2022年11月28日

【薙刀式】音に意味はあるか

YouTubeでたまたま見つけた、
ゆる言語学ラジオ、めちゃくちゃ面白かったので。
https://m.youtube.com/watch?v=kqM4K--Vyi4

音そのものに意味があると考えたのは、
和語、言霊でもまったく同じだねえ。
そしてその言霊が集まって言葉ができると考えるわけだ。


カナという言霊でつくられたことばは、
だから言霊の流れのようなものだ。
僕はカナ配列を、
そのようにして使いたいのだ。

さて、
動画を見た方は、
5母音には概念の大きさ順があるらしいこと、
がわかったかと思われる。
お、う、あ、え、い
の順であると。


では薙刀式で統計取ってみようか。
数字段で指を示し、出てきた段の回数を示す。

指12345 67890
お2 211 112 
う11  1 1 23
あ  12  23 2
え 211     12
い 2212   1

左小指1は例外だな。
左薬指2、右小指0は小さい。
右薬指9をスタンダードとすると、
左中指3と同じくらいの感覚で、
右中指8がそれより大きく、
左人差し指45と右人差し指67はめっちゃ大きい。
そして右人差し指は特別大きい。

うむ、大体僕の指の感覚にあってる。

左小指だけ例外なのか。
でも7/8合ってるのはかなりシンクロ率が高いね。


もともと薙刀式をつくった背景には、
「他の配列のカナの並びとそれを使う指の感覚が、
僕の感覚にあってない」
という動機もあった。

だから、
「そのカナはそこにいて欲しいんだよな」
という直感で決めたカナもかなり多い。

それをベースに大まかな骨をつくり、
あとは統計データで埋めていった感じだ。
統計データはあくまで調整用の理屈にすぎず、
ほとんどは僕の直感だ。

僕は文字に色が見える共感覚持ちで、
実のところ文字の色で並べたところもたくさんある。
僕の感覚ではイ段とエ段は黄色と緑が多くて軽く、
ア段は赤系でスタンダード、
ウ段とオ段はブルー系の重めというイメージがあるが、
ほぼほぼ上の大きさ順と重さ(質量みたいな?)が、
一致していて驚いた。


こうした、
母音と大きさ(僕の中では色)のような、
ざっくり言うと言霊で、
薙刀式はつくられている。

オカルト理論のようで、あってた、
みたいな驚きがあり、
これは人類共通の何かがあるかもしれない。



薙刀式が直感的に使いやすく感じる人は、
何も僕と同じ脳内発声がない人だけとは限らず、
脳内発声があったとしても、
音の感覚として指とあってる可能性があるね。

良い道具にはこういう「理屈ではわからないが感覚的に良い」
があると思う。

僕がqwertyにもJISカナにも、
親指シフトにも新JISにもまるで納得がいかないのは、
こうしたカナの意味する感覚と、
指の感覚がずれていることで、
指と言霊が一致しない違和感、
かも知れない。

色々理屈をこねて批判はするけれど、
本心のところではこの違和感に、
言葉を被せてるだけかも知れないなあと思った。


飛鳥配列の「段系配列」という理屈は、
ア段: 両手に
イエ段: 左手に
オウ段: 右手に
というものであったが、
この音韻論でいえば、左手を軽く、右手を重くして、
右手重視にしてますよ、というわけだね。

新配列の中でもとくに僕は飛鳥にシンパシーがある
(がマスターしきれなかった無念がある)のだが、
このことと関係してる可能性はでかいな。


ということで、
薙刀式は音象徴論的にただしい?配列です。
posted by おおおかとしひこ at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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