2023年01月09日

【薙刀式】文字種指定とIMEオンオフ

薄々気づいていたのだが、
どうやらWindowsでは、
IMEがオンの時に、
文字種を指定できるらしい。


Windowsをずっと使ってきた人には常識かも知れないが、
僕はそのことを知らなかった。
Macにはそれがないからだ。
ない前提で生きてる人が特に困らなかったので、
あることに気づくことはとても難しい。
しかも公式説明などどこにもないからね。

「Windowsでは、
IMEをオンにしてるときは、
MS-IMEのアイコンをクリックすることで、
入力文字種を変更できます。
全角ひらがな、全角カタカナ、半角カタカナ、全角英字です。
半角英字はIMEオフになります。
(それぞれにショートカットがあります)
そして、IMEをオフにしてもその設定は継続し、
再びオンにしたときは、前に選択した文字種です」

という公式説明を知りたかった。
95年からあしかけ30年近くかかって、僕はそのことを知ったよ。


IMEオンオフ……全角半角キーでトグル、Alt+`でトグル、
 英数(Caps)キーでトグル(英数なのにトグルとは?)
全角ひらがなでIMEオン……ひらがなカタカナキー
 (カタカナって書いてあるのに?)

文字種を全角カタカナに……無変換
文字種を半角カタカナに……全角カタカナ時に無変換
 (もう1回で全角ひらがなに戻る)
文字種を全角英字に……シフト無変換
 (これは無変換のようにトグル反転しない)
文字種を全角ひらがなに……ひらがなカタカナ
 (カタカナって書いてるのに?)

これが公式のバインドらしい。
https://www.anadigilife.com/ime-inputmode-keystroke/
を参考にした。

なんやこれ。
こんな整理されてないバラバラなショートカット、
頭悪すぎやろ。
むしろ無変換→1234で文字種変更、
みたいにしてくれた方がよっぽど頭の整理ができる。

なんでこんなに複雑なのか、
誰かきちんと説明してくれ。
正座してちゃんと聞くよ。

そしてMacの、
「英数キーでIMEオフ、かなキーでIMEオン、
半角英数はオフで、
日本語はオンで、
文字種は全角ひらがなのみ、
その他は変換候補から出すか、
打った文字にひらがな変換(ctrl+J)カタカナ変換(ctrl+K)を。
最悪はIMEパッド使ってね」
よりも、
整理されていない理由について小一時間問い詰めたい。


さらについでに、
打った文字をあとでひらがな変換などをかけるバインドが、
ctrl+UIOP、F78910なのに、
最初に文字種を選ぶショートカットとバラバラになっている理由はなにか。

冗長である。あまりに冗長だ。
玉虫色といってもよい。

僕の予想だけど、
様々な方式を統合したため、
色んなローカルのやり方をそのままコピペしたので、
整理されずに共存して放置されているのだろう。

宗教が他の国を侵略する時、
他国の神を邪教神扱いしたあと、
実は我が神の眷属であったのだ、
と取り込むやり方とまったく同じではないか。
インド仏教における天部衆、
日本における神仏習合、
キリスト教における天使と同じだ。
これらが神の世界の定義をややこしくしている。
中世の発想やんけ。
21世紀の知性とはとても思えない。


IMEはオンとオフ、
あとは変換で、
のシンプルな概念になぜ統一できなかったのか?

ミニマリズムのzenが、ジョブズは好きだったという。
僕はzenは当然だと考えているが、
外国にはzenはないのだと考えると、
白人の文化は数百年遅れてるのではないか、
Macがようやく追いついただけか、
ととても暗い気分になる。



さて、
ここまで分かったのでこれからやることは二つ。
Windowsでうまく渡るように考える。
Macに出戻る。
僕は後者を選択したい。
しかしMacのwordにはクソみたいなバグがあり、
なるべくMac wordは使いたくない。

なので縦書きで文字を書く限り、
Windowsしか道はなさそう。

ちなみに榛名さんが縦書きのMac wordにキレ散らかして、
バグの正体を突き止めててびっくりした。
https://scrapbox.io/ta-haruna/薙刀式と_QMK_firmware_の爲の覺書

