2023年01月12日

【薙刀式】脳の重石が取れる

という表現をかつての親指シフトユーザーが証言していて、
いい感覚表現だなと思った。


Twitterから。適宜編集してます。
> Yoshiki(DreamField)@yoshiki0
> 精神的な負担が少ないとはどういう意味か。
> 実はローマ字変換って、頭にそれなりの負担がかかってるんですよ。
> え?そんなことないよ。無意識にやってるよ、って?そう。俺もそう思ってました。
> これはやめてみないとわからない。
> 今までまったく気付いていなかった頭の重石が、取れる感じなんですよ。
> 取れて初めて気付く。実は重石が乗ってたんだって。

これは様々な親指シフターの証言に共通している。
しかし惜しむらくは、
毎度毎度qwertyローマ字としか比較していないところだ。


JISカナと比べて重石の感覚はどう変わるのか、
二段左右同時打鍵配列のPhoenixカナ配列と比べてどう変わるのか、
中段しか使わないツバメ配列と比べてどう変わるのか、
12キーしか使わないフリックと比べてどう変わるのか、
指の範囲は同じで親指不使用だが、
打鍵は順次打鍵の月配列系と比べてどう変わるのか、
などについての、
相対的な比較の議論をしてくれないので、
「親指シフトの立ち位置」がずっと不明なんだよね。

常に対qwertyの批判としてしか存在してなくて、
そんなの保守を攻撃してる野党みたいな、
批判だけが存在意義の人みたいになってしまってるのが、
とても残念なんだよね。


そうではなく、

・ローマ字でなくカナだから重石が取れるのか
・同時打鍵だから重石が取れるのか
・指の範囲が狭いから重石が取れるのか
・指の運動曲線が重石が取れるのか

などについて、
真剣に議論したいのだが、
そのようなシフターがいなくて残念だ。


qwertyローマ字は不合理極まりなく、
いくらでも批判できる入力法で、
今更その悪口を言っても建設的な議論にはならない。

親指シフトが発見した重石が取れる効果は、
一体何によってもたらされるのか、
似た方法論はありえるのか、
別の方法論でも同じところへ行けるのか、
などについて、
比較検討してみたい。

つまり親指シフトが、唯一の重石が取れる方法だと、
僕は考えていない。


少なくとも僕にとっては、
薙刀式が最高に脳の重石が取れる方法で、
それよりも手書きの方が重石が取れる。
そして親指シフトをマスターしようとして挫折して、
その時の感覚で想像するだに、
薙刀式と重石の取れ方が異なるような気がする。


つまり、重石は一種類ではなくて何種類もあり、
方法論によって、
取れ方やバランスの異なるような、
多次元の重石であるような気がしている。

重石が取れるのはわかった。
じゃあどこの重石はどれだけ取れて、
どこの重石はあんまり取れないのか、
比較して議論できると最高なのだが。
posted by おおおかとしひこ at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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