2022年12月25日

普通律というのが英語曲にあるらしい

日本語はロックに馴染まないとか散々言われてきたことは、
このように理論化されていたのか。

英語の普通律は、
8音節、6音節、8音節、6音節で4行詞を組むらしい。
https://www.gizmodo.jp/2012/12/post_11218.html

そりゃ日本語の、
75調と数字的に合わないわけだぜ。


メロ先のJPOPの歌詞が弱いのは、
つまり8686で書かないと行けないからだろう。

しかし日本語は、
7575になるから、1音足りないんだよな。
だから間延びして、
うまく音に合わないのだろう。

宇多田ヒカルは小節の切れ目で言葉を切らない、
自由律みたいなものでヒットしたけど、
(7+1)+4
みたいに8に収めて残りをなんとかして…
みたいなやりくりをしてたに違いない。

一方、
日本語の75調の音楽は、
古いとされているのかな。
歌謡曲は演歌の流れでもあるが、
定番ではあるが新しくないから、
淘汰されかかっているのかな。

でも歌詞さえよければ、
詩先で歌謡曲のメロディをつければいいんじゃないか、
と僕はずっと思ってるんだけどな。

それができるシンガーソングライターが欲しいね。
中島みゆきはそれをずっとやってるんだろう。

AKBは歌謡曲フォーマットでやってきたが、
欅坂あたりから崩してきたのかしら。
とはいえいまだに歌謡曲フォーマットの範疇な気はするね。


そうそう、アニメや特撮のOPがタイアップJPOPになってから、
僕はあまり見なくなったように思う。
歌詞が頭に入ってこないし、
そもそも主題を歌ってないし、
って思って見なくなった気がする。

それは、8686優先で、75優先じゃなくなったことと、
関係してるのだと今はっきりとわかった。


これは言葉単位の話だけど、
もっと大きな構成も異なるのかな?
英語で書かれた物語は三幕構成を生んだが、
日本語で書かれた物語はそうはならなかった。
箱書きという8つに割ったハコに書いていく方法論はあったものの、
物語の盛り上がりと割り符のような関係は、
意識されなかったように思う。
それはむしろ才能の領域になってた可能性はあるね。

8686には、7575では少しずつ足りない。
それが日本映画に「…」が多い理由である、
みたいな珍説でも唱えてみるか。
posted by おおおかとしひこ at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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