2022年12月31日

【薙刀式】ちょっと調べ方が甘いのでは?

Twitterから。
> 陰山英男@Kageyama_hideo
> ワープロ時代、ローマ字打ちより効率的に打てる唯一の方法が親指シフトでした。私もいろいろ調べて試しての結論でした。
しかしパソコン時代には独自のキーボードが必要なため今は絶滅状態です。
結果的にローマ字入力にならざるを得ないかと。
https://twitter.com/Kageyama_hideo/status/1608804569718611969?s=20&t=o144y4h4ejVihsNM5rrRwA

ほんとに調べた?
今ちゃんと調べて情報をアップデートしてる?
調査能力低くないですか?


1. 親指シフトは現在のキーボードでも使える。

エミュレータというアプリケーションをPC上で走らせることで、
日本語配列を親指シフトにできる。
Windowsでは、やまぶきR、紅皿、DvorakJで可能。
Macでは、Karabiner-ElementsとLacailleで可能。

ただしFJ直下に親指キーが来るようなキーボードでないと使いにくいことに注意。
これらのキーと同時押しするため。

エミュレータは親指シフトを使う唯一の方法ではなく、
USBアダプタかえうち、OyaConv、USB2BT+でも実現している。
さらに自作キーボード上のファームウェアqmkでも実現している。


2. 親指シフトは最もよい仮名配列ではない。

半濁音と小書きの不規則性、
小指の使いすぎ、
指の繋がりの悪さなど、
現在研究されている配列に比べて、
それほど優秀とは思えない点がある。
(もちろん、qwertyローマ字、JISカナより優秀)

小学生に使わせるならば、
新JIS(ただしスペースキーをシフトキーにする版)、
月配列、薙刀式、
New Stickney配列、かわせみ配列あたりが妥当と思われる。

民間開発のさまざまな配列(大人用想定ですが)を集めた、
以下の動画を参考にされたい。

【かな入力】配列動画ダイジェスト(薙刀式、新下駄、飛鳥、親指シフト、月光、いろは坂、和音漢直、TUT-Code)
https://m.youtube.com/watch?v=rUiEKIaGtHg
posted by おおおかとしひこ at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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