あらゆるカナ配列、ないしローマ字配列を使いながら、
2ストローク漢直を同時に使う方法を提案する。
「片手の2キーを押しながら、2ストローク打つ」システムで、
4キー打つことから四鍵システムと命名した。
大元は、
薙刀式を使いながら漢直を使いたい、
というアイデアだったが、
これは一般化できることがわかった。
つまりどんなカナ配列でも
(3キー同時押しないし3キーロールオーバー連接が、
漢直定義とバッティングしない限り)、
2ストローク漢直と融合可能である。
(拡張すれば3ストローク漢直もいける)
左手の、たとえばREの2キーをシフトキーだと思うとする。
REを押しながら右手の第一打を打つ。
(この初手がカナ配列と被ってないことが条件)
REを押しながらでも、離しても良いので、
右手または左手の二打目を打つ。
これで、右手始動の2ストロークの漢直を出す、
という仕組み。
例のREを二鍵シフトキーと呼ぼう。
この二鍵シフトキーは一般化して、
文字領域に定義できる。
WEでも、QWでも、ETでも良い。
中段でも下段でも良いし、段またぎでもよい。
そこは好きに決められる。
この二鍵シフトキーは、
二種類あれば常用漢字(2136字)をほぼカバーできる。
仮に三段使うならば、
15×30×2(左右)×2(シフト種)=1800漢字。
四段使うならば、
20×40×2×2=3200漢字。
2ストローク漢直は、
ほぼこの範囲に入っているだろう。
この二鍵シフトキーはカナ配列の定義と被らないように、
自由に決められるものとする。
たとえば、JKとDF、KLとSDが、最も楽に押せるところ。
しかしカナ配列側でもこの辺はシフトキーがあるから、
それの上段版、ERとUI、WEとIOないし、
下段版、CVとM,、XCと,.
あたりが使いやすいのではないか。
薙刀式の場合、中下段は埋まっているので、
二鍵シフトキーは上段始動が便利そう。
この四鍵システムが興味深いのは、
どのカナ配列でもOKなことだ。
そしてどの2ストローク漢直でも融合できることだ。
3ストローク漢直については、
2ストローク目までは二鍵シフトキーを押しっぱなしにする、
のように拡張すると定義できると思われる。
この場合五鍵システムと呼ぶことにしよう。
二鍵シフトキー+二鍵順押しか、
二鍵シフトキー+三鍵順押しのちがいだ。
以前妄想した、
この四鍵システムを、
なんと岡さんが漢直WS上で実装してしまった。すげえ。
https://twitter.com/kanchokker/status/1597953291161214976?s=20&t=VBCOTzaOmB_rnbkBVberzA
二鍵シフトキーをJKだとして、
左手2ストロークの漢直を定義し、
カナは薙刀式、漢字は定義したもので、
打っている様がなんかすごい。
今後、ずっと二鍵シフトキーを押しっぱなしにしておいて、
順次何文字でも漢字を出せるような実装にするらしい。
熟語なんかはそのほうが打ちやすいだろう。
漢直配列の弱点はカナ部分を新しく覚えないといけないところで、
そのカナ部分は、
カナ配列専用の配列より出来がいいとはいえない。
だからカナ配列×漢直の漢字部分、
という組み合わせが一番使えるのではないか?
使い慣れたカナ配列は、
四鍵システムで漢直と地続きになる。
ほぼあらゆるカナ配列と、
ほぼあらゆる2ストローク漢直とが、
融合可能になりそうだ。
(もちろんローマ字系と漢直の融合も原理的には可能だが、
打鍵数が多く手間だろう)
もちろん自由に漢直を定義してもいいけど、
それに何年も費やすなら、
最初からある漢直を覚えたほうが早そうな気がする。
任意のカナ配列に、
任意の漢直を融合する。
けっこうポテンシャルあるぞ、四鍵システム。
図にすると:
あらゆるカナ配列----(四鍵システム)----あらゆる2ストローク漢直
あらゆるカナ配列----(五鍵システム)----あらゆる3ストローク漢直
2022年12月01日
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