「横書きのカーソルが縦書きでも放置されている」
が正体らしい。
なるほど、理解した。これが意味不明で、
「ちゃんとwordを使うならWindowsしかない」となり、
「Windowsでもwordはクソなのでは?」となり、
「iTextで執筆、wordにコピペして整形」
となったのであった。

んー、じゃあOSはMacにして、
iText→wordスタイルでいいのかもな。
薙刀式v15が完成したら、Macに戻ろうかな。

なぜwordが必要かというと、
入稿形式がそれだから。
つまり無知の故に、wordがqwertyみたいになっている。

そもそもこれを避けたいよな。



打鍵速度がqwertyの時、530字(変換後)/10分のときは、
wordが重いともクソだとも思っていなかった。
薙刀式で1500になって、
使い物にならないほどwordもクソだと気づく。
そしてそもそもWindowsのシステムからして、
なんじゃこりゃとなっていることに気づいた。

肥溜めを開けてクソだーと叫んでいるだけかも知れない。
僕は、ここが肥溜めと知らなかったので。


さて、
掃除をするか、肥溜めから逃げるか、
考えなければなるまい。
posted by おおおかとしひこ at 09:54| Comment(2) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
MacでもIMがオンの時に文字種を指定できるんですよ。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/japanese-input-method/jpimf6ffb247/6.3/mac/13.0
「かなキー(かな)」でひらがなに切り替える
「Shift+かなキー(かな)」でカタカナに切り替える
「英数キー(英数)」で英字に切り替える
※ここでは省きますが、それぞれショートカットキーもあります。

2002年発売のMacの入力ガイドが手元にあったのでそれも見ましたが、さらに右上にある「えんぴつメニュー」をクリックして選べることと合わせて書かれていました。

Mac OS 10.4の頃の「ことえり」は「Shift+英数キー」で全角英字に切り替えられて便利でしたよ。


Windowsは「半角/全角キー」を何度押してもひらがな入力にならないことがあって不便ですね。
私は普段、Autohotkeyで「ひらがなキー」をひらがな入力切り替え、「Shift+ひらがなキー」をカタカナ入力切り替え、「無変換キー」をIMEオフまたは半角英数入力切り替えに設定して、Macのように使っています。

他人のWindowsパソコンを使うときは、
「ひらがなキー」2回押し → ひらがな入力切り替え
「ひらがなキー → Shift+ひらがなキー」 → カタカナ入力切り替え
「ひらがなキー → 半角/全角キー」 → IMEオフまたは半角英数入力切り替え
を押すようにしています。とても面倒ですが、ATOKでなければそうしています。
ATOKは……もうアイコンをクリック。


なぜ入力前に文字種を指定するのか。
私の場合、IMEの記憶容量が小さいのにF7でカタカナ変換を多用していると、さっき書いた言葉でさえ変換ミスを直す羽目になるからです。
いまどきは、F7のカタカナ変換で辞書に自動登録されるからあまり気にしなくてもいいんですが。



さてと、MacにiTextっていいんだろうか。
Posted by とる at 2023年01月09日 18:55
>とるさん

へえ、そんな隠し技みたいなのがあったのか。
知らなかったなあ。
ないならないなりに工夫するけど、
あったら迷うことになりそうですね。

ただショートカットとしては相当押しにくい組み合わせだから、
「普通は使わないだろ」と判断してることが伝わりますね。
Option+Shift+なんて組み合わせ滅多にないし。

しかしAppleのサポートページ、
ちゃんとわかりやすい日本語なので逆にびっくり。
Windowsのサポートページの日本語の酷さは、日本人なんで黙ってんだ?レベルですけどね。
たとえば。
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/microsoft-日本語-ime-da40471d-6b91-4042-ae8b-713a96476916


iTextはもともとMac用なので使えるはずですが、
wordよりは軽くて使いやすいはず。
縦書きで軽いやつがWindowsにはあんまりないので重宝してます。
物書堂のかわせみとかないし。
Posted by おおおかとしひこ at 2023年01月09日 20:37
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