2022年11月26日

【薙刀式】一日12万打鍵した結果

手が疲れると思うでしょ。
目に来ますな。
あと腰、足がバキバキになる。
当然、肩や首もだ。

手が疲れないのは意外。
慣れてるからかなあ。
手よりも周辺がバキバキになるのは、
そこまで普段負荷をかけてないから?


タイプカウンターはqwerty換算で計測するので、
薙刀式で換算すると、
92000打鍵程度。

漢字仮名混じりの普通文の、
1文字あたり3打鍵必要という統計
(変換操作を含む)からすると、
約3万文字書いた推定になる。

十年ほど書いてきた自作小説の、
第108話、最終回2万字の、一気に清書だった。
他にブログ記事や、
自作キーボードの評価打鍵などもあって、
トータル3万字。
うん、体感そんなもんだ。

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昨日も8万打鍵近く打ってて、
二日で20万打鍵かあ。
そりゃ足腰に来るわ。

これまで開発してきた、
論理配列薙刀式と編集モード、
自作キーボードの改造スイッチと自作キーキャップ、
打鍵姿勢用のバビロンとタブレットスタンド、
フルフル活用の実戦であった。

たとえばこれが、
qwertyローマ字と、HHKBとタブレット机置きなら、
ここまで早くは終わらないだろう。
もっと手に負荷がかかるだろうし、
足腰も目も首もバキバキになるだろう。

推定だけど、4倍くらいかかると思う。
速度的には3倍程度違うけど、
人間には疲労がある。
集中力限界でやってると、
疲労がキツい。

なので4倍と見たけど、
回復しながらやるともっとかかるかもしれない。



諸々のパーツを評価してみる。


薙刀式:
v15B1と新候補版を半々使ってみた。

v15B1の方が良いだろうと予測していたのだが、
案外「ふ」関係が脆かった。
外来語はほぼ無い文章なのに、
結構指のもつれがあることに気づいた。
新候補版との直接比較でいうと、
;関係の指のもつれは、新候補版のほうが納得がいった。
なので新候補版の勝ち。
これ以上いいものがないなら、これが優勝かなあ。

編集モード:
ガッツリ小説を書いたので、
どれだけのマクロが必要で、
どういう運指なら使えるのか、体感として把握。
修正しながら使っていたが、
小説マクロは4は多すぎて使えず、3がベストという結論に。

やはり人間が咄嗟に反射で扱えるのは、
主、副、あともう一個くらいの、最大3だね。


タブレットスタンド:
かなり使える。首のバキバキはもしこれが机置きだったら、
と想像すると、作業負荷を1/10程度に抑えてると思う。
ただ疲労に応じて姿勢が変わるから、
ほんとは角度や高さを調整できるやつがいい。
でもそんな丈夫なやつ、3Dプリントでつくれるんかな。

バビロン:
腕、肘、肩の疲労に関しては、
パーフェクトくらいに負荷軽減で、
そこは狙いとして達成されたといえる。

だが、足腰のケアや、目のケアまでは、
全然守備範囲外であった。
じゃあそれはどうしたらいいんだろう?
ピアニストだって1日8時間も演奏しないよなあ。


自作キーボード:
打鍵感は、柔らかめより硬めの方が良いと思う。
柔らかめだとフニャフニャで、
かえって疲れると感じた。
やはり10万クラスキーボードのような、
デカイ質量をコツコツ叩くような感じを目指したい。

ということで真鍮の2mm角棒を買ってきた。
これから研究。とりあえずペンチで切断できることはわかった。




一日5000字しか書かないのと、
3万字書くのは、全然違う世界だとわかった。

キーボードの論理配列設計者も、
物理設計者も、
こうした負荷を考えて設計してるわけではあるまい。
だからぼくは、
その負荷を軽減させる工夫をしたい。

とはいえ十年に一回くらいしかない集中力を使ったので、
ここまでの負荷は滅多にないかもだけど。



たぶんこれまでこのような問題が明らかになってこなかったのは、
・そもそもそんなに書くやつはいない
・若い肉体だからなんとかなった
の二つの要素が大きいのではないか?

親指シフトを老人たちが礼賛するのも、
自身の肉体の衰えにより、
qwertyのような高負荷の配列をもう使えないからではないか?

qwertyと劣悪なキーボードで、
いや別に困ってないし、
と言ってるのは、せいぜい中年までだろう。
スポーツが現役でいられる時間のようなものだ。

書くことは、それと関係なく行われるべきだ。
タイピングはスポーツではない。
知的活動であるべきだ。

タイピングをスポーツでしか判定してないやつは、
つまり体育会系バカである。

もっとも、eスポーツとまで割り切れば良いのだが、
eアスリートではなく、ただタイピングゲームが速いからドヤ、
なんて言ってるやつは、存在意義がないと思う。
他人の文章を数分間だけ速く書き写してドヤ、
なんて手書きでやってるバカはいない。
つまりタイピングは、手書きに比べてドヤるほど難しい、
というわけ。
それを誇る段階でバカなのだ。

人間の知性は、文章を書くことにつかったり、
その馬鹿馬鹿しいまでのタイピングの負荷を、
下げることに使うべきだろう。
posted by おおおかとしひこ at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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