2022年11月27日

【薙刀式】なぜか「遺骸」が変換候補で一発で出るやつ

どう考えても、「以外」と「意外」しか、
「いがい」って使わないと思うんだよね。
「遺骸」って使うときは、相当な文脈依存だと思う。


なんだろ、考古学者?仏教の即身仏とか?
それ以外に遺骸って使うのかしら。
少なくとも死んだ話とか、
発掘した話の中でしか、遺骸って使わないだろう。

もちろんそういうときの「いがい」は第一候補に出すべきだろうが、
そうじゃないときにまで「遺骸」を一発目に出す理由がまったくわからない。

しかも僕はこれまでの一生で、
遺骸という言葉を一回も使ったことがない。
にも拘わらず、
「遺骸」を第一候補に出す意味がまったくわからない。
どこかで「以外」と打とうとして、
「意外」が出たので、スペース一回押して確定したつもりが、
「遺骸」で確定してしまい、
これを使う人、と学習されてしまったのだろうか?
よくわからんよね。アルゴリズム。

カタカナ語でも、
変換しようとしたときに、
誤って英語スペルで確定してしまい、
その後たまに何度もその言葉が英語に第一候補で変換されてしまうことが、
まれによくある。

「この候補の学習をオフにする(頻度0に戻す)」
というショートカットでもあれば、
いつでも「遺骸」をつぶす準備が出来ているのだが。

いつも思うが、
MS-IMEを作った人って、絶対普段から文章書いている人じゃないと思う。
車に乗らない人が首都高を設計した話を聞いて、
お前あほかと思ったことがある。
これだけ毎日誰かに使われている道具が、
そういう風に作られている可能性のほうが、
高そうな気がする。

日本人って、
もっと変態的に微に入り細にわたり研究して、
どんどん改良していく民族だと思うのに、
マイクロソフトジャパンは、何もしていない。
で、そもそも「微に入り細にわたり」を変換してくれなかった。
もっとちゃんと文章を読めまじで。

そうでないならば、
今書いている文章が、
考古学や宗教関係かを判断して、
遺骸に変換するべきかどうか考えてくれ。
それはAIに文章を明け渡すことで、
あんまり好きじゃないが、
ずっと「意外に」と変換したいときに、
「遺骸に」と出てむかついている。
なんでオレが毎回偉大なる宗教者の布に包まれたものを想像しなければならないのだ。

文脈をずっとわかっていれば、
途中でインディジョーンズが出てきたら、
遺骸はすぐに変換してほしいよな。
そういう気の利いた漢字変換が出来るまで、
どれくらいかかるのかね。
たぶん技術的には可能なはずだが、
投資が追い付いてなくて、
投資するようなやつは、文章をたくさん書かないんだろうな。

iPhoneの、間違った変換が候補として出てくる仕組みもむかつくが、
いつになったらちゃんとこちらの文章を、書ける日が来るのだろう。

で、漢直しかないのだろうか……

なんか、自衛手段としての漢直、ということを、
いままで書いていた人はいないかもな。
思考をノイズから守る、
ということは言ってたかもしれないが、
積極的に思考する道具としての漢直、
みたいなテーマにはなっていなかった気がする。


遺骸にも。以外にも。以外にも。
ちなみに今三回「いがいにも」を変換させてみた。なんやこれ。
posted by おおおかとしひこ at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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