2023年01月01日

【薙刀式】膝上打鍵システムの完成(?)

my new gear。
とはいえ、1センチの板に2センチ角の棒を両面テープで仮止めしたもの。

膝上打鍵システムを再検討して、
バビロンよりもこれのほうがいいのでは?
という仮説。


CFFB7021-D81A-46F0-A803-3D184DB80E84.jpeg
AE45EB4A-33A1-4167-8461-CCAD9DFDDC28.jpeg


薙刀式打鍵動画で今までの最高速度が、
1980字(変換後)/10分で、
これは膝上のお盆システムで打っていたものだ。
これが現在のバビロン上の平均、
1600〜1200にくらべて、
突出して速い理由を考えている。

単純に内容が書きやすいものだったから、
するすると進んだのか、
それとも根本的に手の運動がちがっていたのか?

色々実験して、後者じゃないか、と思い始めて、
膝上お盆システムを再び研究して、
このギアにたどり着いた。

これに辿り着くために、
とりあえず木を切ったり削ったりして、
3個木材を潰して、今ここに至った。

単純な板だと太ももが膝方向に下がっているため、
どんどん滑って膝の方へ動いてしまう。
これはよくないので、
お盆の奥に足をつけて、水平ないしゆるい逆チルトにすると打ちやすくなる。

太ももギリの高さよりも上げると、
手の位置がちょうどよくなるが、
高すぎると肘を畳まないといけなくなるので、
それもよくない。
ということで、1センチの板と2センチの足がちょうどいい、という感じ。

また、お盆本体の高さを上げるべきか?
も下駄を履かせてやってみたが、
グラグラと安定しないので、
精々1cm厚の板の高さが良いようだ。



で、この位置での打鍵がなぜ早くてしかも疲れないか、
という本題。

この体勢だと、
「手首は浮くが、親指側が胴体につけられる」
という発見だ。

どういうことか。



手首をつけているメリットは、
安定して打てることだ。
しかしデメリットがあり、手首支点にすると、
色々な打鍵が制限をうけるため、
前腕や上腕の内部筋肉が無理をして、
そこが疲れる、というのが今抱えている問題だ。

さりとて手首を浮かすと、
楽で高速に打てるものの、
支点がなくなるため長時間は疲れる、
という問題がある。

この二律背反をさけるため、
バビロンでは、
手首は浮かし、肘を胴体につける、
肘支点を提案したわけ。
これなら、支点を持ちつつ、手首は浮いて自由になる、
ということである。


ところで、これを続けていると、
肩が前に出てきて、それが巻き肩を助長していることがわかった。

肘が体側につけられるならそれもよいのかもしれないが、
そうすると肘を90度曲げないといけなくなり、
そうするとバビロンの高さよりも2段階くらい低い位置にキーボードがいるべきだな、
と思ったのだ。

バビロンを改良してそんなに低い位置にすることも可能だ。
だけどそれってほぼ膝上お盆システムでよいのでは?
と思い、板を切り貼りして、
とりあえず良さげに調整したのが冒頭のギア。
(これでよければ3Dプリントでちゃんとつくる予定)

これの何がよいかというと、

1 肘は体の側面に位置できる。
  肩が前に出ず、巻き肩になることもない。
2 脇を締めなくてもよい。
  これも巻き肩にならず、脱力しながら打てる。
3 手首は浮く。
4 構えたときの親指の根本が、胴体(腹)に触れる。
  ここが支点になるっぽい。
5 疲れたときは自然に手首を太腿につけることもあるっぽい。

4と5が、今回発見した利点。

胴体側に親指の根本(下側じゃなくて横側)
がつくことで、ここが支点になるみたい。
でもずっとついているわけじゃなくて、
手が自由に動きたいときは、勝手に離れるっぽい。
つまり構えているときは支点になり、
動きたいときは勝手に動き、
またホームポジション(へそ横、丹田近く)に帰ってくると、
つく、という感じになっている。
なかなか理想的な感じだ。
武道的にも理にかなっている気がする。


で、かなりの間浮いているから疲れるかというとそうでもなくて、
親指側でついているから、
主観的には「つけている」という感覚になってくる。
事実、体温が伝わり、暖かくなる程度にはなるみたい。

なるほど、これはいいかもしれない。


ちなみにビジュアル上は、
寿司を乗せる板っぽいね。
この板の名称を調べたら、
「寿司下駄」というのだそうだ。

お盆システムではなく、寿司下駄システムなのだ、
というのはちょっとネーミング的にカッコ悪いので、
また考えます。

この体勢のいいところは、
ちゃんと正式に座ったときも、
だらっとした姿勢のときも、
あまり姿勢に影響をうけずに、
同じペースで打てることかな。

適宜寿司下駄の位置を動かして、
いい所にはまるようにしていくと、
だいぶいい感じで打てると思った。

同じ姿勢なんて15分持たないんだから、
適当に姿勢的な寝返りを打ちながら、
寿司下駄をそのたびに微調整しながら使っていく、
というのが一番現実的な方法論だと思った。

これで、姿勢が変わったとしても同じように打てること、
そして脱力して疲れないこと、
などの要件が満たせたように思った。


で、一番打鍵速度は速い気がする。
少なくとも机の上やバビロンの上で書いているとき以上に、
手首が自由に動くので、
早く打てるのだろう。
しかも疲れはなくなっているという、
理想的なものになりはじめている。


骨盤は立ってて打つほうがいいはずだけど、
ずっと立たせていても疲れるから、
だらっと寝かせることもある。
その両方で自由に使えるのがよい。
トイレ行くときはお盆ごとテーブルに置けるから、
まあまあ、という感じ。


そのうち、これの一体型キーボードが欲しくなるかもしれないなあ。
真ん中にトラックボールがあるなら、エンドゲームになってしまいそう。
(マウスは落とすのが怖いので、今の所机の上。
文字打ちにマウスはほぼ使わないのでこれでよいとした)

膝上システムだから机には資料を置いたり、
コーヒーを置くことが出来るので便利。


ううむ。これがエンドゲーム体勢だろうか?
一方研究が進むErgorest+テントや、
その他の3Dキーボードと、比較してみたい……
posted by おおおかとしひこ at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック