2022年12月03日

【薙刀式】和文モールスとJISカナ

ほほう、和文モールスでは、
頻度最低なヘとムがトンとツーになっているそうな。
https://twitter.com/bucho_5c/status/1598672213238243328?s=20&t=zZXhun4eImNxNhJmt12MKw

これでJISカナの、右端部分の謎が解けた。
ー゛゜「」はわかるけど、
ヘムがいる理由は、モールスの名残りなのか。
多分だけど、(サイトメソッドで)右端だけでモールス打てるんじゃない?


頻度最悪って「ぬ」やろ、と思ったのだが、
モールスはカタカナ表記だから、
ヌとスは間違いやすいから、
次点のヘムを使ったのかも知れない。

JISカナの作者は、
当時の電電公社だから、
電報用の配列がJISカナだったはず。
だとすると、電報以前の和文モールスと兼ねたろ、
と考えるのは分からないでもないからね。

もちろん、
当時はブラインドタッチなどない。
サイトメソッドだったはずだ。
stickny配列からここに至る理由は安岡さんが研究しているが、
行ごとにまとめるという、
ブラインドタッチからは意味のない思想は、
「キーボードは目で見て、
一文字一文字活字を拾うような行為」
とみなされていたことは想像に難くない。

当時のカナ/秒ってどれくらいなんだろう?
0.5〜1カナくらいかな?

今僕は薙刀式で5カナ/秒だ。
どう考えてもそんなものはモールスでも無理だろう。

逆に、
そんなブラインドタッチを何も考えていないクソ配列で、
JISカナタイパーって何であんなに速いんだ?
負の方向に努力しすぎだろ。



もとのツイートは、
「よく使うカナを、モールスで短い信号にするべきでは?」
ってことを言いたいのだろう。
よく使う言葉が短い方が、通信コストが少ないだろうと。
僕もそう思う。
まさにそれが、新配列の思想だからだ。

ただモールス信号だと問題がありそう。

頻度でいえばイウだから、これをトンとツーだとしたときに、
トン(微妙な間)ツー
という信号を、
「イウ」なのか一続きの1カナなのか、
区別できないというめんどくささがある。
ということで、
重要なカナはわざと長くして、
誤解を避ける考え方を優先したのではなかろうか。

信号の冗長化ってこういう時にも使うんだっけ。

モールス信号は表記上はトンツーの1bitだけど、
間も含めれば2bitだからな。
単語単語のスペースとか、
英語でどうしてたんやろ。
長い間みたいなんがあったんやろか。


ほんで、
JISカナは和文モールスにも使えます!
ってのは、
現代にメリットか?
全く否でしょ。

俺たちは信号通信がしたいのではない。
思考を表したいのである。
思考に対して、JISカナが低レイヤーすぎる。
posted by おおおかとしひこ at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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