自作キーボードアドベントカレンダーから。
TreadStone32のMarksardさんのキーマップが面白い。
(スライドの24Pにマップ本体あり)
https://marksard.github.io/2022/12/24/30percentkeymap-no-susume/
僕は人類にブラインドタッチ可能なのは、
30+親指キーくらいだと考えている。
それ以上は人による、という程度で、
最低36〜32程度を基準にした方が良いと。
小指外、数字段は、
「すべての人には無理」だと考える。
さらに左下や右下ってどうやってみんなブラインドタッチしてんの?
チラ見しないと僕は絶対無理だ。
ノーマルキーボードの左下の、
ctrl、win、altなんてぜったい区別がつかない。
なんなら普通のshiftも僕はブラインドタッチできない。
(DvorakJでSandS: Space and Shiftを有効にしている。
自作キーボード風に書くと、
TAP space / HOLD shift)
TabとかEscとか無理でしょ。
カーソルもその上のHomeとかも無理でしょ。
そもそもBSとエンターも僕は無理だ。
それを、
「すべて手元にあつめる」
を実現したのが引用した記事。
モデファイア関係を、
AZXC、;/位置に集約していて、
親指二つをBS、スペースとして、レイヤーキーにしている。
だいたい予想通りの32キーマップで、
これはエンドゲーム級のものだと感じる。
実は天キーでTreadStone32を触った時、
これがエンドゲームのブラインドタッチだと思ったんだよね。
もし僕が薙刀式を使ってなくて、
qwertyローマ字だったら、
これで今でもエンドゲームしてるのではないかな。
だけど薙刀式のためには、
両方の親指にスペースが必要なので、
32キーは見送ったんだよなあ。
そしてそのスペースを薙刀式ではシフトに使うため、
そこにレイヤーキーは置けないので、
薙刀式を使う前提ならば、
30+スペース2+レイヤー2=34が、
最低構成だと考えている。
左右分割にしなければスペースキーを1にできるので、
33が最低構成だと考える。
僕が現在36キーのMiniAxeを使っているのは、
34キーマップを使うためだ。
で、
モデファイアを文字キーに入れると、
薙刀式のカナがロールオーバーしづらくなるため、
CtrlとWinだけデフォレイヤーに置くために、
36キーにしている。
Shiftはスペースと兼用。
またAltは僕はほぼ使わないので第二レイヤー以降に。
このことで、Alt+alphaが使えないキーマップだ。
僕にとって第一優先は薙刀式なので、
特段問題を抱えることなく今日まで生きてきた。
blenderのAlt+/のショートカットが打てなくて苦労したが、
そんなのは年一回くらいだ。
あと僕はファンクションキーは使わない。
文字変換系は薙刀式に入ってるのでいらない。
こうしたことも、
自分のキーマップをどうするか、と関係すると思う。
あと僕のおすすめは、
記号系は、シフトの必要なやつをばらすこと。
たとえば、US配列では;のシフトが:だけど、
;をレイヤー1に入れてA位置としたとする。
そのときに、
;=レイヤー1+A
:=レイヤー1+shift+A
にするのではなく、
;=レイヤー1+A
:=レイヤー1+Q
のように縦並びにしておくことだね。
そうすると余計なモデファイア操作がいらないので、
便利になるよ。
数字段の記号も同じくで、
1234567890をASDFGHJKL;に置くなら、
QWERTYUIOPに、
!@#$%…を置くといいぞ、ということだ。
もちろん、これらをバラバラにして、
もっと使いやすいマップにしても構わない。
で、よくある不安が、
「一旦慣れたら普通のキーボードの作業効率が落ちるのでは?」
だと思うんだけど、
「普通のキーボードでは印字があるから、
それ見ながらやれば良いのでは?」
だと思うんだよね。
どうせ30%キーボードと、
普通のキーボードは使い感が違うから、
全く違う道具を使い分ける感覚で、
行けると思うんだよね。
キーマップをいじること自体を忌避するのには、
「知らないから不安がある」
心理に過ぎなくて、
合理を心理が抑えてることが多いと思う。
「え?どんなかんじ?わくわく」
という好奇心が恐怖を上回った、
一部の変な人たちが、
進化を担ってきた。
変な人たちは「これいいぞー!」と、
大声で怯える人たちに勧めるといいと思うんだ。
30%はいいぞ。
そして薙刀式も良い。
2022年12月24日
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