2022年12月15日

【薙刀式】変換中(未確定)の一文字移動機能、あるらしい

へえ、そんな仕様だったの?
https://twitter.com/y_koutarou/status/1603290868756058113?s=20&t=iM3qfEmjfvLZk5EXu87ocA


以下横書きで考えると、

入力→変換→先頭文節に注目している
→「←」で一文字単位移動可能モードに入る

らしい。
ただし疑問があり、
「注目文節の先頭ないしラストにカーソルがあるのかと思いきや、
入力最後の文節のラストにカーソルがあるところからスタート」
ですって?

つまり例のように長い入力をして一括変換した時、
先頭の方を直したいなら、
←からの←←←連打がキーバインドということになる。

なんか「一周逆に回る」ような感覚になり、
めっちゃ使いにくくない?
昔の端っこが繋がってるゲームかよ。


実際に使ってみようと思ったところ、
残念ながら僕の環境では再現しない。

Win10、
iText、縦書き横書き、
Word2013、縦書き横書き、
すべてで、←で最後の文節に移動しただけだった。

そこから←を連打しても文節単位でしか移動しない。
TATEditorの縦書きのみ、最後の文節のみ一文字単位で移動したが、
前の文節に至ると文節単位移動に切り替わった。
なんでやこれ???

ちなみにwordの横書きだと、
注目文節が先頭にあり、
カーソルは最後に点滅表示している模様。
←→では文節単位でしか移動できず、カーソルも表示上移動する。
注目文節の最後にカーソルが移動して、
文字を入れるとそこに挿入される模様。

つまり文節の途中の挿入や修正は無理で、
ケツからやるしかない。


「以前のMS-IMEを使う」をクリックしたからな、
と思ったが、
「以前のではなく今のMS-IMEを使う」のはどこから選ぶの?
…なんだこのUIの悪さは。
探し切れず諦めた。



仮にそれが実現したとして。

そもそも、
頭から読み下しているときに、
なぜ戻る?
流れは前から後ろであり、
後ろから前に操作するのは、お前ほんとに文章書いたことあるのかレベルだ。

実際直す時って、
ケツからBSの方が打鍵数は少なくて合理的かもしれないが、
それは物理の話であって、
「直す先頭からDel」
のほうが内容を直すには直感的だ。

川の流れは上流から下流だ。
ここから前までは確定で、ここから先を直したい、
となるのが川に竿を立てる意味だろう。

僕は「ここからここまで直したい」を、
自分に明示するために、
選択して反転してからBSすることもあるくらい。
(それが再変換で済むなら再変換する。
そのへんの動線は編集モードで練り倒してある)


直しは、
前から来た流れをどう受け直すか、
を考えるべきだ。
間違ってるところだけ直したろ!
では済まないことが多い。

「ここからここまで」を直したいのであり、
「ここまでここから」を直したいのではない。
ある地点を直したら、
下流全てに影響がある。
直しとはそのような行為である。

それをピンポイントしか注目させないのはへんだ。
こんなところにも、
日本人の知性を下げている原因を見つけることができる。


なんか自作IMEを作れるなら作りたいな。
このIMEまじで意味わからん。

これを作った人が文章を書いてる様を一時間くらい観察したい。
もちろん全機能をフルに使うんだよね?
posted by おおおかとしひこ at 19:36| Comment(2) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
MS-IMEの場合、変換した漢字交じり文の中にカーソルが行って削除できるってことなんですね。
私はいつもShift+Escでひらがなに戻しちゃうので、知りませんでした。


私が使っているのは最新版のATOKではありませんが、ATOKのスタイルでは

(1)「かんじへんかん」と入力し、変換すると
漢字変換
===----

(2)「←」または「Ctrl+K」を押すと、ひらがなに戻って文節区切りが縮み、
かんじへんかん
====--------

(3)「BS」または「Ctrl+H」を押すと、
かんじへんかん
----=---------
  ↑カーソルのつもりです

ここで「BS」か「Ctrl+H」を押せば「ん」が消えますし、字を書き足すこともできます。
もちろん「←」「→」「Ctrl+K」「Ctrl+L」でカーソルの移動もできます。
スペースキーを押せば変換します。

(4)そもそも(1)のあと、「BS」でひらがなに戻ります。
かんじへんかん
--------------= ←末尾にカーソル

(5)ちなみに、(1)の時「↓」ないし「Ctrl+N」で部分確定
漢字変換
  ===

なので「漢字」にカーソルが行かなくなります。


ATOKはうっかり間違った入力をして滅茶苦茶な漢字が出てきても、かなに戻しやすいのです。
そのため積極的に変換をした方が誤字を減らせる気がします。


そのほかATOKは変換単位が細かくなりにくく、さらに句読点もまとめて一つの単位にしてくれるので、文節区切りの移動回数が減るのはかなりの長所です。
(薙刀式では句読点確定になっているので関係ないですが)

最新版はどうかわかりませんが、欠点は設定項目が膨大で、なのに初期設定のままでは使いにくいところでしょうか。
キーバインドは昔のPC-9801キーボード向きに作られたそのままですから、工夫のしがいがあるかもしれません。


来年に出るバージョンで変換エンジンが変わるとのことで、変換がよくなるか、むしろ悪くなるかは注目です。
私が使っているATOK 2017は、現在の変換エンジンに変わった直後のものなので、それまでのより悪化した印象がありました。
学習能力もあまり高いとは思えません。同じ言葉でも違う用法で3つくらい教えないと全部覚えてくれないし、しかも忘れる時はくるし。
まあ、学習をクリアしないと何も覚えられなくなることがないのが救いです。

うーん、ATOK Passportが今の変換エンジンのままで1年ぐらい様子見ができるなら、Hachikuのテストもしたいので使ってみようかと思うんですが……。
Posted by とる at 2022年12月15日 20:57
>とるさん

詳しくありがとうございます。
イメージできました。
うーむMS-IMEに比べてだいぶ便利そうだなあ。

薙刀式の編集モードはMS-IME前提だけど、
ATOK用につくったら全く違うものになりそう…

しかし操作系と、
辞書や学習を分離できないものか。
内部的には出来てるだろうけど、
政治的にしないんだろうなあ…
Posted by おおおかとしひこ at 2022年12月15日 22:31
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