2023年02月13日

展開は、セットアップの100倍難しい

と考えとくと、体力の配分が出来る。


初心者あるあるに、以下のようなものがある。

オープニングは凄くて期待感バツグンなのだが、
本編始まったら急につまらなくなったり。
センタークエスチョンのセットアップまでは見事なのに、
解決に乗り出してからテンションさがるとか。
なんかスゲエ設定のキャラが出てくるんだけど、
特に何もせず退場したり(出オチ)。

これは、
その初心者に才能がないわけではない。
体力の配分を間違っていると、
僕は考えている。

オープニングや登場や序盤で、
体力を100使ってしまい、
その後をやる体力が尽きただけだと僕は思う。

その後の温存に失敗して、
初手で死んだだけだと考える。

これを避けることは簡単で、
体力配分をせよ、
というだけのことだ。


初心者は完走すらしたことがないから、
体力の配分がわからない。
だから、オープニングや登場が、
全体のどれくらいかを見積もることができない。

僕は1/100くらいだと考えている。

なぜなら序盤は殆どが点で、
線になってないからだ。

線にする労力、
線を面白くする労力は、
点を作る労力に比べて格段に難しい。
nの階乗くらい大変だ。
nは要素数と長さかな。
多人数になれば階乗や累乗で難しくなり、
尺が長くなればなるほど階乗や累乗で難しくなると思う。
n倍という線形で予測されるものよりも、
とんでもない速度で難しくなる。

それを仮にプロットで作ってあったとしても、
実際の執筆の体力を考えると、
やはりオープニングなんかより格段に難しいんだよね。


なので、ざっくり100倍見とけよ、
という大雑把な見積もりをしておこう、
という話。


序盤で力尽きた人は、
そのページを確認しよう。

そして、その尺で収まる話を書いてみなさい。

ごく短い、CMのようなものになるとは思う。
しかしCMは馬鹿にできないよ。
「恋は遠い日の花火ではない。」みたいな、
名作ストーリーCMなんて沢山あるわけで、
原稿用紙1枚で書けるよね。
1枚だから詰まらないものしか書けないわけではないのだ。

10枚くらいで挫折してるなら、
10分の作品を書く体力はあるかも知れないので、
それくらいで終わりになるショートストーリーを書いてみよう。

30分あたりで挫折してるなら、
30分ドラマやアニメなら書けるかも知れないわけだ。
60分あたりなら、
いわゆるテレビドラマなら書けるかもね。

そうやって、
少しずつ長いのに慣れて、
全体に必要な体力を経験することをおすすめする。

その上で、
オープニングとかセットアップとか登場シーンって、
どれくらいの労力をかけるべき?
ってことを考え直すと良いと思う。

ね、やっぱ1/100くらいでしょ。



展開を考えることはほんとうに難しい。
それを超えておしまいまで考え尽くしたとき、
ようやく出来たとなるはずだ。
出来てもないのに勝手に書き始めて、
勝手に挫折する奴の、いかに多いことか。

まず最後まで書けた人は、
妊娠できた精子の確率くらい、
選ばれし者なんじゃなかろうか。


序盤で挫折してしまう人は、
女の子に告白してOKもらった時点で終わりになるのと同じだ。
そっからの紆余曲折のほうが、
大変で面白いはずだぞ。
posted by おおおかとしひこ at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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