2023年01月01日

好きなシーンを垂れ流す(「RRR」評2)

ネタバレせずには語れぬ。


もうね、独房から助けるときのダンスのリズムね。
何もかも最高の伏線の使い方。
あのドンドドドンで号泣ですよ。

その前の牢屋で筋トレしてて、
上に上がるたびに宮殿が見えてるのが最高すぎて。

なんだろ、
ベルセルクを実写で見てるくらい濃い。
ベルセルクはこんな結末になるのが最高かも知れない。

インターミッションの入り方も最高すぎる。
火と水が交わるあの瞬間が最高。

その前の屋敷に虎を放つのもいいよな。
虎とのバトルが伏線になってる。
捕まえてたのかよ!って思うものね。
森の民らしい戦い方で拍手喝采だよな。


「数奇な運命」の作品にはいくつもあると思うけど、
最近では圧倒的にこの物語だろ。
「インドへの道」もかなり好きなのだが、
もう全然勝てない。

もうね、神様から矢を借りるところからは、
うれしょんしかないよね。
王家の紋章が血が汚れる所まで徹底している。


日本映画にこの本気が全然ないよな。
味噌汁作ってる場合じゃねえよまじで。
もっと本気で映画作れよな。


おっさんホモラブストーリーギリギリになるのは当然だ。
愛憎というものはラブストーリーと紙一重だからね。
しかも世界一濃い二人だから、
色々絵になりすぎる。
いくつかのキメキメの場面は額に飾っておきたいところだ。

あの鞭打ちの場面、
まさか歌に行くとはなあ。
ミュージカルの最高の使い方ではないか。
あの場面でこれは傑作になると確信だよね。
posted by おおおかとしひこ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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