

だから薙刀式は、
このせいで速度競争では上に行けないと考える。
(でも1600字(変換後)/10分のペースで書けて、
実戦で遅いということはあるまい。
僕より全然短距離の速い逐次シフト方式の人の、
僕より速い自由文を見てみたいのだが、
残念ながら存在しないようだ)


連続シフトは、だから、
せいぜい秒6カナくらいまでしか通用しないと思う。
秒7からだと離しのタイミングで、
ミスしそうな気がするな。

まあそこまで行ってから心配すればいいか。
そんなにオッサンの指は速くならんやろ。


飛鳥配列は同時連続シフトを切り開いた先駆者だが、
実際どれくらいの速度帯だったのか、
記録に残っていないからわからない。
派生版のかえであすかしか自由文動画がなく、
tomoemonさんのタイプウェル動画くらいしか存在しないので、
飛鳥がどれくらいの実戦速度で文章を書いてるのかが、
まったく分からない。
Rayさん自体は秒4カナもいかないみたいな発言をどこかで聞いたので、
猛烈に速い速度での打鍵は、
そもそも想定されていなかったのではと思う。

秒4なら、連続シフトはかなり軽快に使えると思うな。


連続シフトの最初の配列は、
新JISであろう。
(厳密にはJISカナもだが、連続シフトを使って書く文章がないので、
実用上の連続シフトの話だ)

新JISの目標は600字(変換後)/10分であったから、
この速度帯ならば連続シフトは気持ちいいはず。

そもそもなんで600なんだろうね。
手書きの平均が300程度だから、
手書きの倍あれば楽々打ててる感覚になる、
という読みだったんだろうか。
もし新JISが普及してれば、
少なくともブラインドタッチができれば600でカナ入力ができるわけで、
相当楽な世界になってたろうなあ。

それでも速度が欲しい人は、
連続シフトがない配列に転向したかもね。
その時にqwertyローマ字が再発見されたりして。


連続シフトは、
実戦の文章を書くのには役立つと思うが、
短距離走には向かないと思う。
飛鳥、TRON、新JIS、薙刀式以外に連続シフトを採用してる配列がないのは、
短距離走で測定ばかりしてたからでは?
と穿った見方をしてみる。

タイプウェルの測定ではなく、
「その配列で自由に文章を入力している動画をあげる」
という競争だったら、
連続シフトのほうが有利だと思うんだよな。
そして配列の目的は、タイプウェルで好成績をあげることではあるまい。
posted by おおおかとしひこ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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