なるブログにぶち当たったので。
https://rin-kake.com/zasya/
最初の頃は「かっこいい足音」のように使われていたのだな、
やはり。
効果線がポイントか。
「歩いてきて、立ち止まる」
という勢いを示しているんだな。
だから、ザシャッ、ザシャッ、ザシャアになるわけだ。
ザシャッは次の一歩への続きのある音で、
ザシャアは立ち止まり音。
実際のSEだと、
続きの方が長くなり、
立ち止まりの方が短い。
着地→踏み出しと、
着地のみの違いだからだ。
しかし見得という意味での立ち止まりを重視して、
ザシャアとなっているのだろう。
つまりザシャッまでは擬音語、
ザシャアは擬態語だということができる。
これが地面とスニーカー的な靴じゃない場合なら、
似た例はある。
ハイヒールだ。
カツン、カツン、カツーン…
と立ち止まった時にエコーが響くパターン。
だが、
登場カットでただ立っていて、
足元のハイヒールが絵に入ってないときに、
ただ立ってる女にカツーン…が入っても意味がわからない。
その直前に足元のカットでカツン、カツン、を見せておくならば、
アップで立ち止まってカツーン…はいける。
これを応用してみよう。
足元のアップで、ザシャッ、ザシャッを入れる。
立ち止まる足元に、ザを途中まで入れてカットを次へ。
立ち止まる上半身でポーズを決めるときに、
カメラをドリーアップさせながらシャアを続ければ、
実写でも無理のないザシャアになるかも。
そして最初のザシャッ、ザシャッは省略できて、
立ち止まる足元アップにザ、
立ち止まる上半身にドリーアップでシャア、
は可能だ。
シャアを伸ばして変になるなら、
スローモーションはどうだろう。
足元アップ、スロー、立ち止まる、ザ…
立ち止まる上半身、スロー、ドリーアップ、シャア!
音に合わせて適宜コマ抜きをして可変速のスローモーションにして、
ついでに風を吹かせれば、
「ザシャア」は表現できそうな気がしてきた。
ポンと登場カットを繋げてザシャアだから、
動きにあってなくて変なのだが、
足元を暴力的に入れれば可能になるな。
原点を辿るのは大事だね。
石松のザシャアの着地も僕は覚えてて、
小次郎が空中戦から着地するときにザシャアを当てたわ、
そういえば。
で、大袈裟だなあ、無音で着地する方が忍びっぽいな、
と思ってやめたかな。
リンかけでは立ち止まりを意識した演出になっていたが、
それがいつの間にかポケットに手を突っ込んで立っている、
板付き(動きなし)の芝居にもザシャアがつくような、
簡略化が行われて様式化したということだな。
で、板付きにはドン、を使って事なきを得たが、
カット割、イン、スロー、風などを組み合わせれば、
ザシャアが表現できるかも。
次の聖剣戦争編で試したいので、
みんな、東宝さんに続編希望メールを!
制作会社GEは倒産して現場Pは散り散りになったけど、
東宝にはまだ当時のメンバーがいるはず。
彼らが動けば動くかもしれない…
車田といえばザシャアだ。
僕はまだザシャアを諦めてないのだ。
2022年12月21日
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