ちょっとしたコツのようなもの。
いきなり事件Aに出会って、
どうしよう、でもいいんだけど、
その人物にはもともと別の目的Bがあり、
Aに遭遇した、というていにするといいよ、
という話。
そうすると、
「困ったなあBが出来ないぞ」となり、
「BをするためにはAを解決しないといけないの?」
と、たすきがけに出来るからだね。
「Aなんか知るか! 俺はBが大事なんだ!」
といって逃げる人や、
「今Bはいったんおこう、Aのことをやろう」と、
留まる人などに反応を分けることが出来る。
つまり、
Aという事件は、Bに対する試金石になっているわけだ。
ただ反応することよりも、
具体的なBをどうしようか、という石への反応のほうが、
分りやすい、ということである。
具体的には、
クリスマスプレゼントを買いに来たビルで、
テロリストに遭ってしまうとか、
うんこ漏れそうで入ったトイレに、
宇宙人がいるとか、
プレゼンにむかうエレベーターが、
急に止まってしまうとか、
そういうことだ。
事件Aと遠いBの場合もあるし、
直接邪魔するABの関係もある。
そのへんはいろいろな事情を考えるとよいだろう。
クリスマスプレゼントは何より大事だ、
とテロリストに立ち向かう話でもいいし、
クリスマスプレゼントは諦めて、
テロリストに殺されてしまう、
という話でもいいわけだ。
ただビルでテロリストに襲われるよりも、
ストーリーが交錯しやすいわけだね。
目的Bを持とう。
そのうえで事件Aに遭遇しよう。
そのときどっちを取るか、
反応することが出来る。
その反応で、そのキャラクターを描ける。
2023年02月03日
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