2023年01月26日

【薙刀式】カナ配列のマスターは大変か?

行段系ローマ字は、3日で配列が手に馴染み、
一週間くらいで普通に書けるようになり、
2ヶ月くらいで500〜600字(変換後)/10分ペースに行くと思う。

カナ配列は、その×1.5〜2くらいかかると読むといいかな。




とはいえ、人によって相性がある。
同時打鍵方式が苦手な人もいれば、
順次打鍵方式(前置シフトや後置シフトや濁点後置)
が苦手な人もいる。

実はブラインドタッチの標準運指が出来てなくて、
打ったことのないキーがあったり、
ホームポジションに構えて打ったら戻して、
ホームポジションを一生崩さない、
などの基本から学ばないと使えない場合もある。

逆に、
それらが出来てれば、
上に書いたやつの半分くらいでマスターする人もいる。


どんなスポーツをやらせても、
手早く順応してすぐに上手くなる人もいるし、
一つのことしかできない人もいるし、
いつまで経ってもできない人もいる。

タイピングと運動神経は、
ある程度相関があるとは思うが、
全身と手先なので厳密には異なるだろう。

ただ神経組織(反射的な)の順応みたいなことでは、
共通項は多いと考えられる。


また、
ピアノにも初心者向けの曲や超絶技巧の曲があったりと、
指使いに難易度があるように、
カナ配列にも難易度があると思う。

一般的には、

3段と4段、
小指伸ばしをどこまで使うか、
TYやPQなどの打ちづらいキーをどこまで使うか、
記憶負担のパターン数、
シフト機構がどれくらい複雑か、

などで難易度が決まると思われる。

僕が考えているのは、
「ある言葉を打つのに必要な指使いの難易度」
みたいなことで、
簡単な言葉は簡単な指使いで打てるべき、
複雑で難しい言葉は複雑な指使いになるのはしょうがない、
という考え方だ。
言葉の難易度と、指使いの難易度は比例するべき、
と考えている。

言葉の難易度も数値化できないし、
指使いの難易度も数値化できないので、
定量的な議論は難しいが、
小学生でも使える言葉はピアノ初心者的な指使い、
大人の使う抽象的な言葉はピアノ上級者的な指使い
(ピアノのように速度が要求されるわけでないが)、
が定性的に達成できてれば、
まずはいいように思う。

だけど、大人が使う文字配列なのだから、
「ていせいてき」くらいのレベルなら、
スッと打てる方が実用的だよね、
という、難易度の再調整は必要だと考えている。

これを、難易度の指標みたいにしたいんだけど、
多分に主観的で、難しい。


触った中でいうと、

薙刀式、
飛鳥配列、新下駄、
(カタナ式)
下駄配列、
新JIS、
親指シフト、
JISカナ、
(qwerty)

の順で、指使いと言葉の難易度の比例関係を感じた。

僕の中での「配列の難易度」は、
このファクターの影響が大きいと考える。



ということで、
配列のマスターはどれくらいかかる?
という問いに答えるのは難しい。

一週間から三週間でだいたいいける、
という、
曖昧な答えしかなさそうなんだよね。

「簡単な」配列なら、マスターも簡単だと思うんだよな。
posted by おおおかとしひこ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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