YouTubeでたまたま見つけた、
ゆる言語学ラジオ、めちゃくちゃ面白かったので。
https://m.youtube.com/watch?v=kqM4K--Vyi4
音そのものに意味があると考えたのは、
和語、言霊でもまったく同じだねえ。
そしてその言霊が集まって言葉ができると考えるわけだ。
カナという言霊でつくられたことばは、
だから言霊の流れのようなものだ。
僕はカナ配列を、
そのようにして使いたいのだ。
さて、
動画を見た方は、
5母音には概念の大きさ順があるらしいこと、
がわかったかと思われる。
お、う、あ、え、い
の順であると。
では薙刀式で統計取ってみようか。
数字段で指を示し、出てきた段の回数を示す。
指12345 67890
お2 211 112
う11 1 1 23
あ 12 23 2
え 211 12
い 2212 1
左小指1は例外だな。
左薬指2、右小指0は小さい。
右薬指9をスタンダードとすると、
左中指3と同じくらいの感覚で、
右中指8がそれより大きく、
左人差し指45と右人差し指67はめっちゃ大きい。
そして右人差し指は特別大きい。
うむ、大体僕の指の感覚にあってる。
左小指だけ例外なのか。
でも7/8合ってるのはかなりシンクロ率が高いね。
もともと薙刀式をつくった背景には、
「他の配列のカナの並びとそれを使う指の感覚が、
僕の感覚にあってない」
という動機もあった。
だから、
「そのカナはそこにいて欲しいんだよな」
という直感で決めたカナもかなり多い。
それをベースに大まかな骨をつくり、
あとは統計データで埋めていった感じだ。
統計データはあくまで調整用の理屈にすぎず、
ほとんどは僕の直感だ。
僕は文字に色が見える共感覚持ちで、
実のところ文字の色で並べたところもたくさんある。
僕の感覚ではイ段とエ段は黄色と緑が多くて軽く、
ア段は赤系でスタンダード、
ウ段とオ段はブルー系の重めというイメージがあるが、
ほぼほぼ上の大きさ順と重さ(質量みたいな?)が、
一致していて驚いた。
こうした、
母音と大きさ(僕の中では色)のような、
ざっくり言うと言霊で、
薙刀式はつくられている。
オカルト理論のようで、あってた、
みたいな驚きがあり、
これは人類共通の何かがあるかもしれない。
薙刀式が直感的に使いやすく感じる人は、
何も僕と同じ脳内発声がない人だけとは限らず、
脳内発声があったとしても、
音の感覚として指とあってる可能性があるね。
良い道具にはこういう「理屈ではわからないが感覚的に良い」
があると思う。
僕がqwertyにもJISカナにも、
親指シフトにも新JISにもまるで納得がいかないのは、
こうしたカナの意味する感覚と、
指の感覚がずれていることで、
指と言霊が一致しない違和感、
かも知れない。
色々理屈をこねて批判はするけれど、
本心のところではこの違和感に、
言葉を被せてるだけかも知れないなあと思った。
飛鳥配列の「段系配列」という理屈は、
ア段: 両手に
イエ段: 左手に
オウ段: 右手に
というものであったが、
この音韻論でいえば、左手を軽く、右手を重くして、
右手重視にしてますよ、というわけだね。
新配列の中でもとくに僕は飛鳥にシンパシーがある
(がマスターしきれなかった無念がある)のだが、
このことと関係してる可能性はでかいな。
ということで、
薙刀式は音象徴論的にただしい?配列です。
2022年11月28日
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