2022年11月30日

【自キ】真鍮スペーサーによる高級化2

真鍮パーツの新しいのが届いたので、
改良した。
目的は、真鍮パーツの質量を増やすこと。


廣杉計器のスペーサーを利用。
3mm高さで、4.7mm直径の、
穴なしスペーサーに、
M5で3mm高さのスペーサー
(CB-503CE)をかませて、
より大きな、直径5mm高さ3mmの円柱にする作戦。
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とりあえずボトムプレートに両面テープで貼り付けただけだが、
これでよいならこれで図面を引いて、
アクリルパーツをレーザーカットでつくる予定。


質量が増えたことで、
よりコトコト感がまし、
打鍵の精度が上がったような感覚になる。

ただ表面実装部品と干渉するところは、
3mm×3mm×14mmの、
手芸用真鍮パーツを残した。
MiniAxeは左右でMCUのスペースが違ってて、
表面実装部品の場所も違うので、
厳密には左右の打鍵感は異なるね。

ただ、それらをアクリル3mm角材を緩衝材にすることで、
全体をまろやかにして差異消しをしてる感じ。

真鍮パーツの接着は、
シリコン接着剤でやったら良かった。
金属同士だから半田付けかなあと思って何個か作ったのだが、
意外と柔らかみを感じた。
半田って金属としては柔らかいほうなんだね。
比較するとシリコン接着剤のほうが、
澄んだ打鍵感覚になる感じ。

ただ跳ね返りが強くなる傾向があったので、
アクリル角柱で衝撃を緩和して調整。

このアクリルの量で、
増やす→やわらかくなる、衝撃が減る、
    そのかわりモッタリしたり鈍くなる
減らす→シャープになる
    そのかわり硬くて痛くなる
のトレードオフがあることが予想される。

PCBやソケットレイアウトが一様ではないので、
部分的に仕込んで全体を平均化させている。
(とくに理論はなくて、カンでやってるだけ)


そうそう、真鍮の骨はいったんなしにした。
アクリル角柱で剛性は取れそうで、
真鍮ばかりだと衝撃が返ってくる感覚があったので。




このコトコト感は是非触ってほしい感じなんだよね。

薙刀式は1モーラ1アクションだから、
ひとつのカナにひとつの打鍵音が対応してて、
戻りの音が鳴らないので、
打鍵と文が一致して大変気持ちが良い。

そしてここにきて、
金属ペン先の万年筆のような、
なんだかいい感じが出てきたような気がする。
これをずっとコトコトと触っていたい感じ。

僕がその感覚を最初に持ったのは、
Corneriousだったけど、
レイアウトが好みじゃなかった。
パーツの関係で、
一体型でないとあの感じは出ないと思う。
だがようやく「あの感じのMiniAxe」が出来たような。


キーボードではなく、
「ものを書く道具」に、
足をかけた感じがする。やっとだ。

もう少し弄ってみて、
あと何が必要かを考えたい。
posted by おおおかとしひこ at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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