2022年12月11日

【配列】大西配列のHPができた模様

https://0414.works/hairetu/
センス良く知的にまとまっててとてもよい。
俺もこんなサイトつくりたいなあと思える出来。


大西配列はとてもいい配列だと思う。
JやSHの例外処理がある部分だけが美しくないが、
それ以外は効率性と分かりよさを兼ね備えている、
大変完成度の高いローマ字配列だ。

ローマ字配列の中でどれを選ぶべきか?
という問いには、僕はたぶん、
SKY、けいならべ、カタナ式、大西配列の、
4つをあげると思う。
それぞれ微妙に特徴が違うから、
あとは好みレベルだと思う。

ローマ字配列はすぐ作れるから、
決定的な差がなく、
どんぐりの背比べであったような印象がある。
分かりやすさと効率性のトレードオフに挟まれて、
カナ配列に比べて身動きが取れない感じ。

その中ではキャラがうまく立って、
目立った配列になったように思える。



さて、あとは動画ですかね。

タイピングゲームでの勝負は意味がない
(タイプウェルで最低SAクリアすれば、
遅くはない証明に役立つ程度)ので、
それよりも自由な文章を、
ひたすら書いていくだけの動画を見てみたい。

幸い作者は文章を書く人なので、
何かの記事を書くだけの動画を、
ノー編集で見てみたいね。

どれくらい指が動かないかなどは、
数字よりも視覚的に見たほうがわかりやすいし。


あと僕が気にしてるのは、
文字を打つ以外の行為だ。
候補選択、文節移動、分節伸縮、確定、
再変換、編集、あるいは記号類などは、
デフォルトのものを使うしかないが、
そこがどれくらい足を引っ張ってるのか観察したい。

ということで動画はよ。
薙刀式動画なんてiPhone撮影だぜ。
Mac使用者のようだから、
グラブで画面録画は出来るし、
iMovieみたいなやつで編集くらいできるでしょ。

一発撮りでいいから、頭とケツの部分を切れば、
他に何もいらないし。
配列図はすでに物理キー交換したMacがあるようだから、
それで兼ねられるだろう。



なんだか配列界隈がちょっとざわざわし始めたね。
tomisuke、Google日本語での新下駄とかわせみの実装、
そして大西配列。

ここらで各配列の作者同士のリレー対談とか企画したら面白いかもね。
対談は作者の撮影じゃなくて、
テキストチャット(手元動画付き)でやると、
面白いんじゃないかと思うけど。
僕薙刀式で出たいから、誰か世話役がいればやりたいな。
posted by おおおかとしひこ at 15:27| Comment(6) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 文字を打つ以外の行為だ。

これはまさに私が QWERTY に (泣く泣く) 出戻りした理由です。私自身が

* シェル (つまり Emacs 的なキーバインド) を日常的に使う
* vim も日常的に使っている
* 更にブラウザーでも vim 的なナビゲーションのバインドをよく使う (特に SNS 系のサイト)

という感じなので、Dvorak, Colemak, Workman, Minimak, 独自配列…と試して最終的には FT-swap まで妥協してみたのですが、結局利点よりも難点のほうが目についてしまって QWERTY 以外の配列は諦めたという過去があります。

そんな私にとって新下駄配列はある意味救済措置的な側面もあります:

* ローマ字とは関係ない入力なので、ASCII 文字の配列から離れることができる
* (IME を使えば) コンテクストの判断を IME/IMF がしてくれるので、文字入力とは関係ない文脈では引き続き QWERTY 的なバインドが使える
* 技術的な実装が比較的実現しやすかった割に私個人が納得できるほど楽に速く入力できる (速さはこれからも少しずつ伸びていくでしょう)

個人的には大西さんに (IME だけで実現できる、新下駄配列の対抗馬となるような) 同時押しかな配列を作っていただきたいのですが、そのうち声をかけてみようかと考えたりしてます。
Posted by Akira K. at 2022年12月19日 06:13
>Akira K.さん

英語配列をqwertyから変えたとしても、
たとえば「スペースを押しながらだとqwertyに戻り、
離すと戻る」ようなプログラムはAHKですぐ組めそう。
vimでの操作体系にどれくらい影響するかは分かりませんが。

日英分離はショートカット系を考えると便利だと思いますが、
英語圏の人たちはどうしてんだろうな。
workmanに変えたけどvim操作で困ってます!という人は英語圏で探せるかもしれない。(英語得意ではないのでやる気はしない…)
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月19日 09:54
> workmanに変えたけどvim操作で困ってます!という人は英語圏で探せるかもしれない。

以前非日本語の配列探しをしていたときに "Colemak 使い始めたけれど、vi の (下にカーソル移動する) j が上の段に配置されているのが違和感" という YouTube のコメントを聞いたことがあります。

「困ってる」というのは少し前の私そのもので、結果 QWERTY に出戻りしたので、もしかしたら (あまり表に出てこないだけで) そういう「諦めた人」というのはそこそこいるかも知れません。
Posted by Akira K. at 2022年12月19日 22:01
>Akira K.さん

なるほど、日本でもいるんだから母国語圏でも色々ありそうですね。
ZXCVを保存した配列なんかもその緩和策でしょうし。
モデファイア付きなら都度qwertyに戻せるものは書けそうだけど、
単打系が厄介そうですねえ。
たとえば、
「capsキーを押している間だけqwertyになる」
みたいなオプションがあっても単打系数打とか面倒なのかなあ。

にしても2配列使うからみんなやらないんだろうか。
日本語の場合はIMEオンオフで分離できるからまだ割り切りやすいのかもですね。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月19日 22:17
> 「スペースを押しながらだとqwertyに戻り、
離すと戻る」
> 「capsキーを押している間だけqwertyになる」

少し想像してみたのですが、vim だと結構 (半分以上?) normal mode で作業していたりするので、その作業中ずっと CapsLock or Space キーを押しながら…というのは現実的ではないと思います。xkeysnail で key-code hack 的な手法で新下駄配列を使っていた時は on/off スイッチを付けたりとか試行錯誤したのですが以下略…。

Emacs 的なキーバインドというのも、よくよく考えてみるとよく出来ていて、「同じ行を移動するには Ctrl+A,F,B,E (QWERTY では全部左手完結)」で、「行の上下には Ctrl+N,P」という棲み分けが (QWERTY 配列を前提にすると) できているんですよね。
Posted by Akira K. at 2022年12月20日 01:08
>Akira K.さん

そうなんですよね。
なので薙刀式では「編集モード」として、
そういったバインドを整理した面を2面持っています。

これさえあればショートカット全部いらん、
という強気で作ったものですね。
半分記号、半分操作系になっております。
IMEオフでも使えるし、
エディタやOSによらず使えるものに限定していますが、
日本語文章編集にはかなり使えます。
(記号部の処理はOSでだいぶ違うみたいだけど)


emacsは昔少し触って合理的だと思ったけど、
A横の小指使いすぎ問題がありますね。
MacはA横ctrlでemacsバインドが使えるんですよね。
最近まで知らなかった。

こういうことを色々考えると、
自作エディタと自作IME作って、
全部整理したくなるなあ…
(プログラマーじゃないのでぜんぜんわからん)
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月20日 01:24
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