連続シフトが3文字続くと気持ちいい。
単打面のみでずっと書ける時も気持ち良くて、
それは4文字くらいは必要かな。
単打面の連続も含めて、
面の連続について考えてみる。
薙刀式で考えると、
QTYはカナに入らないので
(ヴは言葉に入れてないとしよう)、
2連接が27×27=729、
3連接が27^3=19683、
4連接で27^4=53万くらい。
3連接が2面で4万パターンあり、
4連接が2面で100万パターンあるとざっくり言える。
しかし連接というのはとても偏っていて、
2連接出現率でも体感で、
上位30%で90%くらいの範囲をカバーする感じがある。
n連接では幾何級数的に、上位が独占するだろうと思う。
(そしてその独占パターンが、その言語らしさになると思う)
日本語は何語あるんだろう?
とりあえず自分のボキャブラリーテストを受けてみたが、
約12万語らしい。
https://www.kecl.ntt.co.jp/icl/lirg/resources/goitokusei/vocabulary_test/php/score_result.php
上のサイトでは年代ごとにわけてて、
僕の年代では7.2〜9.6万らしいので、
自分が知ってる方だというのはわかった。
日本人の平均が3〜4万語という統計もあった。
ちなみにアメリカ人ネイティブの、
平均ボキャブラリーは3万語で、
非ネイティブ(移民など)が2万語、
アメリカ人中学生が2万語だそうです。
日本人は言葉をよく知ってる民族なのかしらね。
このへんは調査によってブレがあるだろうから、
オーダー(桁)だけ見ればいいかな。
日本語の一語は、
長さもまちまちだろうけど、
「3連接」だけで見れば、
その4万パターンとボキャブラリーの桁があう。
つまり、
3連接連続シフト(単打面連続も含む)が、
よく考えられていれば、
気持ち良く指が繋がる配列になると予想される。
新下駄は2連接を徹底的に追求した配列で、
連続シフトは考慮せず3面を使う。
(3%出現率の拗音の為にあと半面×2がある)
開発日記が詳しく公開されているが、
3連接の言及はとくになかったし、
あらゆる連接は2連接に分解して考えている節があったので、
3連接は無視という設計だと思う。
僕はすなおにそれを真似して3連接のことは、
あまり考えてこなかったので、
薙刀式で3連接を重視しているものはほぼない。
偶然良くなってるやつはあって、
それはなるべく繋ぎの語に当ててあると思われる。
一方飛鳥は、
時々3連接以上を考えていた形跡はあるものの、
真面目に3連接を考えたわけではないと思う。
拗音絡みで、「○ょう」「○ょく」なんかは考えたと思うが、
頻出の3gramという話は出てこなかった。
3連接について特に言及があるのは星配列だが、
3連接が「打ちやすい」かどうかではなく、
「3連接のときに同指連打がないようにする」
というネガティブからのチェックだったので、
積極的採択ではなかったはず。
ふむ。
ということで、
カナ配列で、3連接を重視して、
同じ面がなるべく連続するようにして、
適宜ピボットカナが来たときに、
面を切り替えてシームレスに繋げられるようなものは、
今まで発明されていないかもしれない。
ただ、
日本語のボキャブラリーをわりとカバー出来そうなので、
3連接パターンを連続シフトしやすい配列は、
うまくいくと理想的なものがつくれるかも?
薙刀式で連続シフトを積極的に採用した部分は、
もの おも のに つま つも せつ
めつ さめ さま よね ね。 を、
くらいか。
一方単打面で意識した単打連接は結構かなりある。
ある ない する いう いる
なん たん たい だい たん だん
なら たら たー られ なれ たれ あれ
いく くる なる
ょう ょーゅう ゅー ゅつ ょく ゅく(右手二連接)
して こと てき きて でき けど
ひと とき ころ っと って けて(左手二連接)
した しい しく じい じく
しん じん しれ しら てい
でい てん でん てた
きた きん ぎん きい きく
った っく から かん がん
けた ろう ろん
それ そん そう これ こん こう
はん はい ひん びん ほん ほう(左→右)
指示代名詞、漢語用もかなり多いし、
繋ぎ用も結構ある。
単打がうまく繋がると快適で、
一回裏に入ったらずっと裏にいたくなるんだろうな。
で、押しっぱなしの疲労度を考えれば、
薙刀式は結構いいバランスかもしれない。
3連接以上では、
「ところ」「しれない」「なろう」「られない」
「てきな」は結構好きだな。
濁音を許せば「だろう」「である」「がある」
「ではない」「でない」「がない」「どうする」
とかわりと出てくるな。
まあまあいい線いってるのかな。
3連続同面配列、
という観点から見ると、
配列がまた違う視点から捉えられるかもしれない。
2022年12月14日
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