2022年12月01日

【薙刀式】カナ配列と漢直の融合「四鍵システム」の提案

あらゆるカナ配列、ないしローマ字配列を使いながら、
2ストローク漢直を同時に使う方法を提案する。

「片手の2キーを押しながら、2ストローク打つ」システムで、
4キー打つことから四鍵システムと命名した。


大元は、
薙刀式を使いながら漢直を使いたい、
というアイデアだったが、
これは一般化できることがわかった。

つまりどんなカナ配列でも
(3キー同時押しないし3キーロールオーバー連接が、
漢直定義とバッティングしない限り)、
2ストローク漢直と融合可能である。
(拡張すれば3ストローク漢直もいける)


左手の、たとえばREの2キーをシフトキーだと思うとする。
REを押しながら右手の第一打を打つ。
(この初手がカナ配列と被ってないことが条件)
REを押しながらでも、離しても良いので、
右手または左手の二打目を打つ。
これで、右手始動の2ストロークの漢直を出す、
という仕組み。

例のREを二鍵シフトキーと呼ぼう。

この二鍵シフトキーは一般化して、
文字領域に定義できる。
WEでも、QWでも、ETでも良い。
中段でも下段でも良いし、段またぎでもよい。
そこは好きに決められる。


この二鍵シフトキーは、
二種類あれば常用漢字(2136字)をほぼカバーできる。

仮に三段使うならば、
15×30×2(左右)×2(シフト種)=1800漢字。
四段使うならば、
20×40×2×2=3200漢字。

2ストローク漢直は、
ほぼこの範囲に入っているだろう。


この二鍵シフトキーはカナ配列の定義と被らないように、
自由に決められるものとする。
たとえば、JKとDF、KLとSDが、最も楽に押せるところ。
しかしカナ配列側でもこの辺はシフトキーがあるから、
それの上段版、ERとUI、WEとIOないし、
下段版、CVとM,、XCと,.
あたりが使いやすいのではないか。

薙刀式の場合、中下段は埋まっているので、
二鍵シフトキーは上段始動が便利そう。



この四鍵システムが興味深いのは、
どのカナ配列でもOKなことだ。
そしてどの2ストローク漢直でも融合できることだ。

3ストローク漢直については、
2ストローク目までは二鍵シフトキーを押しっぱなしにする、
のように拡張すると定義できると思われる。

この場合五鍵システムと呼ぶことにしよう。
二鍵シフトキー+二鍵順押しか、
二鍵シフトキー+三鍵順押しのちがいだ。



以前妄想した、
この四鍵システムを、
なんと岡さんが漢直WS上で実装してしまった。すげえ。
https://twitter.com/kanchokker/status/1597953291161214976?s=20&t=VBCOTzaOmB_rnbkBVberzA

二鍵シフトキーをJKだとして、
左手2ストロークの漢直を定義し、
カナは薙刀式、漢字は定義したもので、
打っている様がなんかすごい。

今後、ずっと二鍵シフトキーを押しっぱなしにしておいて、
順次何文字でも漢字を出せるような実装にするらしい。
熟語なんかはそのほうが打ちやすいだろう。



漢直配列の弱点はカナ部分を新しく覚えないといけないところで、
そのカナ部分は、
カナ配列専用の配列より出来がいいとはいえない。
だからカナ配列×漢直の漢字部分、
という組み合わせが一番使えるのではないか?

使い慣れたカナ配列は、
四鍵システムで漢直と地続きになる。


ほぼあらゆるカナ配列と、
ほぼあらゆる2ストローク漢直とが、
融合可能になりそうだ。
(もちろんローマ字系と漢直の融合も原理的には可能だが、
打鍵数が多く手間だろう)


もちろん自由に漢直を定義してもいいけど、
それに何年も費やすなら、
最初からある漢直を覚えたほうが早そうな気がする。

任意のカナ配列に、
任意の漢直を融合する。
けっこうポテンシャルあるぞ、四鍵システム。



図にすると:

あらゆるカナ配列----(四鍵システム)----あらゆる2ストローク漢直
あらゆるカナ配列----(五鍵システム)----あらゆる3ストローク漢直
posted by おおおかとしひこ at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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