2022年12月06日

【薙刀式】エルゴノミクスキーボード略史

キー部2%で楽しみにしてたsatoromiさんの発表。
御家族の都合で欠席だったのだが、
発表するはずだった資料をオープンにされていた。
https://landfilljp.files.wordpress.com/2022/12/ergokeyboard.pdf

是非3%で話を聞いてみたい。
すごいのはWebアーカイブで、
「あなたのホームポジションは間違っていた」のサイトが、
残されていたことだ。


ていうか、
ほとんどの写真があそこからの引用だと思われる。
かのサイトは、
僕がqwertyに疑問を持った頃にたどり着いたサイトで、
「こんなに自由に考えていいんだ、
自分はなんと先入観にだまされていたのだ」
と衝撃を受けた記憶がある。

だから僕は、
当時は自作キーボード前夜だったし、
配列は自由にしていい、
打ち方やホームポジションも自由にしていい、
と思ってカタナ式をつくった。

同時期に「よろしければ配列について教えろ」を、
過去スレ全部読んだり、
月や飛鳥の専用配列を読んだり、
kouyさんやRayさんや141Fさんのブログを全読みしたりしていた。

で、
論理だけでなく、
物理も自由になっていい、
自作キーボードの世界に飛び込んで、
今はどっぷりと自由を満喫している。

今年は3Dキーボードを作ろうと思ったのだが、
オールコンベックスキーキャップの発見で、
別に3Dでなくてもよくない?
と気づいてしまったので、
それよりも大きな、打鍵姿勢について色々試行錯誤している。
(でもほとんどバビロンで正解なんじゃないかなあ)


もしかのサイトの人が今でも何かやってるなら知りたいが、
結局集めただけで、
何かを作ったわけではないのかなあ。


エルゴノミクスの先にあるのは、
どのような涅槃なのだろう?

イメージとしては、
じっとしたままわずかしか動かずに、
静かに座ったまま、みたいなことだったんじゃないかな。

でも今の僕のエルゴノミクスのイメージは、
ぐにぐにと寝返りを打ちながら、
次々と姿勢を変えていく、猫の寝方のような感じ。

前者は、特定筋肉の最小使用、
後者は、全筋肉を偏らずに使い回す(負荷は減らしつつ)、
みたいなこと。

つまりキーボードを全身運動にしようと、
僕はイメージしている。

そうしないと、
結局特定の筋肉だけ使って、
そこが固くなるだけで、
柔軟な姿勢など夢の夢になるからだ。

どんなに打鍵したとしても、
新体操選手みたいな体の柔軟性を損なわないような、
猫みたいな打鍵方法とキーボードが、
エルゴノミクスの理想なんじゃないか、
とイメージしている。

もっとも、猫はキーボードなんて面倒なことはやらないだろうが。


こんな話を出来る人も限られてるだろう。
是非3%で会って、TRON配列についても質問したい。
posted by おおおかとしひこ at 22:52| Comment(2) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紹介、ありがとうございます。
やはり、「あなたのホームポジションは間違っていた」はカルト的な人気を持つサイトでしたね。

画像は、ほぼWikipediaからの引用です。歴史的な知名度の高いキーボードしか紹介しなかったので、Wikipediaでも紹介されていました。
Posted by satromi at 2022年12月08日 19:54
>satromiさん

なるほどWikipedia経由でしたか。
あのサイトでめちゃくちゃ写真を見たので、
ひょっとすると同じところから引いてるかもですね。
あの頃から、エルゴノミクスにあまり成果がないのが、
もどかしいところですね。

次回キー部来られるなら、深い話ができそうです。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月08日 22:17
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