連続シフトの配列って案外少ない。
薙刀式と飛鳥が代表くらいの勢いで、
新JIS、TRONくらいじゃない?
(JISカナも実装上連続シフトではあるが、実質使わない)
逐次シフトに慣れてる人は、
連続シフトのコツを知らないと思うので書いておく。
Twitterから。
> TK_vr@OculusquestTk
> 薙刀式、「つまようじ」は連続シフトなんだけど逐次シフトになっちゃう。
薙刀式上級者は入力中にキーの配置を想像することはもちろんしていないはずだが、配置を先読みせずに「つまよ」までシフト押しっぱなしでいいと判断できるものなのか?
> あ!どこまで連続シフトかをあらかじめ認識しておく必要はないのか。
シンプルにシフトがいらなくなったら離すだけでいいんだね。
最初は、気づかれたように、
「とりあえず押しといて、次にアンシフトが来たら、
シフトを離して打つ」
でシンプルにまとまると思う。
考えなくていいし。
で慣れてくると、
「つま」は連続シフトだと、
体が覚えるんだよね。
つまり、つまらない、さつま、うちのつまが、
たつまきせんぷうきゃく、あつまろう
なんてのを打ってるうちに、
「つま」は連続シフトであることを、
体が勝手にやるようになる。
「つまようじ」は、「つま」+「ようじ」だから、
「つま」まで連続シフトは勝手にやって、
つぎに「ようじ」だから、
「よ」はシフトだから離さず、
「う」はアンシフトだから離す、
みたいに判断すればいい。
まあその頃には体で反射的にやるんだけど。
さらに進むと、
「まよ」も連続シフトだと体で覚えている。
まよう、マヨネーズ、さまよう、ええいままよ、
よまよいごと、
なんてのを打ってるうちに慣れてくる。
ここまで慣れて、「ようじ」なんかのシフトタイミング離しも慣れてる
(楊枝よりも、用事や幼児で慣れてるだろう)と、
はじめて「つまようじ」を打つ時も、
体が勝手に連続シフトをしてくれる。
エネルギー最小経路を体が選択するみたいな感じ。
初心者は頭で判断して、
中級者は体で反射的にやりながら時々頭で補完して、
上級者は「知らんけど動いてた」になる模様。
僕はたぶん「つまようじ」を意識して打ったことがないにも関わらず、
今打ったら勝手に手が連続シフトをしたので、
頭で判断していない。
僕が連接とか流れとか言ってるやつだ。
最初は2連接で出来る様になってゆく。
つま、まよ、よう、うじ
みたいなパーツを打てるようになればよい。
そのうち良く使うやつは3連接になる。
ようじ
なんかはそうだろう。
で、2連接や3連接やn連接のパーツを、
アドリブで繋げていく。
楽器のアドリブ演奏もそうだろう。
よくあるフレーズを、
時々で繋げていくのだと思う。
アドリブのダンスもたぶんそう。
そもそも言葉を綴ることもそうだろう。
パーツパーツをその場で接続していくんだよな。
あとは、よくある言葉の流れは速く打てて、
あんまり使ってない組み合わせは、
やむなくゆっくりになるだけの話。
そのうち手慣れてくれば、
大体こんくらいなら滑らかに目を瞑っても繋げられるぜ、
みたいなことになると思う。
薙刀式は、そのパーツの繋がりの連綿さが、
よくできてると思うんだよね。
しかも繋がらないパーツでは一旦連接が途切れるようにもなっている。
このへんの、繋がりと切れ目が、
考えと一致しやすいから、
薙刀式はいいと思うのだが、
このへんは具体で言葉にしにくいから、
抽象的で申し訳ないと思う。
いくつかの例で示せるとは思うけど、
それだけだと「色々な場合でそう」というのは、
なかなか実感できないんだよね…。
ちなみに上三行は、
【いくつかの】【例で】【示せるとは思うけど、】
【それだけだと】【「色々な場合でそう」】【というのは、】
【なかなか実感できない】【んだよね…。】
みたいな、【】で区切ったブロックを、
僕はひとまとまりで打っている。
その時に連続シフトかどうかは頭は意識していない。
体が勝手にやるっぽい。
で、切れ目の部分で僕は変換かけちゃうかな。
思考と手がリンクしてる感じが、伝わるだろうか。
それが連綿と続く、
ひと続きのフロウのようになったとき、
薙刀式は気持ちが良いのだ。
連続シフトはあくまでそのパーツ。
慣れです、といえばそれまでなのだが、
解説してみた。
2022年11月26日
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