ゲームライティング業界の話だが、
なんか現代をよく表しているなと思った。
https://mobile.twitter.com/sukesankoba/status/1606226411391311873
SEO: search engine optimization
つまり流入数という数字最大化だけを問題にする人たちはさ、
テレビが視聴率だけを問題にして、
中身がつまらなくなっていった歴史を知らないのかな?
接触回数が多いことは、
たしかに大事なことだけど、
コンテンツの深さを問題にしないのはおかしいと思うがね。
だってマスは、
コンテンツの深さを味わいに来るわけで、
あなたたちのSEOを見に来るわけじゃない。
どんなに流行ってる店でも、
味が落ちたらみんな来なくなるよね。
どんなにSEOが最適化されててもね。
僕らは深いコンテンツを作ることができる。
その深さを理解して、
SEO対策も理解して、
上手に仲立ちすることが、
間に立つ人の求められていることだよね。
これじゃ受けが悪いから、
この深さを損ねずに受けるためには、
こういうパターンにするといいんじゃないか、
ただしよそと同じことをするとパクリで浅くなるから、
こうしませんか、
と言える人が、
僕は間に立つ人の仕事だと思う。
もちろん、
詰まらないので書き直してください、
なぜなら…
という議論ができる人も間に立つ人の仕事だ。
今の「間に立つ人」って、
SEO最大化しか考えてないから、
まずSEOが最大になるやつは何かを分析して、
そういうやつを作ってくださいと依頼して、
それじゃパクリになるから詰まらんよ、
というライターを煙たがって雇わずに、
いうこと聞く人をなるべく雇ってトラブルを避けて、
そしてある程度の流入数は稼げるけど、
底の浅さに客が離れて、
また別の流行りを持ってきて…
ということを繰り返してるだけだよね?
つまり、
群れをどこかに率いる人ではなくて、
流れに乗るサーファーだよね。
だから、波しか見てなくて、
客を見てないし、
なぜその客がそのコンテンツを愛するのか見てないし、
そもそもコンテンツを愛してないんじゃないか。
ものをつくるひとは、
今ここにない、
新しいものをつくり、
群れを新しいところへ連れて行こうとする人だ。
今から新しい波を起こすのだ。
でもサーファーは波じゃないじゃん、
というだけなんだろうね。
運営という言い方もそうだ。
いつからこうなったんだろ。
視聴率競争して、5分開始をずらしはじめたあたりかな?
僕は日経エンタテイメントが「ヒットの法則」
とか言い出したあたりだと思っている。
2000年入った前後かな。
街の雑貨屋や金物屋を、
コンビニが潰したと思う。
コンビニは売れるものだけを仕入れて、
売れないものは仕入れなかった。
でも世の中には沢山の人がいて、
売れるものだけを買う人はいない。
必要なもの、好きなものを買うのだ。
だから、売れるものしか置いてない店は、
最初は便利だから買いに行くけど、
そのうち飽きてしまう。
飽きるというよりも、信用や愛がなくなるんだね。
店を愛さなくなる。
だからその店にはいかなくなる。
POSが出来る前の雑貨屋は、
逃げなかった。
その町と心中する人がそこにいた。
でも、フランチャイズのコンビニは、
いつでも逃げる。
ダイエーが商店街をシャッターにして、
そしてダイエー(→ジャスコ→サティ→イオン)
が撤退したら、その町は廃墟になる。
最適化商売をするやつらは、
いつでも逃げるんだ。
運営という信用の置けない感じの、
言葉の選択がするどいな。
みんな運営を信用してないもんな。
僕は町のうどん屋でありたい。
うまいものはいつもつくってるぜ。
最近サーファーが来ないな。
2022年12月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック