面白そうなネタがあったので。
JIS配列に比べてUS配列をお勧めする理由はなにか?
ということ。
僕はMacではないと断言できる。
この方も書いている通り、
英数かなを捨てることは勿体無いからだ。
https://twitter.com/ttskch/status/1602270331917324290?s=20&t=S8D6_jfT_8bYNTRYo4T2-g
ただ、
英数(IMEオフ)とかな(IMEオン)のない、
WindowsではUS配列でいいんじゃないかと考えている。
そもそも英数をFG同時、
かなをHJ同時に振っている薙刀式では、
英数かなも必要ないし、
Windowsにおける、
全角半角、英数(Capsキー)トグルなどは、
マリアナ海溝に捨てて良い。
ctrl+スペースは、たいへん頭が悪い。
USBの裏表に僕はよくたとえるが、
今どっちか分からずとも明示的に英数かなを選択できるべきだ。
ただWindowsのJIS配列では、
無変換、スペース、変換、ひらがなカタカナと、
4つ親指キーが使えるので、
これをキーバインド的にうまく設定すれば、
この有利はある。
ただデフォルトのこれらの機能が、
意味ないほど使わないので、
実質なくてもよい。
(XFERとNFERの名残りらしいが、
これらの変換操作を体系的に解説してくれる人がいないので、
僕は何に使うキーなのか知らない。
少なくとも現状では、
カタカナ変換の無変換キーと、
スペースキーと同様に変換に使う変換キーと、
再変換用の変換キーは、なくてもよい)
むしろ、親指キーABCDのようにして、
自由に設定できる方がいいと思う。
BS、エンター、Ctrl、Shiftあたりがあると、
かなり便利になると思うんだが?
US配列を使うべきは、
記号を多用するコーティングにおいてだろうか。
;:の関係性、'"の関係性は、
英語を書くときにも有用だ。
I'mやLet'sって打つときに7に指を伸ばす意味がわからない。
バックスラッシュ\と|の関係性も良い。
そもそもバックスラッシュが円記号\と混同される、
JISでのねじれ現象のほうが僕はむかつくが。
あと-+が隣り合ってるのは直感的だね。
ctrl-+で拡大縮小するショートカットを操作するのは、
かなり便利。
(US配列を使っている国で開発されたアプリは大抵こう。
これをJIS配列で使うためには、
ctrl-で縮小はいいとしても、
拡大をctrl+shift+:とかでやらないといけなくて、
かなりむかつく。
ちなみに+はシフト側だから、実質=に当てられてて、
JISだと、
ctrl+shift+-というバインドになったりもする。
めんどくさい)
「そこがUSで隣り合ってるのが前提だから、
そのようなショートカット」という例は沢山あると思う。
記号ではないが、ctrl+xcvの関係とかね。
ただ、その他の記号類については、
僕は合理性を感じたことはないので、
どっちでもいいか、と思ってるし、なんなら覚えてない。
なのでJISだろうがUSだろうが、
そのへんはサイトメソッドだ。
ただしMiniAxeには、
自分で並べた記号類マップで、
ほぼブラインドタッチで使えている。
これが新配列を使うときのコツだと思っていて、
「自分用の配列は無刻印ブラインドタッチ」
「共有キーボードは刻印サイトメソッド」で、
十分なんじゃないか?
どうせ共有用のキーボードなんて、
やすい打鍵感のやつだから、
ブラインドタッチするのも面倒な硬さだったりするし、
そこまでスピード感いらないし。
自分の作業本気度に合わせて、
配列やキーボードを使い分ければいいのでは、
と僕は考えている。
筆記具だって、
鉛筆、黒ペン、赤ペン、青ペン、
サインペン、筆ペンと、
僕は使い分けてるし。
USでは「」が隣り合ってるから使いやすい、
というのは僕は賛成しない。
英語の[]より日本語の「」の方が出番は多いだろう。
そのときに小指を伸ばして取りに行くこと自体がナンセンスだ。
薙刀式編集モードではFに【「」一文字戻る】が入っている。
そんなふうに、
用途に応じてキーボードは変えていくべきだと思う。
よほど「」をよく使う人ならば、
先程の親指Aキーに「」を入れたっていいと思うんだよな。
だから、
JIS配列とUS配列のバトルが、
僕には三歳児の喧嘩にしか見えていない。
もっとここまで来いよ、
FJの記号やマクロは何がいいかなあ、
で戦おうぜって思っている。
薙刀式編集モードでは、
「」()『』【】《》のカッコ系、
?!……ーーの記号系、
○×スペース3の、脚本特殊記号が、
ホームポジション近くに並べてあり、
とても使いやすく設計されている。
僕は英語を打たないが、
よく打つならば、
このようにして独自記号マップをつくると思う。
同様にプログラムをよくするなら、
記号類を練るだろう。
(使う言語によって記号類の頻度は変わるらしいし)
なおctrl-+問題は、
専用マクロパッドを作ることで解決した。
それを家に忘れてきたら、
マウスで押すのが一番イライラしないまである。
配列を固定すること自体が、
僕はナンセンスだと思う。
標準配列と独自配列を、
行き来できるような時代になるべきだ。
自作キーボードではすでにそうなっている。
その沼に「JIS配列はありますか?」って聞いてくる初心者はあとをたたなくて、
こういう記事が沢山増えるとその人の目に留まるのに、
と僕は考えている。
2022年12月19日
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NEC MS-DOS 3.3C ユーザーズガイド:第3部 日本語入力機能
http://radioc.web.fc2.com/column/pc98bas/pc98dos3necai.htm
日本語モードに入るのが Ctrl+XFER
日本語モードにおけるかな入力を漢字変換するのが SpaceまたはXFER
変換中に次候補を選択するのも SpaceまたはXFER
変換する文節を変更するのが、下カーソルキーまたはNFER
ありがとうございます!
こういう「失われた操作法」を知りたかった!
僕はMacから入ったので、これを知らなかったんですよ。
Fキーの配置はMS-IMEと同じだし、
これがレガシーの正体か、という感じです。
(すでにスペース変換が採用されてますね)
詳しく読み込んで記事化したいと思います。